
翻訳学校のBABELが、翻訳修士号が取得できるというキャッチフレーズで、BABEL UNIVERSITY Professional School of Translationを開校しています。日本の文科省認定ではないこと、授業料が2年間で22000ドルとばかにならないこと、実際どれくらいの価値があるのかわかりません。修士を謳っていますが、結局専門学校に毛の生えた程度と考えた方がいいのでしょうか。ご卒業の方には大変失礼ですが、最近はディプロマ・ミルが問題になっていますし、入学を考える者としては、考えてしまいます。どなたか、回答、アドバイスを頂けませんか。宜しくお願いいたします。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
日本の大学院(文科省が認可している大学)では、該当する所って確か無いのですが、海外の大学院だと、翻訳や通訳の修士号を出すところは何校かあります。
大学院レベルで養成するプロ(専門職)という感じのようです。
ただ、日本だと、難易度の高い国家試験をパスしなければいけない専門職は、受験資格として大学の該当学部を卒業しなければいけなかったり、所定の単位を履修して卒業すると試験が免除されたり、と言ったことはありますが、大学の他に「試験突破のための専門学校にも通う(Wスクール)」ことも多々あります。
国によって、専門的な仕事をするのに、学校(大学、大学院)や学位の位置づけが異なるということです。
バベルの大学院については、日本の会社組織がアメリカに本部を置いています。
元々は翻訳の専門学校ですし、今でも大学院だけをやっているわけではなくて、専門学校として様々な講座を提供しています。受講済の単科講座のうち、大学院の授業にもなっている物は、単位に認定してもらえるようです。
だから、「専門学校に毛の生えた程度」というよりは、(日本では、専門職を養成するのに、専門学校に通う人が多いことも考えたら)専門学校と同じと考えても良いかもしれません。
ただ、海外の一部では、翻訳の修士号を持っていることで「ああ、そういうレベルなのか」と思ってもらえる可能性はあるかもしれませんね。
また、修士論文が、単なる論文ではなく「翻訳作品の出版の原稿」ということで、しかるべきレベルにさえ達していれば「出版の約束がされている」というのは、悪くないのかもしれません……力量があっても、出版させてもらえる『つて』を探すのに一苦労ですので。
ディプロマ・ミルについては、これは「受講も試験もなく、勉強することもなく、お金を払って学位を買う」システムですので、いちおう演習形式(大学院は、たいてい、これです)の授業をこなし、修士論文を書き、所定の単位を満たす必要があるバベル大学院は該当しないです。
国による学校・学位の位置づけの違い、ということで霧が晴れつつあります。文科省も翻訳大学院をつくると言っていたこともあるそうですが、机上の理論だけでなく実務を実につけるカリキュラムも、大学の中では取り入れられているところもあるようですが。詳しくわかりやすい回答をありがとうございました。お礼申します。
No.3
- 回答日時:
BABELで学んだ経験がある翻訳者ですが、あそこは勝手に「大学」だとか「修士号」だとかいう名称を使っているだけで、それ自体に例えば「ほお! あそこの学校の、あの修士号ですか!」みたいな価値はありません。
それはおそらく、職員に聞いても、そのように答えてくれると思います。ただし、あの“程度”に実績のある学校にかよえば、それなりにためになることは学べますし、先生や生徒とのつながりができますし、根気よく勉強すれば、世間は「ほお! そこまで真剣に翻訳の勉強を続けてきた人なのか!」とは思ってくれますので、アイキャッチにはなります。
また、翻訳学校のご多分にもれず、著名な翻訳者を講師として起用している(場合が多い)ので、「これこれの実績がある○○先生に師事しておりました」と言えば、業界関係者にとって話が“わかりやすい”です。
実際には、翻訳業界は完全な実力主義です。どんなに立派な学歴があろうと、逆に全く学歴がなかろうと、実際に作業をやらせてみた結果の手ごたえで、今後も使うかどうかが判断されます。
受講されるコースにもよりますが、初級・中級くらいは受けても、それなりの充実感があるというのが勉強仲間の共通認識です。そこから先は同じことの繰り返しといった感じではあるので、よりコネの効く学校に替えたり、独学に切り替えたりしてもいいという感じです(が、私はあそこの勉強が好きだったので最後まで履修しました)。
>専門学校に毛の生えた程度と考えた方がいいのでしょうか。
いや、専門学校そのものなんです。ただ、専門学校も有意義ですよ。あそこなら、お仕事や主婦業の片手間にも通えるでしょうしね。お好きな翻訳者が講師をやっているなら、受講してみてはどうでしょう。
ちなみに、「ディプロマ・ミル」というのは、実際に就学せずとも金銭と引き換えに高等教育の「学位」を授与することと解釈してよろしいでしょうか。だとしたら、それは心配すべき方向が違います。つまり、(そもそもそれが可能かはさておき)学ばずしてこの学位だけをとっても何の意味もないわけで、実際に、学んで何かを身につけた結果、この学位をとれば、「翻訳学校のBABELが、翻訳修士号が取得したんですよ」「ほお、そういうものがあるんですか。まったく知りませんでした」「そうですよね。○○先生に就いて、こうこうこういう勉強をずっとしてまいりました」「ほお、なるほど、なるほど」という会話ができる“かも”しれないといことです。
なんであれ、どこかの翻訳学校を出れば必ず順調に仕事が来るわけでは全くありません。
翻訳業界は実力主義社会、ご経験からのアドバイス、ありがとうございます。翻訳スキルが習得でき、なおかつ修士号がつくという点で、どうしても魅力を感じてしまうのです。できれば、ここの修士号コースを取った方の本音をうかがいたいところです。プロの翻訳業の方の、生のご意見、ありがたく感謝します。
No.2
- 回答日時:
バベル大学院を実際に知らないので岡目八目です。
インターネットで見る限りはとくに問題を抱えた大学院とは思えません。ディプロマ・ミルとは思えません。入学試験はあるようです。また
http://www.jta-net.or.jp/shougaku.html
を見ると、バベル翻訳大学院については日本翻訳協会から奨学金が出せるとあります。またその中で「国内なら文部科学省、米国なら連邦教育省の認可を受けていること」といった表現があります。授業料22,000$は大学院修士課程としては安いと思いますが、通信制のせいでしょう。
いやしくも大学院ですから、修士論文を書かねばならず、専門学校とは違うと思います。どの分野で修士論文を書くのか、入学前に考えて(大学と相談して)おかないと失敗すると思います。カリキュラムは私の勝手な印象ですが理系には弱く文系には強そうな内容に見えます。想像ですが、法律などは国際法などの分野がありますが、理系では(国際交流はありますが)国にまたがるような専門分野がないので自然とそうなるのかも知れません。
翻訳修士号が実際どの程度役立つかは私にはわかりませんが、それはどの修士号でも同じ悩みでしょう。現在既に相当の語学力があり、勉強の時間が十分とれ、将来国際業務を目指すのであれば、入学を真面目に考えても良いと思われます。
詳述な回答、お考えを、本当にありがとうございます。今のような有様の世の中に、修士号というものがどんな形で、どれだけ役に立つのかわかりません。もうしばらく検討してみたいと思います。お時間割いて頂き感謝します。
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