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私は、長男を心臓の解離性大動脈瘤でなくした67歳の男です。息子(当時31歳)は弓部大動脈人工血管に置換の手術ミスで死亡したのではないかと考えています。
なぜ18リットルもの輸血液をしたのか?またどうして動脈に線維(センイ)が入り込んだのか?を知りたいのです。この部分については、医者側からの説明は特にありませんでした。医学専門知識のある方やお知り合いや身内の方で同じご経験のある方のご意見をお聞きしたいのです。私はただ真実を知りたいだけなのです。  ※~※は、証拠保全したカルテと検査記録からの抜粋です。

※2000年2月21日8時35分、ICU(集中治療室)に移っても人工血管中すう間の縫合部より出血多量。止血手術。かなりの輸血輸液過剰(18リットル)。体重術前57キロ、術後69.3キロ(11.9キロ増)。両肺野網状影(+) CTR40%
14時00分かなりの血液量過剰である。2月22日(検査22日受付)2月26日(29日追加訂正日)病理報告。パスアルシアン青染色にて動脈壁の細胞間に少差糧の陽性に染色される物質が見られる。 
エラスチカ・フンギーソン染色では多くの弾性線維が見られる※

(1)輸血のミスか?いかに止血が悪くても「18リットルの入液過剰」とは何なのか?適量?垂れ流し?
(2)なぜ血管内に多くの弾性線維が付着したのか?(後にそれが石灰化し血管異常運動を引き起こし、くっ出力が22パーセントに低下して死亡)。
この2点についてどなたか説明下さる方ありましたらよろしくお願いします。大出血、入液過剰(18リットル)。大量出血、血管に多数のセンイが付着しなければ今なおどこかの病院で生きていたのではと考えています。

A 回答 (6件)

以前、臨床検査技師として病理を扱っていましたので、病理の記載だけに触れますと、「PAS-アルシアン青染色では、動脈壁の細胞間に陽性に染色される物質があった」ことから、その陽性部分は石灰沈着であると思われます。


また、エラスチカ-ワンギーソン染色は弾性線維を染色する方法ですが、「多くの弾性線維が見られる」との記述は「血管内腔や内側壁面」ではなく、「血管壁(中膜)」に弾性線維が多く見られたということでしょう。動脈の中膜には弾性線維が豊富に存在し、これによって血管壁が伸縮できるわけです。解離性大動脈瘤では、この中膜部分に嚢胞状壊死が生じ、中膜組織が解離し、これにより血管壁が脆弱化し、血管壁が破綻すると大量出血を起こします。石灰化が存在すれば、それだけ血管壁の脆弱性は増します。

カルテだけではなく、病理標本も証拠保全で押さえられているのでしょうか?実際の所見は、病理医による標本の検索も必要と思いますが。

出血量が多くなれば、その分輸血量も増えてしまいます。しかし、出血が持続的に続けば、確かに輸血をしても意味がないかも知れません。
そのあたりは専門の医師でないと、治療の適正があったかどうかの判断はできないです。
この程度の情報ですみません。
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この回答へのお礼

お手数をかけありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2004/04/05 16:46

(1) 18リットルの入液過剰とは?



手術中の水分の入りと出の差のことです。
  入(輸血+輸液) -出(尿,出血など)
という意味です。全てが輸血というわけではありません。
うっかり入ってしまうような量ではありませんので,入れざるを得ないような状況だったと推察するのが普通だと思います。もちろん入れすぎは好ましいことではありませんが,死亡の原因というより,対処した結果と想像します。

(2) なぜ血管内に多くの弾性線維が付着したのか?

弾性繊維は動脈の正常構造に必要なものであって,むしろこれが足らなくなったから解離性大動脈瘤になった可能性が大きいです。参考サイトにきれいな図で解説してあるのでよく見てください。

病理所見は手術操作の問題よりも摘出した血管がボロボロだったことを示唆しています

解離性大動脈瘤は手術しなくても死亡率が高く,手術も難しい部類に入ります。
http://www.onh.go.jp/seisaku/circulation/kakusyu …

問題の本筋を調べるのなら手術記録やビデオの方をみるべきでしょう。

参考URL:http://material.miyazaki-c.ed.jp/cec/cg_seibutus …
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この回答へのお礼

お手数をかけてありがとうございます。

お礼日時:2004/04/05 16:23

直接のご回答にはなりませんが、ご参考までに。



急性の解離(乖離)性大動脈瘤は、危険な合併症を伴い、大動脈瘤のなかでもっとも生命に危険がおよぶ病気です。血管壁がはがれた場所、はがれた長さにもよりますが、発症から1週間以内に70%、3ヶ月以内に90%が死亡するという、非情な病気です。

動脈血管は2重になってます。1枚目の血管壁に穴があいて、1枚目と2枚目の間に血液が入り込む
->血液の圧力(血圧)により2重になっている動脈壁がはがれていく
->はがれた血管壁間に血液が入り込む
->入り込んだ血液が動脈の圧力によりさらに動脈壁をはがしていくという病気です。

高血圧、動脈硬化はこの病気に非常に深く関与します。高血圧は入り込んだ血液が動脈壁をはがすのを加速します。動脈硬化により、血管の壁が弱くなります。sonorinさん、inogeさんのご意見のように病理所見より病気のきっかけとして血管の脆弱が存在したことがうかがえます。

手術後もお亡くなりになる確率が非常に高い怖い病気です。手術後には血液の大量損失により、赤血球のみではなく、止血を行うための凝固成分が足りなくなり、血が止まらなくなります。また、大きな手術の後は播種性血管内凝固症候群と呼ばれる恐ろしい合併症がおきる可能性が高くなってきます。小さな血管が固まり、凝固成分を使用するために、さらに血液の凝固成分が不足するという病態です。

文面からですと、乖離したために緊急手術が行われたのか(おそらくそうだと推測されますが)細かい情報が分かりませんので、カルテ内容などによる断言は避けます。が、出血状態によって18リットルの輸血を必要とするとすることもありえます。

息子さんをなくされた深い悲しみに同調申し上げます。
ここに書かれていますような、ご不安な点、疑問に思われる点がありましたら、説明がなかったなどと言わずに、直接医師に質問されることをお勧めいたします。
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この回答へのお礼

お手数をかけありがとうございました。

お礼日時:2004/04/05 16:47

かけがえのない息子さんを若くして亡くされた、ご心中は察するに余りあります。

お書きになった情報から判断できる範囲で、考えを書かせていただきます。

18リットルの輸血と輸液を行ったのは、つぎの理由からと考えられます。大量の出血でショック状態になったときには、出血した量と同じ量の血液だけを輸血しても足りないのです。ショック状態では血液だけでなく体液も足りなくなるため、その分まで輸液が必要となる訳です。
輸液も輸血も血管の中に入れますが、全身状態が悪くなると、血管から大量に水分が漏れて血管の外にたまり、むくみとなります。また、大量の輸血を行うと、血液が固まりにくくなって、普段は出血しないようなところからも出血しやすくなります。
血圧を保つために、輸液を入れても入れても、肝心な血管内にとどまらずに、むくみばかりが増える結果になります。手術前よりも大幅に体重が増えていたのは、このようにして出血量よりもはるかに大量の輸血や輸液を行わざるをえなかったからです。

このような現象は、大手術に限らず、たとえば大やけどなどでも見られます。輸血や輸液の入れ過ぎというよりは、このくらい入れないと血圧が保てなかったのが本当のところではないかと思います。

病理検査で見られた線維は、すでに回答されていますが、大動脈などの太い血管にはもともと必ず存在するものです。医療ミスでガーゼの一部が血管内に入った、というようなことではありません。

主治医の説明に納得されていないのであれば、納得するまで何回でも説明を求めるのが、いちばん良い方法と思います。
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この回答へのお礼

お手数をかけありがとうございました。

お礼日時:2004/04/05 16:48

年齢的に見て、どうして解離性大動脈瘤になったのか、きになります。

マルファン症候群のように、背が高いことはなかったでしょうか。
 やはり手術が難しいと考えられる病気の1つではあります。
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この回答へのお礼

お手数をかけありがとうございました。

お礼日時:2004/04/05 16:49

滋賀医大浅井教授による解離性大動脈瘤についての解説↓



参考URL:http://www.shiga-med.ac.jp/~toruasai/story04.html
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この回答へのお礼

お手数をかけありがとうございました。

お礼日時:2004/04/05 16:49

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