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製品の供給事業部から受入事業部への内部振替価格に市価を使うには
前提として供給事業部が完全操業でなければならないと専門学校の授業で習ったのですが
他の前提条件については納得したのですが、この部分についていまいち納得ができません。
おおまかなイメージで良いので理由を教えていただけるとありがたいです。

A 回答 (1件)

 内部振替価格の2つ目的に関連しています。

すなわち、意思決定目的と業績評価目的です。

市価基準が望ましいと一般的に言われるゆえんは、業績評価目的として理想的だからです。
供給事業部も「利益」で評価できる点で優れています。


 しかし、供給事業部に余剰生産能力があるときに市価基準を用いると問題が発生します。
受入事業部は外部企業から市価基準より安く購入することは合理的な行動ですが、
全社的な観点からは、供給事業部の生産力を遊ばせる結果となり、デメリットの方が大きい可能性があるのです。


 つまり、部分最適化が起こる可能性があり、意思決定目的の観点からは好ましくありません。
ゆえに、

>前提として供給事業部が完全操業でなければならないと専門学校の授業で習った

のだと思われます。

 
 対策としては、原価基準(特に変動費基準)を用いることが考えられます。
ところが、原価基準では、最適な振替価格の設定をどうするかが問題となります。
業績評価目的からも市価基準には及びません。


 結局、いかなる状況においても2つの目的を満たす万能の基準は、現在存在しないようです。
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この回答へのお礼

供給事業部に余剰生産能力があるというのは市場の需要不足であるというのと状況としては同じって感じでしょうか。違ってたらすみません
でもなんとなくイメージがつきました。ありがとうございます。

お礼日時:2011/04/28 07:08

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