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今日ハウジングセンターに行ってきて、嫁が大成パルコンやヨーコンハウスの
RC住宅の外観が気に入り、かなり乗り気です。
私も外観が好きで前向きに考えたいという気持ちがありますが、断熱性能が気になります。
RC住宅は断熱性能が悪いイメージがありますので、営業の方にQ値など聞いた
のですが、数値を答えてもらえませんでした。

営業さんのトーク↓

「断熱材はグラスウールに比べてかなり良いもの使っているので他社と遜色はない。」

「機密性が良いので暖房や冷房が効きやすい。」

「断熱性能は等級3です。」・・・等級3??

など、他社さんと比較する数値がなく非常に心配です。
他のメーカーさんは「間取りによって変わりますが」と前置きを言ってから具体的なQ値を教えてくれたり、カタログに記載されていたり、比較できるのですが、大成パルコンさんとヨーコンハウスさんは答えてくれません。(ヘーベルさんも断熱材の性能のことばかりで答えてくれなかったような・・・)

インターネットで検索しても大成パルコンとヨーコンハウスの断熱性は賛否両論です。
断熱性に関して情報のわかる方がいましたら教えてください。

A 回答 (1件)

素材としてのパルコンはへーベル板と同じALCですから、熱伝導得率0.17W/mKです。



これは、ヒノキの0.12W/mKよりも悪く、合板の0.16W/mKに近い値です。
一方、コンクリートは断熱性が非常に悪く、1.60W/mKですから、ALCはコンクリートの10倍断熱性が良い、といわれるのです。しかし「材木と同等かそれ以下」という事実には触れない住宅メーカーが多いです。

さて、住宅としてのパルコンですが、素材の熱伝導率をあまり気にする必要はありません。
他の木造住宅と同様に断熱材の種類・量、そして施行精度が実際の断熱性を左右するという意味で、HMの営業さんが言う「断熱材云々」は概ね正しい説明です。

しかし、忘れてならないのは住宅全体の断熱性を左右するのは、壁や屋根よりも開口部(=窓)であることです。
ちなみにガラスの熱伝導率は1.00W/mKで、ALCの6倍も熱を通しやすいです。
しかも、ALC版を0.1メートル(10センチ厚)とし、ガラス板を0.005メートル(5.0ミリ厚)とすれば、実効で同一面積あたり120倍もガラス窓から熱が出入りしていることが解ります。

このような事実から解ることですが、断熱性の良い住宅とは、
1.ガラス窓の面積が少ない設計。
2.ガラス窓には二重ガラスを使用する。
3.ガラス窓のサッシには木材を使用する。
の三つの条件が重要です。

ちなみに、サッシにアルミを使用すると、アルミの熱伝導率が200.00W/mKと、ガラスの200倍という破格の熱伝導率を持っているため、壁やガラスの断熱努力を無力にしてしまいます。
スウェーデンやフィンランドなど極寒地の住宅では、みな木造住宅である上、アルミを使わずに木製の窓枠を使用していることからも、開口部の断熱性が重要であることが御理解いただけると思います。

昔の日本家屋は木と紙と土壁で出来ておりましたが、隙間風の入らないしっかりした御屋敷では、意外と断熱性が高かったのですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。窓を面積を少なくしたり、素材に気を使い、断熱性能を高めてたいと思います。

お礼日時:2011/09/04 23:15

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