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わたしの夢は医師になることです。そのために幼い頃から勉強を頑張り、第一志望の中高一貫校に入り、今でも、遊ぶ間を削り、医学部を目指して勉強しています。
しかし、人体の臓器や廃棄物の仕組みなど聞いたりするだけで首筋から下が震えたりすることがあります。
こんな私に医師の適性があるとは思えません。でも、今まで努力してきたので諦めたくありません。
いつか慣れるものなのかも分からないので医学部は諦めるべきでしょうか?

A 回答 (4件)

中高一貫校から国立大医学部を経て現在医師12年目、米国留学中の男性です。



医師を目指して御勉強中とのこと頑張ってください。結論から言いますと、極度の不安症とかでなければ、すぐに慣れますよ。本当にどうしてもだめでも、研究の道に進んで、臨床から離れる方法もありますし。医師免許はただの免許であって、貴方に苦行を強いるものではありませんから。

中高一貫校ですと、東大・京大から官僚・一流企業を目指す友達も多いと思います。優秀な成績を持ちながらなぜ医学部にこだわるのか、親が医師ではない私はだいぶ葛藤しました。私も貴方と同じように、医者になりたくてしょうがないけどなんで医者になりたいかはよくわかっていない、医者という職業への適性を恐れる受験生でしたから。でも実際は受験生のほぼ全てが同じであると思います。家族が病気になって...とか
もっともらしい話はいくらでもありますが、なぜ自分が医者になりたいのか、って難しいですよね。

私も受験生の時にはリアルな医師像が描けませんでしたし、虫や動物に触るのにも抵抗がありました(今もです)。生物選択でないので、生物にもあまり詳しくはなかったです。でも現在は外科医として普通に暮らせています。普通に暮らしていた高校生が、6年間の教育を経て人の体を治す側に回る。これはとてつもなく劇的な変化です。18歳の段階でこれをすべて予測することは無理だと思います。研修医でもまだ実感は出ないと思うくらいです。
18歳だと、きちんと筋道だって自分の医者になりたい理由を説明できる人は素晴らしい思うでしょう。心から人のために尽くしたい慈愛にあふれた人間が素晴らしいと思うでしょう。でも現在の私から見ると「医者になりたくてしょうがないけど、色々な不安がある」のが正直で正常で、より患者の気持ちに寄り添える可能性が高い人間なのであろうと思います。望むらくは「とにかく良い医者になりたい」という情熱でありますが。

周りにはなんで医師を目指すのか聞かれ、面接でも聞かれます。なんで医者になりたいのか、という質問が重要であるのは、医学部に入る人間は9割以上の確率で医師免許を与えられ、一人の医師教育に高額の税金が使われるからでもあります。逆にいうと、とにかく医者になりたいこと、ってとても重要なことだと思います。適正なんて気にせずに、良い医者になりたいから、というわけのわからない強い情熱があれば、それだけで
良いんだと思います(ただし入試の面接本番では対策を練ってくださいよ)。

医学部に入って2-3年目に解剖実習というものがあり、ここであなたは初めて人体に触れます。
ホルマリンの匂いと目の前の御遺体に皆がショックをうけ、気分が悪くなる子もいますが、全員が一週間で慣れてしまいます。
でも医者人生で一番強烈なのはこの瞬間なんです。『医学の発展のために御献体いただいた方々には医師人生をかけて報いなければなりませんし敬意を忘れたことは一度もありませんが』、生きた人の体に触れるのと、ホルマリンにつけた人の御遺体を触ることが全然別であることが分かりますでしょうか。

Christine Montrossという方が書いた『Body of Work』という良書があります。これは社会人を経て医学部に入り、医学生となった著者が、初めての解剖学実習で思ったことをつづった本です。日本語訳は出ていませんが、英語の勉強にもなりますし、あなたと同じような悩みが描かれています。勉強に余裕があったら、お勧めです。


医師ってとても素晴らしい職業ですよ。社会的・経済的な良さもありますが、とにかく夢中になれる職業です。無茶苦茶に頑張れる貴方なら「適性」があるはずですよ。
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この回答へのお礼

諦めずに頑張ります‼︎
ありがとうございました!

お礼日時:2015/07/31 10:30

適性がなさそうだから「諦める」と書いているうちは医師を目指すべきでしょう。



適性がなさそうだから「やめる」と考えるのであればやめてもいいでしょう。

私の母校でもある東大は、理科三類を除き「医師になろうと思えばなれたけれどあえてその道を選ばなかった集団」です。

「多様性の中で生きる」選択も、また価値のあるものです。人体や人命は尊い宇宙ですが、人体の外にも人間が挑むべき宇宙は広がっています。
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人を助ける仕事なので頑張ってほしい

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医師を目指そうと思った理由は何でしょうか。



少年たちが幼い頃に目指すサッカー選手や野球選手。いつしか適性を判断し、進路変更をする。幼い頃にお花屋さんやケーキ屋さんに憧れた女の子もそう。幼い頃の夢が成長過程で「何だか違う」と感じることはごく普通のことです。
プロスポーツ選手は努力だけではどうにもならないことに早くから気付けるので諦めやすいというのはあります。お花屋さんなどは、遅かれ早かれ憧れだけでは生活ができないことに気づくので、こちらも諦めがつきやすい。

ところが医師が夢の場合、大学の医学科に入学できさえすれば、ほぼ確実に医師になれ、将来が約束される。成長過程で「何となく違う」「適性がないのではないか」と感じても、約束された将来という魔力で途中下車の勇気がくじかれる。これを幸いだと捉えるのか、不幸なことだと捉えるのかはご本人の「夢への思いの強さ」によることではないでしょうか。

進路決定の際、理系の高校生たちがまず考えるのが、医歯薬系に進むか理工系に進むかです。国立医学科を目指せる学力の人が理工系を選ぶ理由で最も多いのが、質問者さんと同じように「嫌だと感じる物は見たくない」という理由。「なぜ(その学力があって)医学でなく理工を?」と訊ねれば、大抵の子たちが「理工の○○が好きだから」ではなく、「血が嫌だ」など、医学に興味が持てない理由を言います。消去法でそうなった、という子たちが意外に多いのに気付きます。

それでも、質問者さんがおっしゃるように、仕事にしてしまえばそれも慣れてきますし、案ずるより産むが易し、という場合も大変多いのです。車酔いだってマット運動の回転訓練で克服できるように、人間は体も心も経験で順応できるようにできています。
しかし、一方で、どうしてもだめだ、という人も多く存在します。
最近の子どもたちは虫さえ嫌がって殺せない子たちも多いようです。きれいなものしか自分の周りにはなく、動物や人の死も身近に感じずに生活しているのですから仕方がないことかもしれません。

医師への夢の強さ、それは単なる憧れではない、勉強をしてきたことが無駄になりそうな恐怖心からでもない、絶対に医師になって人々を助けたい。結局はその思いの強さだけだと思うのです。
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