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いつもお世話になっております。
弊社は粉飾決算を今まで、上司からの指示の元、行っておりました。建設業ですので、入札参加資格の評価を維持するためなどの理由で期末の未成工事支出金を実際よりも過大にするやり方で、見かけ上費用を圧縮し利益を出しているように見せていたのです。しかし当然ながら、そのつけは翌期にかぶさってきます。それ以上の黒字が出せればともかく、そのような体質の会社ですから結局は、粉飾を繰り返すことになってました。
しかし、今回、担当の上司が替わり、その人はその状況はよくないから、今回は粉飾無しでやらないといけないということになりました(膿を全部だそうと)。その人は会社を健全な状態にしていこうという方です。気持ち的には私もそれで、正直胸のつかえもとれますし、いいのですが、粉飾をやめることで、当然ですが、会社は今までの分が全てのしかかり、今までに無い大赤字になりました。
お聞きしたいのは、こうなってしまったことで、どのような問題が予想されますでしょうか。
弊社は非上場で、また、株主は関係会社(親会社)のみです。また、現在金融機関からの借入金はありません。現金も今のところはまだ大丈夫です。
特にお聞きしたいのは税務署はなにか言ってくるのでしょうか?今までは結局税金を払い過ぎていたことになるわけですが、今回の大赤字で何か調査にきてペナルティが発生することがあるでしょうか?
どうかよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

まず親会社があって非上場で粉飾ということは、 これまでの経営者の保身というほかはないでしょう。

粉飾は経理担当者だけでできるものではありません。当然経営トップも加担しています。その点でこの後始末はこれまでの経営者と親会社の間で解決することだと思います。特に親会社が上場企業の場合は連結決算が誤っていたということにもなるので過去の決算の修正という重大問題になります。まずその関係を調べることが必要です。

次に粉飾の後始末ですが、その粉飾が間違いなければ売り上げや利益の過大計上ですから、当然修正すればその差額が一時的な損失となります。

この場合は課税逃れというよりは納めすぎですからペナルティにはなりません。多く納税するのは納税者の勝手という考え方です。

その粉飾が間違いなければ、当期の決算で過年度損益修正損を入れて申告すればそれは認められます。理論的に更正の請求で過去の税額の還付を請求することこともありですが、錯誤というよりは意図的な誤りですからそこまではどうでしょうか。
でも更正の請求ができる期間は、原則として法定申告期限から1年以内ですから一昨年以前の分についてはできません。。
またその場合は税務調査がかなり徹底的にされることも覚悟しなければなりません。

その損失を入れて所得がマイナスの場合は翌年以降の申告で欠損金の繰越控除を受けられます。でもこの場合でも将来所得が出なければ帰ってくる税金がないので現実の効果がないですね。その意味では早く粉飾の後遺症を整理して健全な経営に立ち直ることが急務ですね。

ということで、この問題は税務上の罪になることはなさそうですが、会社の内部統制上の問題は大ですね。上場企業ならば社長の引責辞任ということもある話です。そこの責任問題をはっきりさせるほうが重要だと思います。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
税務上さらに追徴金を取られることなさそうであればとりあえずホッとします。
ちなみに親会社(というのかどうかよくわかりませんが50%以上の株を保有している会社)も非上場ですので関係はないようです。
経営陣も過去の税金の還付請求もするつもりも無いようです。今期から区切りでこれからは体質的なことからちゃんとしていこうと。
ただ、今回の決算で会社の評価はがた落ちなんでしょうね(対金融機関とか)。でも、私的にはこうしてもらったほうが気が楽です。

お礼日時:2011/05/24 10:21

・「経営事項審査」の評価が下がること


・税務調査が入る可能性
・親会社との信頼関係

このあたりに影響が出そうですね。

経審については間違いなく点数が下がるので、今後公共工事の入札に影響が出るでしょう。特に自己資本が毀損されることで、財務健全性が悪化したと見られます。

税務調査については、今回の赤字が本当かどうかの調査があるでしょうし、「正しい申告をしない会社=信用できない会社」として、しばらくはマークされるでしょう。

親会社との関係については、これまでの粉飾決算を知っていたかどうかにもよるでしょうが、理由は何であれ結果として大赤字を出したのだから、経営陣は何らかの責任を追及されるのではないですか。

ただし、決して悪いことばかりではなく、今回思い切って積年の膿を出したから、次年度からは正しい決算が出来るし前向きに頑張れると考えてみてはどうでしょうか。
でも本当に大切なのは、仕事を確実に確保し利益を出すことで、これが出来ないと結局同じことの繰り返しになってしまう恐れがあります。

この回答への補足

>でも本当に大切なのは、仕事を確実に確保し利益を出すことで、これが出来ないと結局同じことの繰り返しになってしまう恐れがあります。

仕事していて本当にそう思います。いくら事務の私がきっちり帳簿をつけたところで、利益が出ないようなやり方をしているのではどうにもなりませんものね。私は結局事後に処理するだけですから。

補足日時:2011/05/24 14:19
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
経営事項審査は今回はやむを得ないとの判断です。どのみち来期は入札参加資格もからんでくるので私としては今回早く膿は出したかったですし。
税務調査はきますかね、、、じつは昨年税務調査来ておりまして、確かにそのとき利益出しすぎ(未成工事支出金計上しすぎ)じゃないのとは言われてました。そのことはそれ以上言われなかったんですが(向こうには好都合だからでしょうか)。ですから今回の結果は税務署からしたら、「ほらやっぱりな」と思われるかもしれません。
親会社との関係は経営陣が同じ人間達ですので責任とかはどうなるんでしょうか。そこらへんはよくわかりませんが。

お礼日時:2011/05/24 13:41

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