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中央銀行の役割は物価の安定だと思います。

ということは平たく言って、単純化すると、経済成長に合わせて、貨幣の供給量を増やし、デフレにもインフレにしないことが本来の中央銀行の機能ということでしょうか?

QEなどの特殊な操作は、ここではあえて考えないと想定してください。

A 回答 (3件)

まあ、そう解釈できなくもないのですが、今の黒田日銀は「2%インフレで物価を安定させる」ことを目指しています。

これは、2%インフレで物価を安定させる日銀首脳部を行政(安倍さん)が必要と考え、そういう人選をしてきたのだから、当たり前といえます。

この背景は、2%ほどのインフレが、経済発展に適切だという、国際スタンダードの考え方があり(米欧など)、日本はそういった金融政策を長い間しなかったために、経済が唯一、先進国で縮小したという観察があるからです。失われた15年といわれます。諸外国は面と向かっては言いませんが、日本はこの点では世界の反面教師、笑いものです。
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こういうことに詳しくないものの回答です。


「QEなどの特殊な操作は、ここではあえて考えないと想定して」というのは、どういうことでしょうか。 現状多くの経済大国では量的緩和と中央銀行が話題になっているということは、それは中央銀行の役割と大きく関係しているのではないでしょうか。 それを除外して「中央銀行の役割」を考えると、実態からかけ離れてはしまいませんか。 「中央銀行の役割は物価の安定だ」という決めつけは、なにを根拠に正当と判断できるのでしょう。 また「物価の安定」と「デフレにもインフレにもなってない」とは、詳しく見るとどういうことになるのでしょう。 物価って基本的には変動します。じりじり上昇することが多いです。物価が前年比プラスマイナス1%程度の幅で中長期的には物価が上昇も下降もしない安定状態を目指しているとか、そうした状態の達成が中央銀行の役割責任であるということはないと思います。http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4730.html
「景気がそこそこよくて、世の中も安定しているような正常な経済の状態では、景気がよいために企業や個人のカネ回りもよくなり、それがモノに向かうため物価の上昇が起こり、物価は年間で2~3%は上昇する」とすると、そして安定的に年率2~3%の物価上昇もインフレの一種であるというのであれば、「インフレにしないことが本来の中央銀行の機能」と考える人は少ないのではないでしょうか。
http://manabow.com/qa/inflation.html

政府と中央銀行の独立性や役割がしばしば話題になることから考えると、三権分立の行政と司法のような感じがします。三権分立では、立法、司法、行政で、その絡み合い・三すくみ状態を作り出すことがネライとも言えるように思います。 それからの類推では、政府、市場、中央銀行の3機能のバラバラの竦み合いで、一方向に急激な状態変化をしてしまわない(不効率なバランス体制)を作り維持することが中央銀行に担わされている一番重要な役割なのではないでしょうか。
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普通の銀行員です。


中央銀行の役割は確かに物価の安定です。

ただし、中央銀行が目指しているのは、緩やかなインフレです。
インフレ起きたら物価安定せんやろ、と言われるかもしれませんが、物価の安定とは基本的に緩やかな上昇のことです。世界の経済史において、物価は上昇し続けています。今後も上昇するでしょう。経済を考えるうえで、物価の安定とは基本的に緩やかに上昇していくことです。そうしたわけで、中央銀行は年間1〜5%程度のインフレを目指すのが普通です。

ちなみに、経済成長とインフレは基本的に同時に起きます。ワンセットなので、経済成長に合わせて、通貨の供給量を「調整し」、緩やかなインフレを目指すのが中央銀行の役目です。

こんなところで、回答としてどうでしょうか。
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