A 回答 (17件中1~10件)
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No.17
- 回答日時:
お礼、ありがとうございます。
> 学業成績がよくても人間性が低い社員があまりにも多いと感じていました。
「賢いなバカ」は沢山いますよ。
簡単な話しで、出世したけりゃ、知識などひけらかさない方が良いし、他人を蹴落とす様な人は嫌われますが、それが判らない人間は、いくら知識があっても、知恵は無いのです。
ただ、そう言う「賢いバカ」に関しては、学校教育が果たせる役割は限定的で、学校で言えば、授業中よりは、休み時間とか部活などにおいて学ぶところが大であり、圧倒的にはむしろ学外で学ぶことかと思います。
もっと具体的に言えば主に「家庭」であり、「格差の遺伝」などとも言われますが、医学的な遺伝だけでは無く、後天的な環境や経験によっても、大きな能力差が生じます。
全く同じ教育を受けて、学力的な知識量は同じでも、「良い人間」と「悪い人間」が出来るのは、学校だけの責任では無く、主たる責任は「家庭(環境)」かと思いますよ。
運転免許などが判り易いですが、免許は持っているのだから、道路交通法的な能力は大差は無いのですが、黄色で停止する人も居れば、赤信号でも突っ込む人も居て、その責任を自動車教習所に求めるのは、おかしいでしょ?
ゆとり教育が、「赤信号は突っ込むんじゃい!」などと言う粗暴な親から、少しでも子供を隔離する目的で、なるべく長い時間、子供を学校で預かり、一般常識とか情操教育を施すとか、あるいは、友達などとは一切遊ばせず、勉強ばかりを強要する親から隔離し、少しでも子供同士の触れ合いの場を提供するなどの方向性であれば、人間性教育も可能かも知れませんが・・・。
それは義務教育やら学校の役割か?と考えると、ちょっと疑問です。
極論ですが、質問者さんの期待する様なゆとり教育とは、親としての適性に問題がある「親を教育する」のが良いかも知れませんね。
ただ、私は「色んな人が居て良い」と言う考え方で、「みんな良い子」みたいな社会はキモいし恐いです。
結局「賢いバカ」なんてのは、知性,品性に富む人物の、「引き立て役」くらいにしかなれませんが、もし、そう言う損な役回りがおらず、社会が高潔な人ばかりなら、良い人も目立ちませんからね。
実際、社会の中核で活躍している人って、バランス良くレベルが高い人であり、必ずしも高学歴な人ではありません。
高学歴の結果、人間性が欠落している人は、せいぜい管理職止まりとかが多く、二流私学くらいで学生時代はソコソコ遊び人で、色んな魅力がある人が、重役くらいに出世している例も多いです。
再度の回答ありがとうございます。
key00001さんの書かれていることはよく理解できます。
書かれている内容を頷きながら読みました。
回答16では分からなかったのですが、この回答17の内容に絶賛です。
私の書き方が不十分だったのでしょうね。私は子供の教育のすべてを学校に期待してはいません。key00001さんが書かれているように家庭、親の責任だと思っています。
多くの日本人が高度経済成長そしてGDP世界第二位に満足し、金銭欲や物欲に走る中で失ったものがあまりにも大きいと感じているものですから。
No.16
- 回答日時:
ゆとり教育の「コンセプト」は良いのですよ。
しかし、その実践の手段と結果に、大いなる問題がありました。
簡単に言っちゃえば、「学習量を減らしてどうするの?」であって、ゆとり世代とその前後で、学習量に違いがあるワケです。
それでは、「教育の平等」を謳う憲法にも違反する行為です。
また時代が進むと共に、新しい歴史や事象とか発明や発見も増えるワケで、徐々には学習量も増えて当然です。
それを「減らす」と言うのは、平等とか摂理にも反していると思いませんか?
一方、増えて当然の学習量に対しては、ゆとりを増やす努力をするのも当然,必須ですが、それは時間的なゆとりとか、教育方法のゆとりです。
より高効率な教育方法を確立すれば、同じ時間で高密度な授業が行えます。
それが無理なら、週に1時間くらい、コマ数を増やすとか。
あるいは5年生の授業が判らないトコがある6年生の児童には、放課後や土日に、希望する授業を施すとか。
現在ならPCを利用し、学校と家庭が連携して、子供を教育することも可能です。
即ち、教育を受ける権利者である学生に、ゆとりを与えると言うことは、教育を施す義務者である国や教育機関と、親にとっては、「負担が増す」と言うことに他なりません。
すなわち、ゆとり教育とは、教育に関わる予算とか、週に1~2時間とか、毎日15分とかだけでも、教育を施す義務者側の負担が増さなきゃ、おかしいのですよ。
子供がゆとりを持って遊べる様にするには、門限を15分遅くするとか、ゲームする時間をちょこっと削るくらいで事足ります。
回答ありがとうございます。
key00001さんのおっしゃる「その実践の手段と結果に大いなる問題がありました」というところは検討を要するところなのでしょうね。
実は私の経験では、学業成績がよくても人間性が低い社員があまりにも多いと感じていました。何というか他人に勝つことが人生といった感じでしょうか。これではチームワークにも悪影響があるし困ったものです。教育といっても高等数学などは一般にそんなに必要ないのですね。そんなことに必死になることよりも、もっと人々と穏やかにコミュニケーションできる人材の教育の方が望まれるという思いです。
子供たちの教育はとても大切なのですが、学力というよりも人間教育という面ですね。
No.15
- 回答日時:
NO13です。
詳しい事情は分かりませんが、ある日突然、総合学習は、国際理解、環境、福祉の授業以外には認められないとの通達がありました。指導要領にも書かれています。
学校でしたことは、個別に学習させるのでなくグループで調べて発表する形式の学習ばかりになりました。すなわち出来る子が本やHPを読んでそれをグループで発表するだけですので、学習についていけないことは何もすることが無いのです。それが週に3時間です。国語と算数を削ってすることになりましたのでそれだけバカになります。文部科学省の心配です。
再度の回答ありがとうございます。
総合学習にはそのような経緯があったのですか。
まあ確かに、自分で考えることや発表などは日本の教育で足りなかったところですから、それはいいことでしょうが、反面が国語と算数を削ったということなのですね。
No.14
- 回答日時:
回答じゃないです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA% …
私と同世代の漫画ですが、当時の受験戦争をわりと忠実に描いています。
当時も昔も、東大合格の最短距離は、有名私立大学進学です。
でも、今と昔で、東大進学者の違いは、その進学者の地域、進学家庭の幅の狭さです。
全国の高校生の分布と同じ分布で、進学者を集めるのが全国区の大学だと定義したとしたら、東京大はいまは東京の一地方大に過ぎません。
http://homepage3.nifty.com/katu-kobayashi/zenpan …
http://todo-ran.com/t/kiji/12088
http://todo-ran.com/t/kiji/15402
この記事だと、京都大を地域大になってしまっていると、書いてますが、京都大が近畿圏・西日本からの合格者が支えているのに対して、東京大は、ホント東京都の合格者で支えられた大学になっているといえる気がします。
これが、今と昔の違いです。
「できる地方出身者」が一旗を揚げるために中央を目指さなくなったのが、ゆとり教育の成果です。だれが得すると思います?
詰め込み教育に戻すことで、この「気持ち」を戻すことができるか、が、ご質問の本来の主旨だと私は思っています。
再来年から、東京大は、全国のすべての高校で、男女1名ずつ推薦できる 推薦入試を開始します。東京大の最大の特徴は、全国のほとんどの家庭は、学費免除になるってことです。保護者の年収が最も高くて、でも、普通の家庭の子が最も安く学べる大学なんです。
最後にご質問への回答。
日本は、日本を支える1%の人材を子どもたちから育てることに失敗しました。それを何とか行おうというのが、「ゆとり教育」の主旨であり、今回の教科書改訂に伴う「受験戦争の再現」の主旨です。
私も含めて日本人が世界の国々の中でも恵まれた生活ができるのは、私たちのまじめさを活かすだけのリーダーに恵まれたからといえますが、その肝心のリーダーがここ30年間出ていないんですね。私が受けた高度成長期は、いかに優秀な技術者・学者を育てるか、バブル期は、いかに優秀な官僚を育てるかでした。その後、ずっと身近なリーダーを育てるかにこだわっています。
回答ありがとうございます。
「できる地方出身者」が一旗を揚げるために中央を目指さなくなったのがゆとり教育の成果です。だれが得すると思います?」ですが、私には誰が得するのか分かりません。
最後の「これからの日本を支えるリーダーの育成」は大切ですね。
それはエコノミック・アニマルから脱皮したリーダー像を望みたいものです。
No.13
- 回答日時:
ゆとり教育の失敗は、週休二日制ではありません。
総合的学習の失敗です。
総合学習でしていることは、まるで遊びです。福祉、国際理解、環境問題いずれにしてもHPを見てそれを模倣するだけの教育のために週に3時間も使っています。
総合学習が始まるときには、漢字の苦手な子には漢字の練習、算数の苦手な子には個別学習、学業が十分に進んでいる子には自主学習をするような計画で始められましたが、ある時算数の個別学習などダメと言うことになりました。あの時の失敗が今も続いております。
回答ありがとうございます。
ゆとり教育の失敗は総合的学習の失敗ということですか。
何故算数の個別学習がダメとなったのでしょうか。
No.12
- 回答日時:
ゆとり教育を非難する人々は、それ以前の詰め込み教育では学力が向上したと信じ込んでいるから笑えます。
戦前・戦中の生徒が戦後の生徒よりも立派だったというのと同じぐらいの、現実を知らない妄想です。詰め込み教育の時代でも、東大や京大に合格した者の殆どは、それこそ寝食も忘れて必死に勉強しました。つまり、そうしなければならないほど、能力が低かったということです。
回答ありがとうございます。
最後のところは面白い解釈ですね。
「戦前・戦中の生徒が戦後の生徒よりも立派だったというのと同じぐらいの現実を知らない妄想です」の意味がちょっと分かりにくいですね。
私は、昔の生徒は今に比べて「お金さえ」というところが少ないのがいいと感じるのですが。
No.11
- 回答日時:
ゆとり教育自体は、それが学力の低下--日本の国力の低下--につながるはずはないはずでした。
なぜ、ゆとり教育が導入され、見直されたのかの背景にある世情を理解しないときちんとした答えはでないでしょう。幸いに私は、現行の指導要領、ゆとり、ゆとり以前の詰め込み、それ以前の時代をすべて歩いてきてます。
例のスプートニク・ショック( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%97% … )で衝撃を受けたアメリカ・日本は理数科教育に重点を置くことになりました。1961年の指導要領改訂、その後の1971年( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%BF%92% … )の改訂は濃密で「新幹線授業」と揶揄されるものでした。
私たちの高校時代は1961年版でしたから、理科は物理・化学・生物・地学の4教科必修ということからもわかると思います。私が教員免許を取ったのはこの時代。
そのために、付いていけない子は、いわゆる「落ちこぼれ」となりました。これも大きな社会問題となります。
その反省から、1980年、1992年と段階的にゆとり教育になり2002年にピークを迎えます。週完全5日に2002年頃から移行しています。
ゆとり教育の時代に受験地獄はなくなったかと言うと、逆です。学校教育で勝ち残れる力を身につけられなくなったため、塾や私学が盛んになりました。金銭的に恵まれてないと教育を受けられない。ゆとり世代のほうが大変だった。
>しかし、これもどれほどの問題が起こるのかについても疑問があります。
日本は資源もない国です。江戸時代から日本は教育熱心な国で明治以降はさらに教育に力を注いできました。資源のない国の国力は国民の学力に依存する事は異はないと思います。
教育ではなく、スポーツに置き換えるとよくわかりますが、世界に通用する数人の選手を輩出するためには、膨大な数の落ちこぼれもいるはずです。しかし、そのトップのおかげで皆がそのスポーツできるし・・。そのトップ選手で皆が支えられている。
学問も経済もスポーツも、その点では皆同じ。トップになろうとすれば、必ず激しい競争が必要。競争を否定することは、一見、すばらしいことに見えますが・・
>受験勉強によって得られるメリットよりも、多くの青少年が大切な時期を受験戦争に費やすことに疑問もあるのですが。
ゆとりは、それを解消することにはなりませんでした。逆により熾烈に、そして金銭的に裕福な家庭の特権にすらなってしまった。いじめが大きな問題になった原因にすらなってしまった。
「心にゆとりを持とう」・・・これは、教育内容を下げても得られるものではなかった、これが30年間にわたるゆとり教育の大きな反省です。
ただ、今、新しい指導要領で指導している現場の教師自身がゆとり時代の人たちですから・・
ゆとり教育自体は、社会すべてが正しく理解して実践できたらよかったのかもしれません。
私は、過去の改訂時ごとの中学校の教科書(理科)を持っていますが、今の教科書と比較すると、本当にゆとり後半の教科書は目も当てられないくらい低レベルです。それじゃ、子供は育たない。勉強する意欲もわかないでしょうね。
回答ありがとうございます。
いろいろな角度から説明いただきました。
「ゆとり教育の時代に塾や私学が盛んになった」というのは皮肉な現象ですね。
これは教育政策というよりも国民の上昇志向によるものでしょうね。
「日本は資源もない国です。江戸時代から日本は教育熱心な国で明治以降はさらに教育に力を注いできました。資源のない国の国力は国民の学力に依存する事は異はないと思います」とのことは、戦後一貫していわれてきたことですが、私は元々そこに根本的な疑問があるのです。戦後の高度経済成長の影で失ったものがたくさんあるからです。ただ金銭的或いは物質的な豊かさに猛進してきた日本ですから、そこに失ったものを振り返る国民は少なかったと思います。
私は経済的に貧しかった昭和30年代の方がよっぽどよかったという実感があるものですから。
No.10
- 回答日時:
kaitara1です。
大人にとっては、かねにならないことをやるのがゆとりなのですが、子供の場合には学力が増加しないことをやるのがゆとりです。つまり多くの大人は、自分の子供が金に困らないように学力をつけさせようとします。学校がない時は塾に通わせます。これがゆとり教育の実態です。拝金主義というのは金にならないことはしない、金になることならないでもするという主義です。日本語もろくに操れない小学生に英語を教えようとするのもそうです。英語が使えないと、将来高収入が得られる企業にはいれないからです。つまりゆとりも金を生むために使わなければならないのが拝金主義です。再度の回答ありがとうございます。
「ゆとり教育というのは拝金主義の変形」とはそういう意味なのですね。
確かに、地方の自然豊かな中で暮らすのとは違って、都市部ではお金を稼ぐことが豊かな生活につながりますからね。
No.9
- 回答日時:
自分の意思だけでちゃんと生きていける人というのは大人でもほとんどいません。
まして子供ではまず無理でしょう。ゆとり教育のゆとりというのは、いわば自分ひとりで生きて行けというようなものです。これは自分のことを考えても賛成しにくいです。おそらくゆとり教育というのは拝金主義の変形だろうくらいにしか考えられません。普通の大人はゆとりある生活というとお金に不自由しない生活と考えないでしょうか。回答ありがとうございます。
最後の「普通の大人はゆとりある生活というとお金に不自由しない生活と考えないでしょうか」はそうでしょうね。
ただ「おそらくゆとり教育というのは拝金主義の変形だろうくらいにしか考えられません」がちょっと分からなかったです。「つまり」が欲しいです。
No.8
- 回答日時:
ゆとり教育には、いくつかの柱がありました
それらを無視して語る人が多いのは、マスゴミのせいだとは思います
まず、完全週休二日制の導入(2002年4月6日)がありましたね
それに伴い、土曜日や放課後や普通の時間帯(授業)に、一般の人たちを学校に受け入れ、地域の様々な職業の人たちや年配の人たちを招き、様々な学習の機会を児童や生徒に与えるというモノでした
いわゆる、「開かれた学校」という政策です
これらが成功していれば、例えば・・・大工さんになりたい、農業をやってみたい、地域に役立つ仕事をしてみたい、ボランティアをしてみたい・・などの多種多様な将来の夢を育むことが目的とされていました
何のために勉強をするのかを、子どもたち自らが見出す・・・・、ここまでが「ゆとり教育」でした
しかし、なぜこれらのことが行われなかったのかをマスゴミも一般人も忘れています
「附属池田小事件」です (2001年6月8日)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%84%E5%B1%9E% …
それまでは、ゆとり教育の準備として「開かれた学校」を目指し、一般人(地域の人)でも自由に学校に入れるように進められていましたが、この事件をきっかけに、「閉ざされた学校」になってしまいます
本来は、地域の人たちが教師に変わり、児童や生徒のワークショップに参加したり、行事を一緒に行うなどの目的がありましたが、その目的だけが失われたままで「ゆとり教育」が続けられました
また、民主党の「高校授業料の無償化制度」などにより拍車がかかり、ある程度の学力があれば良いという思考が蔓延しました
つまり、書かれている「学力低下」という言葉もマスゴミや左派が作りだした妄想で、本来は「目的低下」であると思います
回答ありがとうございます。
なるほどと思いました。
「開かれた学校」は素晴らしいことです。
このような考えはこれからの日本に必要でしょうね。
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