プロが教えるわが家の防犯対策術!

E=MC^2 の導出が以下なのに、光子に質量がないはおかしくないですか?

1、運動量保存の法則
    ・運動量(ベクトル)の総和は合体/分裂の前後で変わらない
    ・物体の運動量の大きさは、( 物体の質量 )×( 速さ)
2、光(=電磁波;論文では「輻射の複合体」)の運動量の式
    ・光の運動量の大きさは、(光のエネルギー)/( 光の速さ )
3、光行差の式
    ・自分が走ってみると光の進む向きが変わって見える
     →1-1-3「ブラドレー」参照
では、質量の増加分を勘定してみましょう。 図より、観測者K’から見た光の運動量は、左右合わせて ( E V/c2 ) です。 光を吸収した後の物体Bの質量をM’とすると、運動量保存則より、次の式が成り立ちます。
M’V = M V+ ( E V/c2 )
http://b.high.hokudai.ac.jp/~konno/soutairon/r15/

A 回答 (11件中11~11件)

たしかに、その導出だと、


・そもそも「質量」というのは何ですか?
が分からないままなんで騙された感じですね。

特殊相対論は、教科書では、ニュートン力学をだんだん拡張していって、いろんな式(E=mc^2等)を導く、みたいなストーリーになっていることが多いです。
実際に、アインシュタインが特殊相対論にたどり着くまでの考えの道筋も、そうだったんでしょう。

しかしながら、特殊相対論が完成した後、それを俯瞰してみると、実は、
特殊相対論の本当の論理展開のストーリーは、
1. 運動の方程式は、ローレンツ変換に対して不変(共変)であるはずだ、と閃く(思い込む)
2. じゃあ、ということで、ローレンツ変換に対して不変(共変)であるような、
   運動の方程式を適当にでっちあげる。
  (片目で、ニュートンの運動方程式を眺めながら、なるべく自然な拡張になるように)
  そして、「ニュートンの運動方程式」さらには従来の「質量」という概念はきれいさっぱり忘れてしまって、たった今でっちあげた『特殊相対論的運動方程式』を、以後の議論の全ての前提とする。

3. 『特殊相対論的運動方程式』というのは、具体的に書けば
  ∂v T^uv = 0
 です。これこそが、ニュートンの運動方程式F=maに変わる、『特殊相対論的運動方程式』そのものです。
 ここで、Tuvというのは、エネルギー・運動量テンソル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%8D% …
 のことです。
 ただし、このテンソルが、何物なのかは全く分かりません。とにかく、そういうものがあると思ったということです。

4. そもそも、古典的な「質量」(慣性質量)というのは、ニュートンの運動方程式F=maで「定義」されていました。
 同様に、特殊相対論的運動方程式∂v T^uv = 0を使って「質量」というのものを定義します。
 具体的には、4次元のエネルギー・運動量テンソルは、4×4の行列で表されるわけですが、このうち、
 右下の3×3の部分行列部分(エネルギー応力テンソルと言います)と、それ以外の帯の部分との、
 計量の比が m×cである、と「定義」します。(cは光速)

5.このようにして、特殊相対論的運動方程式から「質量」を定義すると、c=∞の極限では、
 ニュートンの運動方程式で定義した質量と一致することがわかります。メデタシ。

みたいな感じです。
E=mc^2というのは、5のように「質量」を定義すると、∂v T^uv = 0 から何も考えずに出てきます。
(というか、E自体も、この式で定義されるわけですが)

一方で、そもそも、∂v T^uv = 0 という式には、光子という概念自体、何の言及もありませんから、
光子に質量があるかどうか、は、∂v T^uv = 0 からは全く分かりません。
・そもそも、光子という概念を考えることは正当か?
・正当だとして、光子の質量はいくつか?
というのは、特殊相対論とは全く別の問題です。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

つまり、相対論では、

ブラックホールなどの質量の大きな天体の近くから放射された光は、エネルギーの一部を失って振動数が小さくなり、波長が長くなって観測される。これを重力赤方偏移(gravitational redshift)と呼ぶ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E6%96%B9% …

議論はできないとおっしゃってるのでしょうか?

補足日時:2013/06/12 00:06
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!