
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>勾配はスカラー関数をベクトル関数へ変換する微分。
>発散はベクトル関数をスカラー関数へ変換する微分。
>回転はベクトル関数をベクトル関数へ変換する微分。
さらに限定的に言うならばこれらは空間微分です。ベクトル演算子ナブラの定義から明らかです。
>ここで、質問なのですがスカラー関数をスカラー関数
へ変換する微分というのは存在しないのでしょうか?
いろんな意味合いに採れますがたとえば勾配を考えるとき
実質的に一次元で十分な時は該当するでしょう。
たとえば細長い棒状物体の温度分布は長さ方向の微分で十分なことが多いでしょう。
これはたとえば管路内を流れる流体の流速の場合も同じで、
流速の軸方向の成分が主として研究対象となり、
このような流れをone dimenshinal flowといいます。
また、見方を変えるとスカラー関数φの勾配(ベクトル)の発散(結果はスカラー)を求める演算は
結果としてスカラーからスカラーへの微分といえます。
このような演算子がラプラシアン△です。
△φ=div・gradφ=∇・∇φ
△φ=δ^2φ/δx^2+δ^2φ/δy^2+δ^2φ/δz^2はベクトルは介在していませんが
div・gradφはgradφで作ったベクトルのdivをとることによってスカラーに変換しています。
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
私は、スカラー関数の発散を求める操作があるのでは?と考えたのですが、発散の物理的な意味は
速度場(流体)においての、単位時間辺りの体積を求める事だと理解したので、スカラー場での発散はないですよね?
スカラー関数の勾配の発散は物理もしくは、工学の場で用いられる事はあるのでしょうか?
No.3
- 回答日時:
こんにちは。
覚えたては楽しいものですよね。
Aを三次元ベクトル(Ax,Ay,Az)と置いて、
勾配: ∇A = (∂Ax/∂x,∂Ay/∂y,∂Az/∂z)
発散: ∇・A = ∂Ax/∂x + ∂Ay/∂y + ∂Az/∂z
回転: ∇×A = (∂Az/∂y-∂Ay/∂z,∂Ax/∂z-∂Az/∂x,∂Ay/∂x-∂Ax/∂y)
以上で登場したもののうち唯一のスカラーは、∇・A ですよね。
ですから、∇ を使ってスカラーをスカラーにするということは、
∇ と ∇・A の内積である ∇・(∇・A) を取るということなので、
∇^2・A = ∇・(∇・A) = ∂^2Ax/∂x^2 + ∂^2Ay/∂y^2 + ∂^2Az/∂z^2
∇の2乗のように表す演算子のことをラプラシアンと呼び、Δと表します。
∇^2 = Δ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%97% …
ただし、
ΔA の例は思いつきますが、Δ・A の例は思い浮かびません・・・
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