
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは
未払費用と未収収益の翌期の再振り替え処理の問題ですね。
簿記では、期間損益を適正に計算するために、発生の事実に基づいて計上する
必要があります。
未払費用 … まだ、計上が行われていないが、当期に計上すべき費用
前払費用 … 既に、計上が行われているが、翌期に計上すべき費用
未収収益 … まだ、計上が行われていないが、当期に計上すべき収益
前受収益 … 既に、計上が行われているが、翌期に計上すべき収益
この問題には、上記のうち、前払費用と未収収益についての翌期の再振替仕訳について
回答が求められています。
仮に会計期間を1/1から12/31までとします。
1/1 12/31(決算)
会計期間----+-------------------------------------+-------------------------
-----------------------+------------------+-------------------------
支払家賃 1,000(1年分) |→ 500(6カ月分)は翌期へ計上
例えば、家賃を7月に、12カ月分払ったとします。 しかし、この内、1月から6月の家賃は、
翌期の損益に計上されるべき家賃です。 従って、このまま当期の損益に計上することはできません。
そこで、6カ月分の支払家賃について、前払家賃として、一度資産に振り替えます。
【決算仕訳】 前払家賃 500 /支払家賃 500
ここまでが問題の前提です。
今回、求められている回答は、翌期の再振替処理です。
翌期の期初に前払家賃にしたままではいけませんね。
前払家賃を支払家賃に振り替える(元に戻す)仕訳が必要になります。
【再振替仕訳】 支払家賃 500 /前払家賃 500 ← 今回、求められている回答
このように、翌期に元に戻す仕訳を『再振替仕訳』といいます。
未収地代についても、考え方は同様です。
1/1 12/31(決算)
会計期間----+-------------------------------------+-------------------------
-----------------------+------------------+-------------------------
|7月から12月分の受取地代は、まだもらっていない。
7月から12月までは、すでに収益として確定しているにも関わらず、まだもらっていないという
状況です。 従って、6か月分の受取地代を計上しなければなりません。
【決算仕訳】 12/31 未収地代 300 / 受取地代 300
【再振替仕訳】 1/1 受取地代 300 / 未収地代 300 ← 今回求められている回答
ちなみに、未収地代については、戻さなくていいようにも、思えますが処理の手続きとしては
再振替仕訳を行います。
従って、期初の再振替仕訳を行った段階では、受取地代がマイナスとなります。
そして、次に地代を受け取る時には、必ず6カ月分の地代は入るはずですので、残高が当期の期初から、受け取った時までの受取地代を現すことになります。
1/1時点
受取地代
------------------------------------
1/1 未収収益 300|
7/1時点
受取地代
------------------------------------
1/1 未収収益 300|7/1 現金預金 600
貸方残高 300が、期初から6月までの受取地代を現す。
この時点で、残高が0であれば当期の契約が解除されているということですね。
以上、なにかあれば補足してください。
それでは
この回答へのお礼
お礼日時:2011/06/17 17:50
ご丁寧な解説、ありがとうございます!
何度か練習問題を解いているうちにようやく理解できました。
1度や2度くらいでは、解説頂いたような思考が浮かばず…
どうもありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
なんか前提部分にまだ誤りがあるような気がするのですが・・・。
ちょっと長いですけど書きます。「前払家賃」は決算前に決算後の期間の家賃を払ったものですから、
「まだ支払わなくてもいいものを先に払っている」
=「相手に対して貸しをつくっている」
という感覚ですから、「前払家賃」=資産科目であり、試算表では借方に数字がたちます。
決算後は、資産であり「前払家賃」が減って「支払家賃」(費用勘定)を増やします。
ここまではいいですし、ご理解もされていると思います。
同様に「未収地代」は決算前にもらうべき地代をもらっていないものですから、
「もうもらうべきものをまだもらっていない」
=「相手に対して貸しをつくっている」
ということで、やはり「未収地代」も資産科目ですから、試算表では借方に数字がたちます。
それで、地代は『決算前の会計期間にもらうべき』ものですから、決算仕訳で
未収地代 999 / 受取地代(=収益科目) 999
が入り、その結果試算表の借方に「未収地代」が入るのではないでしょうか。
決算後は、入金を受けたときに
現金 999 / 未収地代 999
という仕訳をし、「未収地代」を決算後に振り替える仕訳は不要(入金時に振り替える)だと思うんですけど、いかがでしょうか。。。
No.1
- 回答日時:
試算表は前期末のものですね。
これを期首に振り替えという意味ならば、支払家賃 999/前払家賃 999
未収地代 999/受取地代 999
未払地代は未収地代の誤りではないですか。
未払地代勘定と受取地代は通常相手勘定にはなりません。前期末に確定した受取地代があるがそれが入金していないという状態と思われ、これは未払いではなくて未収というべきです。
この回答へのお礼
お礼日時:2011/06/02 19:12
さっそく回答頂きありがとうございます!
そうですそうです、
誤)未払地代、ではなく
正)未収地代
です…すみませんでした。。
前払-支払
受取-未収
と解答してしまい、間違ってしまったんですが、
なにが間違ってるのかよくわからないんです…
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