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はじめまして。

日本は産業革命で力を蓄えた欧州列強から乗り遅れたにも関わらず、明治維新後には日露戦争で大国ロシアを破り、アジアのトップとして列強へ連なることができました。
その後敗戦したものの、高度経済成長を経て今やGDPは世界ベスト3です。


どうして日本という国はこうまでの苦行を乗り越えて何度も何度も立ち上がり、そのうえ世界トップクラスの国へとなることができたのでしょうか?

「日本人が頑張ったから」
という抽象的な解答ではなくて、具体的に万人が納得出来るような解説を知りたいです。
『日本人の性格が・・・』や『日本には○○があって・・・』などなど、どのような見地からでもかまいません。理論に基づいているならば憶測でも構いません。
よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

戦後の繁栄に限っていうなら、残念ながら、アメリカの保護国でいたおかげ、ということになります。


戦前は自前の国防だったせいでやはり台所事情は苦しかったようです。
もちろん日本人の勤勉性という民族的気質も大きな要素ですが、一番の直接的原因は国防費が浮いたということでしょう。

追記:しかし、私はそれを是とするものではなく、苦しくても国防は自前でやるべきだと思います。
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まあ、漫談として聞いてください



1)その国の母国語で大学教育ができる国、は伸びるのです。つまり、英仏露伊西そして日本語です(中国・朝鮮は日本語の単語を多用しているのでむずかしいでしょう)。
日本語は漢字、ひらがな、そしてカタカナという3種の記号を持って、中華・アジア・西欧の文化をいかようにも表現できる、恐ろしい言葉です。ここまで私が書いただけでも、この3種類の文字が違和感なく使われているはずです。これによる教育、そして表現力は、日本人の考えや外国の文物に接する時の姿勢に、有利に働きました。アジア・欧州両方の文化を自国のものにできた強みがあります。

2)いろいろ話題になる日本国憲法の9条も、実は役に立っています。
これのおかげで、日本は

「うちはあんた、つまりアメリカに負けて、軍事と戦争やめました。でも、日本列島が共産主義国の手におちるとこまるだろ、アメリカ? ハワイやグァムが最前線になるよ」

まあ、こんな単純でもないですが、日本は冷戦の時期に国防の大きな部分をアメリカに丸投げできました。それで浮いたお金を、国内に使えたわけです。

こういう、何かはじめるときに最初に持っているお金のことを、資本の原始蓄積といいます。明治日本は江戸時代の貯金でやり、昭和軍部は日露戦争の儲けでやりました。
戦後日本は、軍備にあてるべきお金を原始蓄積にして、工場や社会インフラ(新幹線、高速道路)をつくったわけです。

冷戦時代のジョークで、

「なんで西ドイツと日本は戦争に負けたのに、あんなに今発展しているんだ?」
「戦争中に古い工場が焼けてなくなったから、こわす手間かけずに新しい工場つくったからだよ」

おあとがよろしいようで。
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これは何を指標にして考えていくか、でずいぶんと印象が異なる問題だと思います。



私が挙げておきたいのは、日本人と近代化の親和性です。

そもそも近代化と呼ばれるものは、工業化・資本主義・民主主義が三点セットになっている状態だといわれています。江戸時代の日本は近代を進めるのに必要な「資質」がほぼすべて整っていたといえます。
だからこそ明治維新後、大国へと飛躍することが可能だったのです。

まず近代化に必要な条件を見てみましょう。
工業化、これは技術が一番大きな要素なのですが、それ以外にも産業革命が普及するための重要な要素がありました。それは宗教的なタブーと教育です。
日本では技術こそ無かったものの、教育は世界有数の識字率などを誇っていましたし、多神教国家ですから、宗教的なタブーもあまりありませんでした。
工業化とは「すべてにおいて可能な限り生産性を上げる」ということですから、イスラム教のような毎日5回の礼拝などがあっては、その都度工場が止まる事になるため、そもそも工業化を受け入れにくい素地があるのです。またイギリスやドイツですら、技術やそれに伴う自然科学の知見と宗教的な教義に軋轢が生じており、科学そのものを受け入れるのに何世紀も費やしています。
ところが日本にはそのようなタブーがないため、西洋から来る書物をみて様々な技術を習得して言ったのです。

資本主義、近代的な資本主義はマネーと資本の関係から始まります。貨幣が自由に流通し、市場が自由(そして公平に)機能してこそ資本主義は機能するのです。
日本の場合、堂島の米会所に世界最初の先物市場が出来たといわれているように、国内にはマネーを中心とした商品経済の基礎が出来上がっていました。
そのため、日米交渉の際も金を基準とした為替相場について、日本側の知識が詳細すぎて(米国が他国では行った)不平等な交渉が不可能になったくらいだったのです。
日本では近代化以前に資本主義が十全に機能する素地があったのです。

民主主義、上記の二つが機能するためには「個人の権利」が保障され、全員が平等な民主主義が必要なのです。たとえば貴族の財産は守られるが農民の財産は守られないとか、農民は商売をしてはいけないとか、そういう規制があったら資本主義経済は成り立ちません。
すべての人が資本家になれる権利を有し、すべての人が消費者であり、すべての人に関わる規制(法律)はすべての人の総意で決められる(民主主義)、だからすべての人々に権利と義務が平等に与えられている、という状態で初めて資本主義も機能するのです。
日本の場合、明治の四民平等政策後、すぐに階級差はなくなりました。インドのカースト制度(1947年に撤廃)のように50年以上たっても残っている階級差別や、現在でもつづくヨーロッパの社交界などのような習慣上の差別は日本にはほとんどありません。
そのため、教育も行き渡り質の高い人材が生まれる素地となっているのです。

もちろん、素地があってもそれを活用し努力すること、そして少々の幸運に恵まれないとよい結果は残せなかったでしょう。
しかし日本では江戸時代には「少しの才能とかなりの努力で成功することができる」ということになっていましたから、近代化はまさに水を得た魚の状態だったのです。
ですから、日本が成功する十分条件はそろっていたのです。

日清戦争や日露戦争に勝てたのは幸運もあります。太平洋戦争で負けたのは、日本の弱点が露呈した部分もあるでしょう。しかし、日本のポテンシャル自体は江戸自体にはかなり高くなっていたのであり、それが現在でも文化として続いてるからここまで発展できたのでしょう。
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大方は出尽くした感がありますが、私見でこれまで出て居ないことを



1)天然資源(水)に恵まれている。
  国土が豊かでモンスーン帯で国力のベースである農業がしっかりしていた。薪などは採り放題だった。
2)基本的に農業国であり、勤勉に働けば実りも多く他国からの侵略もなく、そのために正直でお互いの信頼感も失われることが少なく、温和で商業も発展したなど近代的な社会性も培うことになった。
3)狭い国土、島国ということが全国的な交通の利便性を高め、効率的な国家経営を進めることが出来   た。
4)比較的民族的に均一だった。江戸時代にけっこう人間同士の混交が進んだ(藩主が移動したことも大きいでしょう。)そのために言語の統一が簡単だった。
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>日本が今、世界トップレベルの経済大国なのは何故?



       ↓
私見・順不同

◇文盲率の低さ、ほぼ識字100%の高さで、義務教育制度とあわせ国力のベースが頑強。

◇先進国の中では人口がアメリカについで多い。

◇第2次世界大戦後に経済優先(軍事はアメリカ依存)で技術開発・製造効率の向上に専念。

◇国土が狭く、資源も少なく、ハングリー精神で競争に打ち勝ち、国際市場に目を向け広く交易して来た。

◇和を尊び、チームワークの良い活動は品質向上や高い生産効率に適している。

◇和魂洋才、異文化交流に日本人の好奇心・新しい物がリ・手先の器用さが、世界中で使いやすい、高付加価値・高品質な商品を創出。

◇商社のパワーと輸出入への介在・仲買・相手ニーズへの調整能力が原材料と人材と商品を選択と集中で効率的&効果的に好循環のサイクルを廻している。

◇食・ファッション・娯楽・スポーツ・乗り物・観光等を含め、世界の特徴的なものを取り入れたり、相手国に合わせて進出するなど、世界市場を相手に原料・素材を集め商品にして国内で国外で販売しているので一方通行でなく双方向に取引&取り扱いが行われ付加価値が高まる。

◇宗教や民族紛争も無く、一定の教育水準を習得した優秀な労働力、ユーザーに恵まれ、資源の無さから貯蓄や資産形成意欲が高く、更には持ち家や自動車の保有、電話やパソコンの普及も高く、個人でも設備投資と購買力が高い。
しかも、住宅・車・家電品も買い替えサイクルが短く、メーカーの販売サイクルや技術革新も早い為に国内市場が人口の割合以上に大きい。

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基本的には日本が、平和が好きだからではないでしょうか。

秀吉の朝鮮出兵や明治以降の軍部の動きは例外的な出来事だと思います。
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>「日本人が頑張ったから」



いや、これも間違いなく理由の一つですよ。
言葉を言い換えるなら「日本人が勤勉な人種だったから」となりますね。
外国人から見ると、当時の日本人の勤勉さは際立っていたようです。
猿真似の日本人と揶揄された事もあるほどの器用さ(一般論)に加えて、サボらず真面目に一生懸命働く日本人の性質が日本経済を押し上げたのは確かなようです。
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固定金利制のタイミングで海外の模倣をし、安く工業製品を輸出できた。

技術は日本が発展させたものだが、よく言われるように、発明は日本人ではないものばかり。そこが欠点である事は間違いないとおもう。

またメディアの発展期と同期させ時代の流れという偶然も加担した。とくに朝鮮戦争の特需をうまく生かせたし、ベトナム戦争で弱っているアメリカには売りやすかった。それに伴い超大国が少なかったので仲間入りしやすかった。

偶然が幾つも重なっているのは間違い無い。だけど蓋を開けてみるとその方法も底をついている。今後超大国で居られるかは判らないし、途上国の発展により世界は平均化していく。その時の日本の役割をはっきり打ち出さないとだめになる日は近い。
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