お世話になります。
工業簿記2級の材料の購入で分からない処がありまして、質問させて頂きます。
材料副費に関してなのですが、何故貸し方に記入するのでしょうか?

ex
(問題)
材料部品100,000円(購入代価)を掛けで購入し、引取運賃(外部材料副費)30,000は、
現金で支払い、購入事務費などの内部材料副費は、購入代価の5%とした。

(解答)
材  料 ×××  買掛金 ×××
             現 金×××
            材料副費×××
この解答で、材料副費が貸方に来るのが理解出来ません。材料副費って費用ですよね。
費用は借方に来るのではないのでしょうか?

分かる方、ご説明をお願いします。

このQ&Aに関連する最新のQ&A

A 回答 (3件)

No.2です。


ごめんなさい、一番重要な内部材料副費について、%計算をひとケタ間違えてます。

以下、この部分と仕訳のまとめを仕切り直します。

「材料全体にかかる費用として、既に計上されている内部材料副費は、材料購入代価100,000×5%=5,000という形で各々の材料に振り分けられ、材料(原価)に賦課(上乗せ)されることになった」

この仕訳に登場する材料以外にも、本来なら、外部材料副費と同様、発生時の内部材料副費発生時の借方仕訳が欲しいところですが、内部材料副費は複数の材料品目にわたって発生し、材料ごとの仕訳グループに算入させることは難しいため、別の機会で借方計上されているものとみなし、材料原価へ含めるための作業として、今回、貸方(振替)計上のみ行います。

(付随費用として「材料」勘定に算入される)材料 5,000 / 購入事務費など(内部材料副費) 5,000

これまでに登場した仕訳を、以下の通りまとめます。

材料 100,000 / 買掛金 100,000
材料副費 30,000 / 現金 30,000
材料 30,000 / 材料副費 30,000
材料 5,000 / 材料副費 5,000

この一連の仕訳を貸借一致で相殺消去した結果、生まれた以下の仕訳が、この設問の最終解答であり、質問者様を悩ませた仕訳パターンになります。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

★解答結果★

材料 135,000 / 買掛金 100,000
ーーーーーーーーーーーーー/ 現金 30,000
ーーーーーーーーーーーーー/ 材料副費 5,000
    • good
    • 0
この回答へのお礼

わざわざ有難う御座いました。

お礼日時:2011/04/27 01:02

おっしゃる通り、材料副費は費用科目です。


材料の購入代価とは別に、材料の購入から消費までの間に付随的に発生する費用を指します。
この材料副費は、材料の購入原価、すなわち「材料」勘定に含まれるのが原則です。

【材料(=材料購入原価)】=購入代価+引取費用(外部材料副費)+購入事務費・材料保管費等(内部材料副費)

「材料副費」は費用科目なので、発生スタート時は借方計上という質問者様の考え方で合ってます。

なぜ、模範解答では、材料副費が貸方に来ているのか。
まず、ご質問の仕訳を3つに分けて書いてみます。

“材料部品100,000円(購入代価)を掛けで購入し”

材料(購入代価) 100,000 / 買掛金 100,000

“引取運賃(外部材料副費)30,000は、現金で支払い”

引取運賃(外部材料副費) 30,000 / 現金 30,000

材料副費の内、個々の材料ごとに個別に発生するものは、その材料品目に直接算入できるというルールがあります。
なので、この「引取運賃(外部材料副費)30,000」は、ただちに材料(原価)に振り替えます。

(付随費用として算入される)材料 30,000 / 引取運賃(外部材料副費) 30,000

また、材料副費の内、材料全体に対し共通して発生する材料副費は、材料の個数や重量や金額の割合に応じて、それぞれの材料品目に振り分けされなければなりません。(この配分作業を「配賦」といいます。)

ご質問でいう「内部材料副費は、購入代価の5%とした」の表現は、この状況を指します。

設問をお読みになった時、「引取運賃(外部材料副費)30,000は、現金で支払」と明示されているのに対し、内部材料副費に関しては金額表示もなく、支払うのかどうかにさえ触れられておらず、曖昧な表記だなぁ、と感じませんでしたか?
上の表現を詳しく記すと、
「材料全体にかかる費用として、既に計上されている内部材料副費は、材料購入代価の5%という形で各々の材料に振り分けられ、材料(原価)に賦課(上乗せ)されることになった」
という意味になります。

この仕訳に登場する材料以外にも、本来なら、外部材料副費と同様、発生時の内部材料副費発生時の借方仕訳が欲しいところですが、内部材料副費は複数の材料品目にわたって発生し、材料ごとの仕訳グループに算入させることは難しいため、別の機会で借方計上されているものとみなし、材料原価へ含めるための作業として、今回、貸方(振替)計上のみ行います。

(付随費用として「材料」勘定に算入される)材料 50,000 / 購入事務費など(内部材料副費) 50,000

これまでに登場した仕訳を、以下の通りまとめます。

材料 100,000 / 買掛金 100,000
材料副費 30,000 / 現金 30,000
材料 30,000 / 材料副費 30,000
材料 50,000 / 材料副費 50,000

この一連の仕訳を貸借一致で相殺消去した結果、生まれた以下の仕訳が、この設問の最終解答であり、質問者様を悩ませた仕訳パターンになります。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

★解答結果★

材料 180,000 / 買掛金 100,000
ーーーーーーーーーーー / 現金 30,000
ーーーーーーーーーーー / 材料副費 50,000

「材料副費」勘定が貸方に来るカラクリは、複雑な取引をよりシンプルに表現するための仕訳結果であるがゆえです。
    • good
    • 4
この回答へのお礼

詳しいご説明を有難う御座います。
理解出来ました。

お礼日時:2011/04/27 01:01

これは考えると混乱するのであまり考えないほうがいいと思いますが


「支払った費用を材料に振り替えてる」という仕訳なのです。

材料副費を支払ったときは例えば運送費の場合は
材料副費(運送費)30,000 / 現金 30,000
という仕訳を事前にしてあります。

そして材料をGETした時には
それを材料費に振り替えるので
材料副費(手数料) 5,000 / 現金 5,000
材料       135,000 / 買掛金 ×××
              現金 ×××
              材料副費 35,000

となります。
つまり、材料副費を減らして材料の一部にしているので貸方にくるわけです。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

有難う御座います。
なんとなく分かったような気がします。

お礼日時:2011/04/20 11:55

このQ&Aに関連する人気のQ&A

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています

このQ&Aを見た人が検索しているワード

このQ&Aと関連する良く見られている質問

Q材料副費ってなぜ貸方に書く?

費用は借方に書くのが基本だと思うんですがなぜ材料副費は貸方に書くのでしょうか?

Aベストアンサー

こちらをどうぞ。
材料副費は材料の原価を構成するものであり、配賦されたときに「材料/材料副費」という仕訳をします。
http://w2222.nsk.ne.jp/~taka-d1/now/boki2/boki14.htm
http://www.eco.saga-u.ac.jp/yamashita/koubo3.pdf

Q減価償却で定率法のみ残存価格考慮されないのはなぜ?

簿記で減価償却計算の際定額法と生産高比例法は残存価格が考慮されるのに定率法では考慮されないのはなぜですか?理屈で教えてください。

Aベストアンサー

固定資産の耐用期間中、毎期の期首未償却残高に年償却率を乗じた計算方法が「定率法」です。
よって、定率法の公式は以下の通りになります。

■減価償却費=期首帳簿価額(A)×年償却率(B)

(A)期首帳簿価額=「取得原価-前期末時点の減価償却累計額」

(B)年償却率=1-n√(残存価額÷取得原価)   <※n:耐用年数>

簿記の財務諸表論等の設問で、減価償却の理論について問われることも多いですが、「正規の減価償却の計算方法においては以下の3つの要素が必須である」という点は必ず押さえておく必要があります。
ちなみに「正規の減価償却の計算方法」とは「定額法」「定率法」「級数法」「生産高比例法」のことです。

1.償却基礎価額
2.残存価額
3.償却基準(耐用年数あるいは利用度)

「残存価額」について理屈を説明しますと、残存価額とは「固定資産が使用できなくなった時の処分価格」、つまり、「売却可能価格」「利用価格」を指し、それは見積もりによって決定されます。
固定資産の解体・撤去・処分などのために費用が発生することが予測される場合、その見積額が差し引かれた額が「残存価額」となります。
簿記の設問上、残存価額が「取得価額×10%」とされやすいのは、実務上においても、税法基準の影響から、残存価額を「取得価額×10%」と設定する場合が多いためです。

固定資産の耐用期間中、毎期の期首未償却残高に年償却率を乗じた計算方法が「定率法」です。
よって、定率法の公式は以下の通りになります。

■減価償却費=期首帳簿価額(A)×年償却率(B)

(A)期首帳簿価額=「取得原価-前期末時点の減価償却累計額」

(B)年償却率=1-n√(残存価額÷取得原価)   <※n:耐用年数>

簿記の財務諸表論等の設問で、減価償却の理論について問われることも多いですが、「正規の減価償却の計算方法においては以下の3つの要素が必須である」という点は必ず押さえておく必要があり...続きを読む

Q製造間接費の予定配賦と標準原価計算の違い

製造間接費の予定配賦と標準原価計算の違いがよく分かりません。。。
予定配賦はあくまで実際原価計算であると参考書には載っていますが、予定配賦率で計算すると言う事は、標準原価計算とやってることは同じだと思うんですが・・・。
製造間接費の予定配賦と標準原価計算はどこが違いなぜ、予定配賦は実際原価計算になるのでしょうか?
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

 こんにちは。予定配賦は実際原価計算。これは、予定配賦額を決めるときは予定比率×実際消費で求めますよね。これでは実際消費量が分からないと金額が出せません。期末にならないと分かりません。
 標準原価計算は予定比率×予定消費(使用)量で求めます。これなら製品に使用する予定消費量なのであらかじめ決めておいて、いつでも計算できます。実際にいくら使ったかが分からない段階でも計画が立てられるのが特徴かな、と思います。

Q工業簿記の賃金勘定についての疑問

工業簿記で労務費の賃金勘定について借方だと費用科目で支払だとわかるんですが、貸方の場合
貸方賃金で借方仕掛品と製造間接費というのが今いちよくわかりません

支払った賃金を消費してるってどういうことなんですか?

費用のマイナス勘定ってことですよね?

材料勘定なら借方で取得、貸方で消費ってわかるんですけど

Aベストアンサー

「賃金・給料」勘定は2つの意味があります。

(1)従業員に支払う賃金や給料のこと
(2)製品(仕掛品)を作るのにかかった労働力のこと

(1)の場合は、こう書きます。
賃金 1000 / 現金 1000
1000円の賃金を現金で払ったということですね。

(2)の場合は、こうです。
仕掛品 1000 / 賃金 1000
これはある仕掛品を作るのにかかった労働力が1000円、ということです。

順番としては、
(2)仕掛品を作るのに1000円分働いてもらったので、(1)賃金として現金1000円を支払う
と考えるとわかりやすいでしょうか。

工業簿記はわたしも悩みました。
慣れるまでは、勘定連絡図をがんばって書くといいと思います。

Q日商簿記1級って独学で合格できますか?

26歳専業主婦です。
子育ての合間に勉強を始めようかと考えています。
3年前まで経理事務をしていて日商簿記2級をとったのは20歳の時ですので、今はだいぶボケていて簿記について自信はありません。
2級をとった時は独学でとおるテキスト(TAC出版)のを自分で購入し勉強しました。
その次1級を1度受けましたが、あまりの難しさに手も足も出ませんでした。(過去問題でも年々難しくなってるように思いました。)
最近の傾向とかどうなっているのか全く知りません。以前よりもっと難しくなってますか?

独学で合格された方、1日何時間勉強して、何回目の試験で合格できたか教えてください。
秘訣などもあれば教えてください。

Aベストアンサー

NO.3です。こんばんは。

 「昔に行けば行くほど…」という感想は、すごく適切な判断だと思います。
 某予備校の有名講師(法律系)が、勉強法を説いた著書の中で、下記のようなことを主張されています。

 「個々の問題を比較すれば、近年の問題の方が圧倒的に難しい。でも、本試験問題は前年までの問題の上に成り立っているので、前年までの過去問を十分に検討した受験生にとっては、特に難しい問題ではない。従って、その年の難易度という観点からは難易度は増していない。」

 多少、割愛しましたのでうまく伝わるかどうか不安なのですが、つまり、「本試験問題は、

 前回までの本試験問題 + α (α=範囲や複雑度など)

で構成されている、ということです。ですので、一足飛びに過去問をやれば「+α+α+α・・・」で初学者やブランクがある方にとって、難易度が急激に変化したと感じてしまうのは当然だと思います。

 従って、当然ながら近年の過去問が最も重要です。それから自分の勉強時間を考慮して何年分やるのかを決めて下さい。「何年分やれば良い」ということは一概には決められませんが、5年(10回)やれば相当の力が付くと思います。時間がなければ3年(6回)というように柔軟な姿勢で勉強した方が良い結果が出易いと思います。10年を2周するよりも5年を4周というように短いサイクルで繰返す方が記憶に定着し易いからです。

 過去問分析について誤解の無いよう補足しておきます。私のとった過去問分析とは、

  「試験で問われる能力を知り、それを身に付ける」

ということです。断じてヤマ当てなどの類ではありません。目標を達成する上で、重要なことは「要求されている能力を知り、今の自分の実力との差を知る」ことだと考えています。それを知るには、出題者側の唯一のメッセージである本試験問題を解くのが一番の近道ではないでしょうか。出題者が、合格者に最低限求める能力というものがあるのだと思います。

 また、過去問をやる効用として「モチベーションの維持」があります。テキストは重要だと思いますが、「正直、ツマラナイ」と思いませんか?。一度も問題を解かずに挫折してしまう人も多いと思います。問題演習型の勉強なら、「この問題を解くためには、この知識を覚えなくては」という感じで、ゴールに近付いている実感とともに基礎を勉強することが出来ます。

 最後に、教材選びの件ですが、No3に記載した要件が満たされたものを選ぶ必要があります。必ずしも最大手予備校のものが良いとは限りません。教材と勉強法は貴重な時間を割いてでも、慎重に選択して下さい。既にこの時点で合格率が大きく変わってしまいます。
 私が使った教材は、正直、お勧めできないです。当時、全くお金が無かったので、図書館にあった「税経セミナー」のバックナンバーと、中央経済社のワークブック(1冊600円ぐらい?)で勉強しました。もし今、勉強するなら予備校が出版した本を選ぶと思います。

 独学が不利だと思わないで下さい。受験者が多く、市販の教材が充実している試験において、独学は極めて合理的で最短の勉強方法だと思います。

NO.3です。こんばんは。

 「昔に行けば行くほど…」という感想は、すごく適切な判断だと思います。
 某予備校の有名講師(法律系)が、勉強法を説いた著書の中で、下記のようなことを主張されています。

 「個々の問題を比較すれば、近年の問題の方が圧倒的に難しい。でも、本試験問題は前年までの問題の上に成り立っているので、前年までの過去問を十分に検討した受験生にとっては、特に難しい問題ではない。従って、その年の難易度という観点からは難易度は増していない。」

 多少、割愛しまし...続きを読む

Q工業簿記の”仕掛品””製品”勘定について教えてください

よろしくお願いします。
簿記の試験対策をしている間はあまり気にならなかったのですが、
”仕掛品””製品”という勘定は、資産?費用?なのでしょうか?

製品はおそらく資産勘定に当たると思うのですが、仕掛品は費用なのでしょうか?

しかし、月末仕掛品などは、資産っぽいし・・・。

でも、仕掛品10万が完成品になったとしたら

製品 10万  仕掛品 10万

となりますよね?

これは資産勘定が資産勘定に振り返られてる?

そんなことはないですよね。

費用が減って資産が増えてるならわかるのですが。

仕掛品勘定は、材料費など、費用勘定を集める集合勘定なのでしょうか?


教えてください。

よろしくお願いします

Aベストアンサー

仕掛品も製品も資産です。貸借対照表を見てください。どちらも流動資産に計上されています。
>これは資産勘定が資産勘定に振り替えられてる?
そのとおりです。未完成品である仕掛品から完成品である製品に振り替える仕訳です。なぜ「そんなことはない」と考えるのでしょうか。現金で備品を購入するなど、資産から資産に振り替えられるのはよくあることです。

>費用が減って資産が増えてるならわかるのですが。
この考え方のほうが私にはわかりません。費用と資産では投下資本の意味合いが全く違います。なお、経営サイクルの考え方からすれば、投下資本は
資本⇒資産⇒原価・費用⇒収益⇒資本(利益)⇒資産・・・
と循環するのであって、費用が資産になることは普通は無いと思います。

>仕掛品勘定は、材料費など、費用勘定を集める集合勘定なのでしょうか?
集合管上という言葉もはじめて聞きました。仕掛品は無から製品完成に至る製造過程において発生する原価を積み上げる勘定です。質問で材料費を「費用」と表現していますが、材料費は原価の一要素であり、原価と費用は別の概念です。混同してはいけません。

仕掛品も製品も資産です。貸借対照表を見てください。どちらも流動資産に計上されています。
>これは資産勘定が資産勘定に振り替えられてる?
そのとおりです。未完成品である仕掛品から完成品である製品に振り替える仕訳です。なぜ「そんなことはない」と考えるのでしょうか。現金で備品を購入するなど、資産から資産に振り替えられるのはよくあることです。

>費用が減って資産が増えてるならわかるのですが。
この考え方のほうが私にはわかりません。費用と資産では投下資本の意味合いが全く違います。...続きを読む

Q予定配賦率とは標準配賦率のことですか?

用語の解説をお願いします。

おそらく、予定配賦率とは基準配賦率と基準操業度を元に算出された標準配賦率のことだと思うのですが、どこを探してもハッキリと書かれていなかったため、不安になり質問いたします。

もし、間違っているようなら、これが予定配賦率の算出方法だよというものを教えてください。

Aベストアンサー

『予定配賦率』とか、『正常配賦率』とか、設題により様々な名称が登場して大変だと思いますが、原価計算上の配賦方法は「実際配賦」と「予定配賦」とに大分されるものです。
配賦率の名称を目にした時、「これは実際配賦率(実際発生額÷実際発生量)を意味するものではない」ということさえ判別できたなら、質問者様が認識しやすいイメージで「標準配賦率」とみなしていいと私は考えます。

実際配賦率は、通常、原価計算期間ごとに計算されます。
ところが、費用の実際発生額やその配賦基準となる実際発生総数の確定には、当原価計算期間の終了を待たなくてはなりません。
実務上でこうした実際配賦に頼ると、製品単位当たり製造原価の公表はかなり遅れたものとなり、経営分析に支障が生じます。
予定配賦率による「費用の予定配賦」は、こうした問題点の解消のため考案されました。

「予定配賦率」の算出公式は以下の通りです。
予定配賦率=当期間における予算額÷当期間に予想される配賦基準発生総数

ご質問に『基準操業度』の名が登場しているので、固定製造間接費予算の配賦計算上で、ご質問のような疑問が生じたのかと予想しますが、以下☆の点が理解できていれば、予定配賦の理解は大丈夫だと思います。

☆固定製造間接費予算÷基準操業度(下記★)=予定配賦率

☆予定配賦率×実際操業度(実際発生量)=予定配賦額

☆上記「予定配賦額」-「固定製造間接費予算(予算許容額)」=「操業度差異」
〈補足:「固定製造間接費予算」は企業の活動目標ラインを示す数値なので、「操業度差異」だけは他の差異分析とは有利・不利の認識が異なる。実際操業度が基準操業度を上回れば有利差異・下回れば不利差異。〉

以下、配賦率の名称と多少関係があると思われる「基準操業度」についての蛇足説明です。
時間がありましたら、さらっとだけお読み下さい。

そもそも、固定製造間接費予算とは、基準操業度において計画される固定製造間接費の発生目標額を示します。
この際に基盤となる「基準操業度」とは、具体的には「実際的生産能力」・「平均操業度」・「期待実際操業度」を意味します。
企業は予算編成の際、これら3つの活動水準の内、経営方針や製品の性質上、最もふさわしいと考えられる水準を選択し、基準操業度として採用します。
この際、どの水準を選んで算出されたかによって、同じ固定費率であっても「予定配賦率」「正常配賦率」等、認識が異なる場合があるとお考え下さい。

★実際的生産能力‥生産技術的な条件により左右される「実現可能な年間の最大活動水準」です。
「理論上計算可能な年間の最大生産量あるいは作業時間」から「機械故障・修繕・作業段取など不可避的な作業休止による生産量あるいは作業時間」を差し引いて算出される操業度です。
生産能力のフル稼働が通常水準という企業が採用する数値です。
その意味では、「標準配賦」とみなすにふさわしいものがありますね。

★平均操業度‥製品販売上予想される需要の変動による生産量の増減を長期的(一般的には2~5年)に平均化したものを示す操業度です。
「正常操業度」とも呼ばれることから、配賦率が「正常配賦率」と表現される場合もあるようです。

★期待実際操業度‥翌年の年間実際操業度をあらかじめ見積った生産量あるいは作業時間が適用されます。
「予定操業度」「予算操業度」と表記されることも多いです。
予測数値が正確でさえあれば、差異の発生は抑えられる操業度です。
その意味では、「予定配賦」の概念に最も近いタイプかも知れません。

『予定配賦率』とか、『正常配賦率』とか、設題により様々な名称が登場して大変だと思いますが、原価計算上の配賦方法は「実際配賦」と「予定配賦」とに大分されるものです。
配賦率の名称を目にした時、「これは実際配賦率(実際発生額÷実際発生量)を意味するものではない」ということさえ判別できたなら、質問者様が認識しやすいイメージで「標準配賦率」とみなしていいと私は考えます。

実際配賦率は、通常、原価計算期間ごとに計算されます。
ところが、費用の実際発生額やその配賦基準となる実際発生総数...続きを読む

Q標準操業度と基準操業度の違い

お世話になります。
工業簿記の製造間接費について理解できない箇所があります。

具体的には、標準操業度と基準操業度は何が違うのかが解りません。
というのも、テキスト(サクッっとうかる日商2級工業簿記)には、
標準操業度:当月投入分を作るのに必要な標準作業時間
基準操業度:年度はじめに予算を立てるとき見積もった作業時間÷12
(操業度=作業時間とした場合)
と記載されておりますが、標準操業度=基準操業度と思えてしまうため
あえて分けて計算する主旨が理解できません。

つまり、
「年度はじめに予算を立てるときに見積もった作業時間÷12」であれば
「当月投入分を作るのに必要な標準作業時間」であり、
また、
「当月投入分を作るのに必要な標準作業時間」×12であれば
「年度はじめに予算を立てるとき見積もった作業時間」
であると思うのです(論理的には同値かと)。

とはいえ、類書を見回しても、両者は同じような説明で明確に
分けられており、問題集でも当然のごとく、シュラッター-シュラッター図
で解説をされているため、上記のような私の認識が間違っている
と考えております。

大変恐縮ですが、誤認してる点、そして、それゆえ、
「標準操業度と基準操業度は異なるもの」であるかをご教示
頂きたく存じます。

是非とも、お知恵の拝借をお願いいたします。

お世話になります。
工業簿記の製造間接費について理解できない箇所があります。

具体的には、標準操業度と基準操業度は何が違うのかが解りません。
というのも、テキスト(サクッっとうかる日商2級工業簿記)には、
標準操業度:当月投入分を作るのに必要な標準作業時間
基準操業度:年度はじめに予算を立てるとき見積もった作業時間÷12
(操業度=作業時間とした場合)
と記載されておりますが、標準操業度=基準操業度と思えてしまうため
あえて分けて計算する主旨が理解できません。

つまり、
「年度はじめ...続きを読む

Aベストアンサー

こんにちは

予定配賦率とは実際原価計算における、製造間接費の配賦率を言います。
標準配賦率とは標準原価計算における、製造間接費の配賦率を言います。

では、なにが違うのかというと
操業度の消費量(時間)が実際であるか(予定配賦率)、標準であるか(標準配賦率)という点です。

予定配賦については、製造間接費の配賦率にかぎらず、材料費、労務費についても同様です。


実際原価計算とは

財貨又は用益の実際消費量をもって計算した原価を言います。

当月投入において、材料を何kg消費していようと、労務費の作業時間に何時間かかっていよう
と製造間接費において何時間操業していようと考慮していない。 ということです。

問題集があれば見てもらえばわかると思いますが、予定配賦(予定価格)を使用した場合
には、当月投入における消費量は、すべて実際の消費量ですね。
製造間接費でいえば、消費量は操業度です。

※当月投入そのままの操業度(消費量)は、本当に適正(標準的)ですか?
 ということを考慮していませんね。

実際の操業度に対して(当月投入の中に無駄があっても)、予定配賦率を乗算して計算します。

この点において、実際と実際の比較を行っていることになるため、原価の無駄を排除する
という観点において、合理性を欠きます。


標準原価計算とは

財貨又は用益の消費量を、科学的・統計的調査に基づいて能率の尺度となるように
予定し、かつ予定価格又は正常価格をもって計算した原価を言います。
(ここでいう予定という言葉に惑わされないでくださいね。)

 当月投入 × 原価標準(標準価格 × 標準消費量)

当月投入における、材料について標準的な消費量を求め、労務費について標準的な
作業時間を求め、製造間接費について標準的な操業度を考慮したうえで、それぞれ
標準価格ないし、標準配賦率をかけて計算します。

製造間接費における標準配賦率は標準操業度(当月投入 × 標準消費量)に乗算して計算
します。

従って、差異分析においても、標準操業度と実際操業度の差異が発生しますね。
予定配賦率では、この差異は発生しません。
当月投入における操業度が能率的であったかどうかは無視されています。

標準原価計算においては、材料費、労務費についても同様に、消費量について差異が発生します。


計算の過程において、消費量が実際であるか、標準であるかが大きな違いです。
                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

予定配賦を行っていても、消費量が実際である以上、実際原価計算といいます。
                  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

予定配賦率はあくまでも実際原価計算上の、製造間接費の予定価格を使用した配賦であり、
標準配賦率は、標準原価計算における、製造間接費の標準的な消費量が考慮された標準操業度
に乗算するものです。                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


何かあれば補足してください。
それでは、頑張ってください。

こんにちは

予定配賦率とは実際原価計算における、製造間接費の配賦率を言います。
標準配賦率とは標準原価計算における、製造間接費の配賦率を言います。

では、なにが違うのかというと
操業度の消費量(時間)が実際であるか(予定配賦率)、標準であるか(標準配賦率)という点です。

予定配賦については、製造間接費の配賦率にかぎらず、材料費、労務費についても同様です。


実際原価計算とは

財貨又は用益の実際消費量をもって計算した原価を言います。

当月投入において、材料を何kg消費していようと...続きを読む

Q日商1級と公認会計士試験の差

日商簿記1級に合格したので、次に公認会計士試験を目指そうと思います。
公認会計士試験合格者にお伺いしたのですが、
公認会計士試験の難易度(勉強量)を10とした場合、
日商簿記1級の難易度(勉強量)はいくつくらいでしょうか?
3くらいあると嬉しいのですが。。。

Aベストアンサー

かなり盛り上がっている(?)書き込みだったので、参加させて下さい。

ちなみに、会計士と1級両方持ってます(会計士受験の過程で1級取得)
10とした場合の難易度は↓でみなさんが言い尽くした感があるので、
少し違った視点で書いてみます。
それは「会計士試験受験前年に1級を受験」して感じた1級のレベルという視点です。

ちなみに、その時の状況は・・・
商業簿記・会計学・・・制限時間1.5H→1Hちょい終了
工業簿記・原価計算・・・制限時間1.5H→45分程度で終了
(ただ、ぽろぽろ落としていて結果は82点ほどでの合格でしたが)

こんな感じでした。私が受験した回はP/L作成問題が出題でしたが、
連結が出題なら1Hはかからないと思います。
また、工業簿記・原価計算についてはパズル的要素が強い問題ですが、
会計士講座で管理会計をがっちり固めていれば、極めて短時間で解くことは可能です。
これは、私のみでなく、共に学習していた会計士受験仲間も同様でした。
逆にいうと、それだけ会計士試験で学習する内容は幅広くかつ内容が深く、難易度が高いものだと言えると思います。

つらつらと書きましたが、少しは両者のレベル差が伝わったしょうか?
1級に合格されたのなら、適正は少なからずあるかと思います。
会計士受験が許される環境なら、挑戦するのも選択肢の一つかと思いますよ。
悔いなきよう、決断して下さい。

かなり盛り上がっている(?)書き込みだったので、参加させて下さい。

ちなみに、会計士と1級両方持ってます(会計士受験の過程で1級取得)
10とした場合の難易度は↓でみなさんが言い尽くした感があるので、
少し違った視点で書いてみます。
それは「会計士試験受験前年に1級を受験」して感じた1級のレベルという視点です。

ちなみに、その時の状況は・・・
商業簿記・会計学・・・制限時間1.5H→1Hちょい終了
工業簿記・原価計算・・・制限時間1.5H→45分程度で終了
(ただ、ぽろぽ...続きを読む

Q未払金と未払費用の違いについて。

未払金・・・{例}固定資産の未払額、有価証券の未払い額。

物、またはサービスを買い入れてまだ代金を払っていないものをいいます。また、商品・材料などの営業用の物品購入勘定である買掛金とは区別します。
会計原則では事務用品等の「費用になるもの」もあてはまることになっていますが、実務では、この部分は未払い費用と決めて、処理のし易い割り切った考え方を取り入れているところもあります。

未払費用・・・{例} 家賃、給与、賃借料、経費一般の未払い額。

まだ支払いの済んでいない営業用外の購入費用。
会計原則では、「継続的な役務提供を受ける場合、期末までに提供済みの部分について未払いのもの」となっていますが、実務では、費用の未払い分と理解してして簡易処理する場合があります。

各々の定義は以上の様になっていますが、未払金の説明にある
>会計原則では事務用品等の「費用になるもの」もあてはまることになっていますが、実務では、この部分は未払い費用と決めて、処理のし易い割り切った考え方を取り入れているところもあります。
という文がある為に混乱しています。

「費用になるもの」も未払金になるのであれば、未払費用とはどうやって区別すればいいのでしょうか。
未払金と未払費用の正しい分別の仕方を教えて下さい。
宜しくお願い致します。

未払金・・・{例}固定資産の未払額、有価証券の未払い額。

物、またはサービスを買い入れてまだ代金を払っていないものをいいます。また、商品・材料などの営業用の物品購入勘定である買掛金とは区別します。
会計原則では事務用品等の「費用になるもの」もあてはまることになっていますが、実務では、この部分は未払い費用と決めて、処理のし易い割り切った考え方を取り入れているところもあります。

未払費用・・・{例} 家賃、給与、賃借料、経費一般の未払い額。

まだ支払いの済んでいない営業用外の...続きを読む

Aベストアンサー

質問の内容どおり、会計原則上、「費用」の未払い分は「未払金」、「未払費用」のどちらにもなりえます。
契約上の役務の提供が完了していれば「未払金」、
未完了であれば「未払費用」という区分けです。

そうはいっても、この違いを意識するのは結構面倒なので、費用の分はすべて「未払費用」と仕訳する実務を取り入れてるところもあるんだよ。ってことをいってます。会計原則にはもちろん反していますね。

会計原則上の違いについて、こんな例が紹介されているサイトがあったので参考にしてみてください。

>例えば、給料を考えてみましょう。
>毎月20日締めの翌月10日払いとします。
>当月21日~末日までの給料は未払費用となり、
>前月21日~当月20日までの給料は未払金となります。
>なぜなら、この例でいえば、契約上、毎月21日~翌20日までの役務の提供をもって完了すると考えられるので、
>月末における翌月10日に支払う給料は未払金として処理され、
>当月21日~末日までの給料は、月末時点では、当該契約から判断して、
>役務の提供がすべて完了していないので未払費用として処理されることになります。

質問の内容どおり、会計原則上、「費用」の未払い分は「未払金」、「未払費用」のどちらにもなりえます。
契約上の役務の提供が完了していれば「未払金」、
未完了であれば「未払費用」という区分けです。

そうはいっても、この違いを意識するのは結構面倒なので、費用の分はすべて「未払費用」と仕訳する実務を取り入れてるところもあるんだよ。ってことをいってます。会計原則にはもちろん反していますね。

会計原則上の違いについて、こんな例が紹介されているサイトがあったので参考にしてみてくださ...続きを読む


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A

人気Q&Aランキング

おすすめ情報