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酸化還元反応で、下の三つの内容について答えられず困っています。
(1)ヨウ化カリウム水溶液に塩化鉄(II)水溶液を少しずつ滴下してよく振って、さらに澱粉水溶液を加えた時の色の変化について
(i)KIにFeCl3を加えたときの変化
(ii)澱粉を加えたときの変化
(2)ヨウ素のエタノール溶液に亜鉛粉末を加えて十分に振り、しばらく放置した後の上澄み液の色の変化
(3)ヨウ素I2,Fe3+,Zn2+,過酸化水素H2O2,過マンガン酸カリウムKMnO4を酸化力の強い順に並べてみたらどうなりますか?

A 回答 (1件)

>ヨウ化カリウム水溶液に塩化鉄(II)水溶液を


塩化鉄(II) = 塩化第一鉄= FeCl2
塩化鉄(III) = 塩化第二鉄 = FeCl3
FeCl2とKIを混ぜても反応しません。

2 KI (無色) + 2 FeCl3 ---> I2 (紫) + 2 KCl + 2 FeCl2
ヨウ素がヨウ素澱粉反応を引き起こすのは有名ですね?

上の反応より酸化力に関してはFe3+ > I2と結論が出ます。
Znは強力な還元剤であり、Zn2+の酸化力は弱い
KMnO4は強力な酸化剤
H2O2は通常は酸化剤だが、KMnO4に対しては還元剤として作用
だから以下の酸化力の順が予測できます。

KMnO4 > H2O2 > FeCl3 > I2 > Zn2+

なお、標準電極電位や酸化還元電位でしかるべき本を調べれば、
以下の値が見つかるでしょう。

KMnO4 + 8 H^+ + 5 e^- <---> Mn^(2+) + 4 H_2O (+1.83 V)
H2O2 + 2 H^+ + 2e^- <---> 2 H2O (+1.763 V)
Fe^(3+) + e^- <---> Fe^(2+) (+0.771 V)
I2 + 2 e^- <---> 2 I^- (+0.5355 V)
Zn^(2+) + 2 e^- <---> Zn (-0.7626 V)

2 H^+ + 2 e^- + O2 <---> H2O2 (+0.695 V) H2O2が還元剤として働いている時
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