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こんな質問をしていますが、
私は、日本の戦争の歴史などについて全く不勉強な者です。(とても威張れることではありませんし、はずかしい限りです)
興味本位というと軽くなってしまいますが、素朴な疑問程度です。

太平洋戦争で、日本はアメリカに負けました。
それまでの世界の戦争の歴史からいけば、
負けた国は、勝った国によって占領されたり、ひどい仕打ちを受けても当たり前と思うのです。
ですが、アメリカは日本に対して、こういった行為を一切しなかったのは何故ですか?

私の浅薄な考え方からいけば、日本はアメリカに大きな借りを作ったように感じます。
アメリカにはどんな思惑があったのでしょうか?

A 回答 (7件)

gohan_gohanさん、こんにちは。

色々理由はあるでしょうが、その中の一つに原爆によって非戦闘民を何十万人も殺戮したとことに対する罪の意識もあるのだと思います。

アメリカ側の歴史的には戦争を終結させるために仕方がなかったと正当化していますが、核爆弾を2発も落とした罪の意識はやはり大きかったのではないかと思うのですが。
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この回答へのお礼

ご回答大変ありがとうございます。

罪悪感ということもあるかもしれませんね。
「ひどいことをしてしまった…」ってアメリカが感じていたなら、これ以上のひどい行為はやめておいて、ひとまず人道的な待遇をしておこう…とか思ったのかな。

お礼日時:2004/02/06 13:56

 利用したかったのですよ。


米国の従順な同盟国の一つとして。
日本国民を隷属させるような占領よりも、米国の意向がはたらく経済マシーンにすれば、米国にとって利用価値は高いですから。対中国、対ソ連への軍事的戦略拠点としても地理的には重要で、治安の安定が必須でしたから、強圧的な占領よりもソフトな統治を選択したのです。
米追随の小泉政権は米国の期待通りの首相と言えるでしょう。
まさに、今、日本は米国の思い通りの国になっていますね。
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この回答へのお礼

ご回答大変ありがとうございます。

>日本国民を隷属させるような占領よりも、米国の意向がはたらく経済マシーンにすれば、米国にとって利用価値は高いですから

それまでの戦争からいろいろ学んだ結果の対応だったのですね。
そう考えると、「日本国民を隷属させるような占領」でなくて本当によかったと、ほっと胸をなでおろします。そして感謝に似た気持ちになってしまうのですが、そこをつけこまれてしまうのですね…。

中国、韓国、朝鮮などからは「ひどいことしやがって!金で弁償しろ!」。
アメリカからは「僕の言うこと聞かないとどうなるかわかってる?」っておどされて…。
私どうしたらいいか分かりません!

お礼日時:2004/02/06 14:04

東京戦争裁判は国際法上違法ですし、ろくな裁判もせずにBC級戦犯が大量に処刑されてますからあまり温情とは言えませんが・・。



・第一次世界大戦の時にドイツに多額な賠償金をたたきつけたことがナチス台頭と新たな大規模な戦争(第二次世界大戦)の要因になったこと。

・ソ連との対立関係から日本を共産圏からの防波堤として利用しなければ成らなかった。その後発生した朝鮮戦争がその考えを後押しした。

・日本との戦争があまりに長引き、被害も大きかったので、懐柔した方が得策と判断した。

と言う事情があると思います。
結局、日本はアメリカ本土の安全保障の為に利用されている訳ですから、結局はgive and takeですね。
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この回答へのお礼

分かりやすいご回答大変ありがとうございます。

いろいろな事情が重なった結果ですね。
アメリカとしてはやっぱり温情というより、利用ですよね。
現在日本はうまい具合に育ってくれたって感じなのかな…。

お礼日時:2004/02/06 14:16

 第一次大戦後、連合国はドイツから領土を取り上げた上に過大な賠償金を要求しました。

その結果は、ドイツの復興を遅らせ、ナチス台頭、そして第二次世界大戦の遠因となりました。

 この反省から、第二次大戦の戦後処理では、戦勝国は敗戦国の民主化を進め自立を助ける方向がとられたというわけです。この点は、日本に対してだけでなく、ドイツ(西)に対しても同様であったと思います。
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この回答へのお礼

ご回答大変ありがとうございました。

なるほど。
温情というか、そういった事情があれば不思議でもないことですね。

現在でも外交で日本がアメリカに強気に出られなくてもしょうがない…ようにコントロールされながら今があるのかな。
(無知ではずかしいです。もっと深いところを勉強してみようと思います!)

お礼日時:2004/02/06 14:28

一言で言うとアジアにおける共産主義の拡散をどうしても防ぎたかったからでしょう。

終戦直後、東アジアではソ連が共産圏拡大を狙っており、中国、北朝鮮が共産革命で共産化し東側(ソ連を中心とする共産主義国家)陣営に入りました。資本主義のアメリカとしては日本に共産主義の防波堤の役割をさせたかったのです(同じことは韓国にも言えます)。そのため、アメリカは日本がいち早く周辺共産国家より強い国として自立できるよう経済援助し、日米安保条約(日米同盟と言ってもいいでしょう)まで締結させました。日本がアメリカに都合のいいように利用されているのは戦後60年余り経った現在も変わっていません(自衛隊のイラク派遣等アメリカの言いなりですよね)。冷静に考えれば日本の国際外交上の地位はアメリカの弟分程度と言えるのではないでしょうか。アメリカが常に自国の利益しか考えていないのは先のイラク戦争を見ても、60年前と変わっていないのです。
ながながと書いてしまいましたが・・・。
参考になりましたか?
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この回答へのお礼

ご回答大変ありがとうございました。
参考になりました!

>日本がアメリカに都合のいいように利用されているのは戦後60年余り経った現在も変わっていません

やっぱり敗戦国としてしょうがないのですかね。
でも、いつまでもアメリカの弟分として従順にしているのもどうなんでしょうか…60年ではまだまだ強気に出ることも出来ないでしょうか?でも、アメリカの後ろ盾なくしては日本も危険な状態だし…。
難しいですね。
アメリカという国がやくざな性質をかえてくれたらよいですね。

お礼日時:2004/02/06 15:03

日本人の戦争観と米国の占領政策の成せる業といったところでしょう。



まず、古来の日本人の戦争観からすれば、庶民が、敗戦によりひどい占領政策を受けたり、殲滅させられたりということはありえません。
数百年単位前の段階で、一揆などをのぞき戦闘行為は特定の集団が行うものとなり、庶民と戦闘とは切り離されたもので、その結果は統治者の変更程度でしかなかったのです。また、その後江戸時代には国内の戦乱も無く、開国後に異民族との戦争による敗戦、被統治もないためです。

米国としては遠い異国の話であり、立てつかない様に、牙を抜いてしまえばそれで良いわけです。
そこで作られたのが平和憲法であり、戦後の教育です。
いわゆる「WGI政策」です。
この政策による独立国としての日本に出てる弊害は大変大きいと思います。
自国が依存している世界平和への問題に目をつぶり、自国の平和だけに閉じこもってしまうことを良しとする思想などです。

朝鮮戦争がなければ、米国は、日本に殖産興業するつもりはなかったでしょう。つまり、共産圏に対抗する為に、米国にとって必要があったので復興支援したのであって、温情があったとかの問題ではないということです。

また、現在、米国が自衛隊の海外派遣を要望し、軍事的負担を担わせようとするのも、米国の国力への負担を削減するためという、自国の問題です。

ということで、いわゆる「ひどい仕打ち」を全くしなかったわけでもありませんし、日本の米国に対する借りだというわけでもありません。

米国は米国に良いように行動しているに過ぎないわけです。かなり勘違いの行動も多いですが・・
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この回答へのお礼

ご回答大変ありがとうございます。

自国の関わった大戦についての知識や意識があまりない人間が、今の若い人たち(私は28歳ですが私も含めて…)多いのではないかと思います。
これって、「WGI政策」の効果でしょうか…。
平和ぼけといわれる今の日本も?

アメリカとは巧妙な手口を使ったのですね。

お礼日時:2004/02/06 15:13

 いまから思えば(2004年2月6日げんざい)負けっぷりの良さからではないかと思ったりしています。


 テロというのは負けっぷりが悪いですね。
 戦争は勝つことよりも負け方が難しいのですよ。攻め込まれたりして降伏のタイミングを誤ると国そのものが消滅しますし、住民は塗炭の苦しみをなめることになります。いつも勝っていれば良いのですが、相手のあることですので、そうもいきませんしね。
 それから第二次世界大戦は第一次世界大戦の時に、負けた国をいじめすぎた結果として起こったという説もあり、敗戦国に寛容になるという時代になっていたのですね。
 それからドイツ・イタリア・日本というグループをやっつけたとたんに、共産主義のソヴィエット連邦と資本主義のアメリカなどとの対立が表面化してきて、敗戦国でも大事にして味方につけなければならないという事情とか、あのころは何かに敗戦国にプラスになるように動いていたみたいですよ。
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この回答へのお礼

ご回答大変ありがとうございます。

>第二次世界大戦は第一次世界大戦の時に、負けた国をいじめすぎた結果として起こった

いろいろな理由や事情があったということが分かりました。
アメリカは経験から学習して、大戦の処理が行われたのですねー。

皆様のご回答、アドバイスを拝見させていただきまして、もう一回改めて近代戦争の歴史などを調べてみようという気がおきました。
今まで無知でここまでのうのうと生きてきたことを恥じる気持ちでいっぱいです。

お礼日時:2004/02/06 15:21

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