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投資判断をする際の正味現在価値を求める際の割引率ですが、どの数値を使うのが
一般的なのでしょうか?
WACCとか10年国債の金利とかいろいろありますが、何を使えばよいのかがわかりません。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

ケースバイケースだと思います。



もし、質問者さんが投資家であって、ある事業への投資の収益率を検討しているのであるとしたら、投資家である質問者さんが欲しい情報は、その事業投資からどれだけの利益が得られるかであると思います。では質問者さんは、どれだけの投資収益率が得られたら投資をしようと判断をするのでしょう?
質問者さんが欲しい収益率を用いたWACCで割り引いた正味現在価値がプラスであれば、質問者さんが欲しいだけの投資収益率が得られるわけですから、投資をしよう、という判断になるわけです。

もし質問者さんが経営者であり、内部留保による現金または借入金によって設備投資を行いたいと考えているのであるなら、現状のWACCで割り引いて、収益性を検討すべきでしょう。

もし、配当を増やして株価を上げ、増資によって新規設備投資を行いたいのであるなら、増加させた配当率を用いたWACCで割り引くべきでしょう。

もし、余剰な現金を内部留保で保有しており、これを何かに使いたい、と考えているのであるなら、長期国債金利で割り引いて収益性を検討すべきでしょう。これがマイナスであるなら、リスクのある事業投資に使うより国債を買った方が安全で儲かるからです。


要するに、どういう立場でどういう目的で正味現在価値を用いるのか、によって割引率を判断すべきです。一般的にどうこうという問題ではありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
大変参考になりました。

お礼日時:2011/01/11 23:20

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