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ポルトガル語で疑問文を作る際は、SVを入れ替えずに疑問符を付けて、文末を上げて読むだけでよいと習いましたが、疑問詞が付く場合はSVが入れ替わるケースが多くあり、教科書にも説明されていません。たとえば、

"Que dia e hoje?"

という場合は、SVが入れ替わっていますが、

"Onde voce mora?"

の場合は通常通りで、ルールがわかりません。
何かよい理解の仕方がないでしょうか?

A 回答 (2件)

ポルトガル語の疑問文には,



i.疑問詞を伴わない疑問文
ii.疑問詞を伴う疑問文

の2種類があります。

「i.疑問詞を伴わない疑問文」にする場合,その語順は下記 (1a-b)-(2a-b) のように [主語 (S) ―動詞 (V)] にしても, (2a-b) のように [動詞 (V) ―主語 (S)] にしてもOKです。

(1) a. Mário tem um livro? (マリオは本を持っていますか?)
...........S......V
.....b. Isso é um dicionário? (それは辞書ですか?)
...........S..V
(2) a. Tem Mário um livro? (マリオは本を持っていますか?)
...........V.....S
.....b. É isso um dicionário? (それは辞書ですか?)
.........V...S

ただし,会話では,多くの場合,上記 (1a-b) の [主語 (S) ―動詞 (V)] の語順が用いられます。

なお,この「i.疑問詞を伴わない疑問文」にする場合,音調は上昇調(尻上がり)になります。


他方,
「ii.疑問詞を伴う疑問文」にする場合,その語順は次の (3a-b) のように [疑問詞 (Inter.) ―動詞 (V) ―主語 (S)] が最も一般的です。

(3) a. Que tem Pedro na mão? (ペドロは手に何を持っていますか?)
........Inter. V.......S
.....b. Qual é o livro de Mário? (マリオの本はどれですか?)
........Inter. V............S

しかしながら,次記 (4a-b) のように[疑問詞 (Inter.) ―主語 (S) ―動詞 (V)]の語順でも用いられます。

(4) a. Que Pedro tem na mão? (ペドロは手に何を持っていますか?)
........Inter. ...S.....V
.....b. Qual o livro de Mário é ? (マリオの本はどれですか?)
........Inter. ..........S...........V

また,以下 (3'a-b)-(4'a-b) に見られるように,疑問詞の後に [é que] を入れることで,疑問詞を強めたり,語調を整えたりします。

(3') a. Que é que tem Pedro na mão? (ペドロは手に何を持っていますか?)
........Inter. ..........V......S
.....b. Qual é que é o livro de Mário? (マリオの本はどれですか?)
........Inter. .........V............S
(4') a. Que é que Pedro tem na mão? (ペドロは手に何を持っていますか?)
........Inter. ...........S.......V
.....b. Qual é que o livro de Mário é ? (マリオの本はどれですか?)
........Inter. ....................S..........V

この[é que]は,疑問文だけでなく平叙文でも用いられ,その前の語を強調するために用いられます。下記(5)がその一例です。

(5) Mário é que tem um livro? (マリオこそが本を持っています。)

なお,この「ii.疑問詞を伴う疑問文」にする場合,音調は下降調(尻下がり)になります。

因みに,疑問詞 que に関しては,次の(6a-b)に見られるように,しばしば o que の形で用いられますが,両者の間に意味の相違はありません。

(6) a. Que Pedro tem na mão? (ペドロは手に何を持っていますか?)
.....b. O que Pedro tem na mão? (ペドロは手に何を持っていますか?)


以上がポルトガル語の疑問詞に関する大まかなルールですが,以下のように記憶すればよいと思います。

(1)ポルトガル語の疑問文の語順は, [主語 (S) ―動詞 (V)] にしても[動詞 (V) ―主語 (S)] にしてもどちらでもOK。

(2)但し,本来は,「(平叙文でなく)疑問文である」ことを明確に示すために,[動詞 (V) ―主語 (S)] のように倒置をする。

(3)しかしながら,「会話」の場合は,わざわざ倒置をしなくても,音調やシチュエーションなどから「疑問文」であることが十分にわかるため,わざわざ倒置は行われない。

(4)「ii.疑問詞を伴う疑問文」の場合も同じように考えられるが,ser 動詞が使われており,補語に当たる語が疑問詞になっている場合は,疑問詞が文頭に移動するために,倒置を起こさない [主語 (S) ―動詞 (V)] の語順であると,文末が ser 動詞になってしまう。ポルトガル語では,特にser 動詞で文が終わることを嫌うので,この場合には倒置を起こして[動詞 (V) ―主語 (S)]の語順になる。但し,一般動詞の場合はその限りではない。
たとえば,Hoje é 23 de Março. という文において,23 de Março の部分が 疑問詞に変わる,つまり Que dia となると,疑問詞は文頭に移動するので,Que dia hoje é? という語順になる。この時,文末が ser動詞の é となることから,これを嫌って倒置が起こり,Que dia é hoje? の語順になる。他方,Onde você mora? の場合には,語末は一般動詞 morar であり,ser 動詞ではないので,倒置は起こらない,ということになる。

この回答への補足

大変詳しい説明をいただきありがとうございます。
「ser動詞が語尾に来るのを嫌う」というのがわかりやすい理解の仕方ですが、初級の最初に習う
De onde você é?
という疑問文は
De onde é você?
でもいいんでしょうか?

補足日時:2013/03/22 09:57
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SVってなあに?



Sujeito, verbo と言う事ですか?

"Onde voce mora?" は

Onde mora você ? でも問題無いです。

ウンチク的に説明できないけれど、アチラの学校で習ったときは、「聞こえ方が良い方を使う」と先生が言っていた様な...

因みに、"Que dia é hoje?" は、"Hoje é que dia?" でも間違いではないし、意味もキチンと通じますが、一般的にはあまり聞かない。しかし、前後のセンテンス如何によってはこの様な組み立て方が妥当な場合も有ります。
主に文章の中で見かける程度だけど。
解答になってないけど、ご参考まで。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/03/22 09:50

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