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友人の事なのですが友人は現在36歳、独身。(結婚予定なし)
アルバイトを長年していましていわゆるオフィスワークの経験はありません。

国民年金は今までに一度も払った事がないそうです。これからも払うつもりはないそうです。

私が払った方がいいと言っても聞く耳をもってくれません。
損するだけだと言い張ります。私も年金の事に関して詳しくわからないので、損するからイヤだ!と押し切られると、得する事もあると言う事がいえません。
悔しいので色々調べてみたところ、年金は25年分の支払があれば受け取れる事ができるのですよね?
未納分は2年分まで払えるみたいなので今まで払っていない2年分とこれからの23年を払えばギリギリ60前には条件は満たされますよね?

あと傷害年金と言うのも調べてみて初めてしりました。
この事は、有利になるかな?と思い友人に話した所、傷害年金にも受け取れる資格があるし、もし自分がそうゆう立場になったら国から(?)手当みたいのがもらえる。と言うのです。本当ですか?

何を言っても、うまく話しをすりかえられてしまって友人の口車に乗ってしまってる自分が情けないです。
年金は絶対払わせたいので(友人の将来のためにも)説得力のある事を言いたいのですが、無知なので言えません(T_T)
そこで皆様にアドバイスして頂きたく投稿しました。
いい説得の仕方があったら教えてください。

ちなみに「年金の支払いは国民義務とか、お年よりの為にも」と言う言い方は全く通用しません(-.-)
どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (5件)

ご友人の場合かなり深刻です。



1.老齢年金
まず、国民年金自体は足りない分は税金でまかなっていますので、掛け金と受け取りの関係で言うと、受け取りのほうが断然多くなります。(ここを勘違いしている人が多数いますね)
たとえば現在の保険料は13,300円です。
将来はこれが25,200円(物価指数修正後)前後になるといわれています。
これは現在の年金給付金額を維持するためには保険料を上げないといけないからです。
いま、極端なケースとして将来のこの保険料18,800円/月を40年間納めたとしましょう。
掛け金の総額は\12,096,000円(約1200万円)となります。
次に受け取る金額を考えます。女性の平均寿命は85歳ですから、20年間生きるわけです。年金受給額は年80万円ほどですから、1600万円受け取りとなります。

つまり掛け金より受け取り金額のほうが少なくなることはありません。
ただ上記だと月25,200円という保険料が高すぎる!と問題になっています。
この保険料が高すぎるというのが、年金が破綻といわれているゆえんです。要するにそんなに負担させられないという意味です。

そこで、これまで1/3を税金でまかなっていましたが1/2にするという話が出ています。これが年金改革のひとつの柱です。これだと月18,500円ですむとされています。掛け金総額は約888万円ですから、女性の半分以上の人が掛け金の2倍近くの年金を受け取ることになります。

上記は初めから高い保険料で計算しましたので、ご友人の場合はまだ保険料は13,300円ですからもっとお得だということです。

年金受給額を年80万円より下げるという議論はされていません(受給を減らそうという話は厚生年金の方で国民年金ではありません)し、下げることはありえません。(生活保護世帯以下になってしまうため)

つまり、、、大きな勘違いでかなりお得な貯蓄を逃しているということです。

ご質問にある25年満たせるというのはその通りでよいと思います。なお60歳でも受給資格年数に達しない場合は最大70歳まで支払いを継続して満たすことが出来ます。

なお、国民年金1号被保険者に限り、国民年金基金にも加入できます。
現在予定利率が少し下がりましたがそれでも3%の予定利率で運用されています。民間の保険ではこれほどの予定利率のものはありませんし、掛け金は一定額まで全額非課税と民間の年金保険よりも好待遇です。(国民年金ほど得ではなくても民間レベルで考えればかなりおいしい金融商品です。)
支払える保険料があまりないのであれば、国民年金の付加年金という方法もあります。(月額400円で、2年で元が取れます)


2.障害年金
ご友人は大きな勘違いをしています。

国民年金は「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」の3本立てです。ご結婚されていない場合は遺族年金は関係ありませんが、障害年金は関係します。老齢年金以外にこういう機能があるわけですね。(もちろん国民年金の保険料に上記は含まれています)

国や自治体の制度として障害者に給付する制度はいくつかありますが、国民年金の障害年金以外は、犯罪被害者に対する一時金給付(見舞金のようなものです)、障害をもつ児童に支給される児童福祉手当てなどがあります。あと、障害者に対するさまざまな減免制度、融資制度などがあります。

しかし、毎年一生にわたりまとまった給付を受けられるものは障害年金以外存在しません。国民年金の障害年金が唯一の公的な障害者がもらえる給付金となります。

過去に国民年金に加入していなかった青年(事故当時学生)が事故で障害者となり、国に対して障害年金の支払いを求めて訴訟したことがあります。青年の主張は

「そんな障害年金なんて制度があり、国民年金に加入しないともらえないということは知らなかった。」
「そもそも任意加入だった国民年金が強制加入になったことも知らなかった。」(昔は学生は任意加入でしたが、事故当時は強制加入に変わっていました)
「上記について国は十分に国民に制度を告知したといえないから、国民年金未加入を理由に障害年金受給を拒否するのはおかしい。」

というものでした。結果は敗訴しました。裁判所は十分国は必要な告知を国民に行っており、被告人が社会人として当然求められる注意義務を払えば、それを知ることは出来たはずであるということです。

さて、話をご質問者のご友人に戻しましょう。
障害年金について言うと今現在資格がありません。まず国民年金に加入して過去2年間分を支払うことでとりあえず障害年金の受給資格は満たします。

が、、、ひとつ大問題があります。実は障害年金の受給要件は20歳から現在までの加入期間において、保険料未納期間(免除などされている期間は除く)が全体の1/3以上あると受給資格がありません。

例外として平成18年4月1日までは過去一年間に未納がなければ受給資格を満たすという特例が設けられていますので、この日までは遡れる分を支払えば受給資格がありますが、それ以降は、障害年金の資格は1/3の規定を満たすまではないのです。

現在36歳で34歳まで遡って加入したとして、14年間が未加入なので、障害年金受給資格は62歳にならないと発生しません。障害年金は老齢年金を受給前のときのみ支払われますので、平成18年までの3年間と62歳~からの3年間で、合計6年間だけですね。

なので、1の意味では加入は意味があります。でも障害年金としての意味は今となってはほとんど意味がありません。
民間の保険などでカバーするしかないでしょう。
障害年金は1級障害者で年100万円を一生涯もらえますので(36から85歳だと4900万円)、それに対抗するには相当高額な保険となりますが致し方ないと思われます。
では。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えて頂きまして本当にありがとうございました!
なんとなくですが理解してきました。いざとなったら上手く言えるか不安ですので、この画面をコピーしてもっと熟読します。本当にありがとうございました!

お礼日時:2003/10/10 21:52

先述の方の通りです。



加えて、「損をする」というのは大きな間違いです。単純に利率を比較しても民間よりお得です。それは年金制度に税金が投入されているからです。

さらに、受給から長生きすればするほどオトクです。物価が高騰すればするほどオトクです。

つまり、乱暴に言えば、「支払った保険料+利率+税金+物価上昇分+長寿分」のお金が返ってきます。まあ、夭折すると事情は異なりますが。

公的年金の危機が叫ばれていますが、それは現状のハイリターンな給付を維持できないというだけで、元本割れがあるという意味ではありません。

年金制度への加入者が減るということは、将来発生する給付が減ることを意味していますので、年金制度自体の健康度は上がります。つまり、ご友人の行動は年金制度を逆説的に支えているわけです。皮肉ですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そうですよね。長生きすればする程お得な訳ですよね。貯蓄もないのに年取って働けなくなったらどうするつもりなのか,他人事ながらとても心配です。
なんとか支払って老後を安心して暮らしてもらえるように説得したいと思います。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/10/12 10:38

編集で書き間違っているところがありますので、修正させて下さい。

_o_

>極端なケースとして将来のこの保険料18,800円/月を40年間納めた
25,200円の間違いです。

>平成18年までの3年間と62歳~からの3年間で、合計6年間だけですね。
工夫すれば可能性がありますが、実際には平成18年までの3年間だけと考えるべきでした。

では、説得頑張って下さい。
ちなみに、財産がなければそのままですが、財産がある場合は強制徴収(差し押さえなど)しても取り立てる方針になりました。(今年から順次悪質な場合を中心に行うそうです)
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この回答へのお礼

度々ありがとうございますm(__)m
障害保険に関しては,あまり得する事はないようですね。この事は言わないでおきます。
取立ての部分ですが,稼ぎはありますが手元に残しているお金は殆どないと思われるので難しいかと思います(>_<)
もう少し勉強して強気で説得してみます。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2003/10/12 10:27

 これをいいきっかけと考え、国民年金に関する本を数冊買って熟読しエキスパートになってはいかがでしょうか。


 職場の誰よりも詳しくなって「年金のことならあいつだ」といわれるくらいに。
 さらに、説得術なんてたぐいの本も数冊読んで。

 36歳のフリーターなら、実際楽に払えるだけの収入もないでしょうから、そのくらいやらないと説得できませんよ。きっと。

 がんばってください。
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この回答へのお礼

そうなんですよ。友人は稼いだお金全部使ってしまってるんですよ。結構な収入はあるみたいなんですけど(多分、私より稼いでると思います)貯金なんかもしていないので、よく将来が不安じゃないな。と逆にこちらが心配しています。とにかく払うまで頑張ってみます。本屋にも行ってみます。アドバイスありがとうございました。

お礼日時:2003/10/10 21:57

こちらの質問にたーくさんの年金に関するお返事があります。

一度見てみて下さいませ。

これ↓では参考になりませんか?

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=675071
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
沢山のレスがあったので読むのに時間がかかりましたが参考になりました。もう少し勉強してみます。

お礼日時:2003/10/10 21:45

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