プロが教えるわが家の防犯対策術!

循環器病棟に勤めて2か月の看護師です。
CRT-Dをいれてる患者のモニターをみている先輩看護師が「スローVTだ。ここでATPあってる」といってました。
スローVT???スローだったらそもそも頻拍っていうのがおかしいのでは?
またATP???アデノシン・・・なわけないですよね・・・CRT-Dからそんな物質・・・CRT-Dがカルディオバージョンかけるのはわかりますが・・・

スローVTなんてどの本にも書いていませんし、ATPというのもわかりません(CRT-D自体資料がなくて)

ご教授よろしくおねがいします。

A 回答 (2件)

> スローだったらそもそも頻拍っていうのがおかしいのでは?



ごもっともな意見だと思います

通常、VTは120bpm以上の心室起源の頻拍で用いられる言葉ですが、心室起源と考えられるが120以下の場合にslow VTと呼ばれることがあります
多くの場合はVTのように心室内リエントリーによるものではなく、房室ブロックの場合に見られるような心室調律の頻度が高まったもので、血圧もある程度以上保たれることが多く、緊急性はそれほど高く無いものです
促進固有心室調律AIVR(accelerated idioventricular rhythm)と呼ぶことのほうが多いものです

AIVRは緊急性がそれほど高くありませんし、VTでもこれに対してCRT-Dの高エネルギーのショックを作働させるのは患者さんへの影響やバッテリー消耗の点からなるべく避けるべきものです
そのための方法として停止が必要と判断した場合でもショックではなく抗頻拍ペーシング(ATP)と呼ばれる 頻拍より少し早いタイミングで低エネルギーのペーシングを行うことで停止しようとする機能がついています

参考URL:http://www.sjm.co.jp/general/crt_leaflet/chapter …
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます(*^_^*)
大変参考になりました!
少し前までOP室にいたんですが、循環器・・・ハマってます!
これからも頑張って循環器勉強します!

お礼日時:2011/06/05 21:09

今はスローVTという言葉はあまり使わず、AIVR:促進固有心室調律(accelerated idioventricular rhythm)と言うことが多いので、馴染みがなかったのかもしれません。


ATPはanti-tachycardia pacing(抗頻拍ペーシング)の事かと思います。原理はentrainmentという言葉を勉強すると分かりやすいかと思います。特に、Waldoの初期の論文はわかりやすいかと思います。
これが面倒なら、先輩看護師に尋ねられてください。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます!
先輩らもあまり分かっていないようで浅い説明で終わり…という感じです!
循環器すごいおもしろいのでこれからもっと勉強していきます!

お礼日時:2011/06/05 21:11

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