前歯 詰め物について。

こんにちは、詰め物についてお聞きします。

転倒して前歯（３分の１）が折れました。今はプラスチック（保険適応）
を詰めています。
詰めたばかりで変色もなく普通にしていたら分かりません。今３０歳です。


ネットで調べると保険適応のプラスチックは早い段階で変色してしまう
と書いてあります。
変色の都度プラスチックで詰め替えるのが良いのですが、詰め替える際も
再度削る為、何度も出来ない様です。（自分でネットを見る限り）

変色の少ないセラミックにすると大きく削らなくてはいけないのでそれに違和感
を感じたら（変色、折れ、加齢で自身の歯と馴染まない）リスクが大きいと感じ
ています。

私は
今の詰め物が変色したら
審美歯科に力をいれていて保険適応外でプラスチックの詰め物をしてくれる歯医者に行き
あまり削らず従来のプラスチックの詰め物より長持ちさせる。
↓
それを繰り返し（あと１回くらいだと思いますが）限度がきたらセラミック。
↓
それがダメになったら差し歯と考えています。

岐阜に住んでいるので愛知県、岐阜あたりで審美歯科に（プラスチック詰め物）
力をいれている、また評判の良い歯医者さんをご存じの方教えていただけたらと思います。
セラミックで（保険適応外）丁寧に差し歯を作ってもらった等…

今は、豊橋市のＥＥデンタルさんが良いかなと考えていますが…。自分がネットで調べただけなので限度があります。

また違う方法もある等教えて頂けたら有難いです。お願いいたします。




（（すみまんせ…カテゴリを間違えてしまったので付け加えて再度投稿しています））

No.1 ベストアンサー 回答者： ryoma-maeoka 回答日時： 2015/01/19 00:00

愛知県一宮市で歯科医師をしている者です。

ご自身で色々と勉強されたんですね。

治療は歯医者任せになってしまう方が多い中、
とても素晴らしいことだと思います。




飽くまで個人的な意見ですがお答えさせて頂きます。



まず保険のプラスチックによる詰め物ですが、
しっかりと表面が研磨してある状態でしたら
そこまで早く変色することはないと思います。


もちろん着色しやすい食品(カレー、コーヒー、お茶)などを
多く召し上がると変色しやすい環境にはなります。

しかし、そこまで食事を気にするほどのことではないと思います。


日本の保険で使われるプラスチックは海外では
自費治療でも使われているレベルのものが採用されていますので
強度、見た目も比較的良好ですからご安心下さい。



もし私がnikoyamanba25さんなら保険のプラスチックでどうしても満足出来なくなった場合、
保険適応外のプラスチックでの治療を挟まず、セラミックの被せ物にするかと思います。



理由としましては２つあります。


先ず、保険適応外のプラスチックでしたら多少保険の物よりも
色調は自然になりますが、材質自体は大差ありませんから強度の面で被せ物に劣ります。

また変色しないといっても基本的な成分は同じですから
どこまで変色しないかは実際に生活して頂かないと分かりません。



もう一つはセラミックの被せ物にするためにはご自身の歯が出来るだけ残っている方が
精度の高いものが入れれる可能性が高いということです。

どうしてもプラスチック材料での治療回数が増えますと、
治療の度にわずかですがご自分の歯も削ることになります。

その後にセラミックの被せ物をしますとツギハギだらけの歯に被せる形になりますから
土台の歯の強度としてやや不安が残ります。

セラミックであればほとんど着色の心配はなく、
しっかりと管理して頂ければ一生使っていただけるものになります。

ですから一度高額な保険適応外のプラスチックを挟むよりも
全体でかかる費用は抑えられると思います。




まとめますと

１、とにかく保険のプラスチックで着色等が気になるまでは経過をみる

２、保険のプラスチックに着色、段差等が出始めたり、満足出来なくなったらセラミックの被せ物にする

３、定期的に歯医者でのメインテナンスを受け、問題が生じていないかチェックしてもらう

といったところかと思います。



保険のプラスチックでも定期的にポリッシング(研磨)を行えば
かなりの期間問題なく使って頂けると思いますよ。



最後にオススメの歯医者さんはどこ？というご質問ですが、
インターネットでの広告やホームページで選ばれるのも一つだと思いますが、
ご自身で勉強された知識を基にしっかりとした治療をしてくれる医院を
自ら探されるのが一番です。

特に問題なければ今回治療して頂いた先生を信じて
通院して頂ければと思います。


多くの方が誤解されているところですが、

いかに凄い治療をしているか、
いかに最新の設備があるか、
どんな専門資格があるのか、

といったことは本質的には何の意味もありません。


それよりもどれだけ真剣にnikoyamanba25さんのお口を管理していく方法を
考えてくれるのかを基準にすることが大切だと思います。



私たちに出来ることは患者さんのお口の中の環境を
本来の健康な状態に近づけることだけです。


どれだけ高額な治療でも決して元通りには出来ません。

そして健康なお口を管理していくのは歯医者ではなく、
nikoyamanba25さんご自身だということを是非認識して頂きたいのです。

そのために必要な知識、情報を提供してサポートしていくのが
私たち歯科医療従事者の仕事であり、責任なのです。



ですから今通院されている歯科医院を信頼して頂き、
しっかりと定期的に受診されることが大きなトラブルを未然に防ぎ、
一生ご自分の歯で噛める環境を維持できる道だと考えます。



歯が折れたのがきっかけとは言え、
ご自分のお口に関心を持って頂くのは本当に大切です。

是非これからもご自分の歯の価値を考え、大事に管理して頂ければと思います。



簡単な回答になりましたが、少しでもお力になれていれば幸いです。


お大事になさって下さいね。

この回答へのお礼

丁寧に解説してくださり本当にありがとうございます。m(--)m
心強いです。

ネットでは差が出る等書いてありますが、保険適応外のプラスチックもあまり変わらないのですね…。
言われてみたら、その様な気がしてきました。

セラミックの詰め物（被せ物）が自身の歯が残っている方が良いのですね。
確かに、プラスチックでも、あと１回くらいしかできないのらセラミックにした方が賢明な
気がしてきました。

素人が凝り固まって考えてはダメですね…。

今のプラスチックを長く持たせるように頑張り、次はセラミックにしようと
思います。

お忙しい中、解りやすく納得いく返答をしてくださり、本当にありがとうございます。

お礼日時：2015/01/24 19:43