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30代の夫のことです。

5年ほど前から、身体表現性障害と診断され色々な薬を飲みましたが、特に効果のあるような
薬に出会えていません。

最近、症状が出始めた当初に色々受けた検査で「自律神経が乱れている」と言われたことを
思い出し、自律神経の乱れを治せば病気がよくなるのではないかと考え、自律神経の乱れを
治すには漢方だ!と、漢方薬を飲み始めました。

その漢方薬というのが、自分で効能を調べて、通院している精神科の医師に頼んで出して
もらったツムラの12番「柴胡加竜骨牡蠣湯エキス顆粒」と23番「当帰芍薬散エキス顆粒」と
68番「芍薬甘薬湯」です。

医師が考えての組み合わせではないので、こんな飲み方をして大丈夫なのかなと心配です。
他に向精神薬や血圧降下剤なども飲んでいます。

A 回答 (2件)

確かに漢方薬の組み合わせとしては無茶だと思います。


西洋医学的発想ですと成分云々の問題とされがちですが、一番に考えるべきは、全身状態(漢方では証といいます)とあっているかどうかです。次が甘草や附子など、注意の必要な生薬の重なりです。
漢方薬は、西洋医学の病名や効能(頭痛と書かれているからこの薬といった選び方)から選ぶと必ず失敗します。胃腸や皮膚や熱分(冷えやのぼせ)、精神状態、髪や爪、汗や湿や乾燥の状態に、癖や生活習慣、女性なら生理状態、既往症、舌や脈などの情報を総合してその人の証を弁証するのが本来の診断方法ですから、ネットなどに書かれている効果効能は、ほとんど東洋医学的な意味をなしていません。
(1)柴胡加竜骨牡蠣湯の適合体質は裏熱実で、痰湿に心肝火旺が重なった人向きです。
(2)当帰芍薬散は裏寒虚で、脾虚に肝が乗じ、血虚にお血がある人向きです。
(3)芍薬甘薬湯は裏熱虚で、肝陰不足の諸症状がある人向きです。(裏=体内もしくは慢性の症状、熱=熱証、寒=寒証、虚=あるべきものが足りない体質、実=過剰なものを抱えた体質)

どれも脾を補う効果がありますが、(1)が適合するのは熱証で胃の働きがよくない(痞える)状態ですし、(2)は寒証で胃弱により体の水はけが悪い状態、(3)は脾に対しては間接的で、直接には肝の陰血を補うことで体の水分を増やしますから、適合する体質はばらばらです。(1)だと激しいイライラがありますが、(2)だと冷えや気がふさぐほうが強いです。(3)の長期連用は危険な場合があります。なんとなく肝の薬を集めていますが、温めたいのか冷やしたいのか、水をさばきたいのか増やしたいのかはっきりせず、薬としてきちんと効果を出せる組み合わせにはみえないです。自律神経失調の症状には確かに(漢方の臓腑弁証でいう五臓のうち)肝の症状が多いですが、胆や心の症状のこともあります。またご質問の様子ですと、自律神経症状でない可能性もあるでしょうから、なおさら正しい薬選びは困難と思います。
漢方には理論があり、その理論を学んでいないと正しく薬を選ぶことはできませんので、専門医や専門薬局から腕のよいところを探されて、きちんとみてもらうことをお勧めします。腕のよい専門家は全体のごく一部ですから、私もそうでしたが専門家探しにはかなり苦労します。経過が長くて症状が複雑な場合は、中医学の薬剤師や中医師のほうが腕がよいです。
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この回答へのお礼

詳しいご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/26 13:27

薬剤師です。



漢方薬は他の医療系の薬と違い、違う漢方薬に共通する成分が使われているのが珍しくありません。
ご主人の飲んでいるものの名前だけ見ても、芍薬がかぶっていることがわかると思います。
名前にあるもの以外にも入っているのが普通ですから、実際は他にもかぶったり、逆の働きをするものがあるかもしれません。
漢方薬を複数飲むことは珍しくないので、たとえばカンゾウやブシは、服用する総量に注意しなければいけないというきまりがあります。

飲み合わせ以外にも、体質にも左右されますから、漢方医にかかられるか、漢方薬局で対面で飲み合わせを相談されるのをおすすめします。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やはりそうですよね。
そうしてみます。ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/26 13:25

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