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 長らく化学熱力学の勉強をしていますが、どうしてもこの単元がクリアできません。
 活量(絶対活量、相対活量)、化学ポテンシャル、および、電気化学ポテンシャルの、定義式には、何度も目を通して、いろいろな眺め方をしました。
 しかし、これらを、「一言で言って」、どういう意味なのか、が、ずっと理解できないでモヤモヤしています。

●「活量って何?」(絶対活量、相対活量の各々について)
●「化学ポテンシャルって何?」
●「電気化学ポテンシャルって何?」

 これらの問いに、「化学熱力学には自信がある」という方なら、何と答えられますか? 目安として、ご自身が大学の物理化学の担当教官として、学生さんたちに教える立場に立たれて、学生さんから質問があった場合に、何と答えられますか?

 たくさんのご意見を、お待ちしております。

A 回答 (2件)

化学ポテンシャルも相対活量も、ひとことで言えば、分子(やイオンや原子)の感じる居心地の悪さを数値で表したものです。



より詳しくは
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4993441.html の回答No.4と
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6788508.html の回答No.8
をみて下さい。

化学ポテンシャルがあれば十分なのに、相対活量などというものをわざわざ定義して化学熱力学で使うのは、以下の二点で相対活量の方が便利で扱い易い量だからです。

(1) 最も居心地の良い場所では、化学ポテンシャルの値はマイナス無限大に、相対活量の値はゼロになります。数字としては、マイナス無限大よりもゼロの方がずっと扱い易いです。

(2) ある種の条件下では、相対活量を、分圧やモル分率やモル濃度で置換えること(近似すること、代用すること)ができます。すっごく便利です。


電気化学ポテンシャルと絶対活量については、私自身はあまり使わないので、自信がありません。他の方にお任せします。
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この回答へのお礼

 ありがとうございます! 化学ポテンシャルと相対活量に限って言えば、まさしく私が知りたかったことの、ほぼ全てだと思います。ご紹介くださった以前のQ&Aにも、目を通しました。何千円もの教科書の値打ちがあることが、書かれていると思います。大変感謝致します。

 あとどなたか、絶対活量と、電気化学ポテンシャルにつきまして、ご教示頂けないでしょうか。日本には、大勢の物理化学者がいらっしゃると思います。「相対活量を定義するために必要だから」というような理由ではなく、絶対活量なら絶対活量という量そのものが定義される意味・必要性が、必ずあると思うのです。定義式を何度も眺めましたが、何だか禅問答の深みにはまったようで、抜け出せないで困っています。

 よろしくお願い致します。

お礼日時:2011/09/15 16:46

電気化学ポテンシャルは,荷電種についての静電的ポテンシャルと化学ポテンシャルの和です.それだけ.

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この回答へのお礼

 ありがとうございます! 非常に明快で本質を突いたご回答だと思います。これで、電気化学ポテンシャルについても、理解が深まりました。

 あとどなたか、絶対活量についてご教示頂ける方、いらっしゃいませんでしょうか。厚かましいようですが、お願いを申し上げます。

お礼日時:2011/09/16 10:56

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