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新築工事完成間際ですが、設計GLについて、教えてください。
外構に着手したところ、業者から連絡、
設計GLに合わせて整地すると、隣地境界ブロック塀が、全体に浅く、設計GLが、ブロック塀の一番下の段の底面と同じ高さになってしまう、つまりブロック塀が、ほとんど地中にもぐらない、ひと蹴りで倒れてしまう危険な状況。
地面掘ってブロック塀をつくりなおすか、せめてブロック塀を補強することを、議論していますが、費用は全て施主持ちであることを、業者は主張しています。
設計GLの設定が初めから低すぎた為に、このような問題が生じたのだと考えると、これは、業者の責任なのでないかと考えますが、正しいでしょうか?
因みに、工事着手前に設計GLが、路面+300であることの説明はうけていますが、その際に、ブロック塀のことは何も説明がありませんでした。

また、業者によれば、着手時点のGLに戻しただけだと主張してますが、その割には、残土すき取り料金としてトラック8台分20万円を請求されてます。
GLを下げてないのにその様な残土が、生じるものでしょうか?業者は、基礎を掘った分だと言いますが、普通は基礎を掘った残土を利用して、GLを上げると言う話も聞きます。
この辺りに詳しい方、教えてください。

A 回答 (4件)

GLには、大別して、2種類あります。



「設計GL」と「現状GL」です。

「設計GL」=設計上の仮のGL(紙の上の便宜上のGL)
「現状GL」=実際の敷地でのGL
      (但し、現状の敷地もあちこちで、レベル(高さ)が、違いますので、この敷地では、
       この点の高さを、「現状GL」と設定する、と、設計者=工事監理者が決めます。
       決める要因は、工事中に高さの変動が無いところ。このため、前面道路のマンホールの
       蓋のレベルを基準として、これを「現状GL」と設定したりいます。)

1)「設計GL」を使う理由

 設計は、紙の上で行います。このため、高さ関係を決める基準の線を設定する必要があります。
 これを、「便宜的」に決めたものが、「設計GL」です。
 この基準の線から下の方は、「設計GL」から〇〇ミリの表示なので、「設計GLから、〇〇ミリ掘る必要がある。」と
 分かります。
 2階の床の高さが、「設計GL」から〇〇ミリと表示して、2階の床のレベルが、「設計GL」から〇〇ミリの高さにある、と
 分かります。

 詰まり、設計作業を行う上で、高さ関係のすべての数値の基準に「便宜的」に設定したものが、「設計GL」です。

 このため、この時点では、現地の「現状GL」と「設計GL」は、全く関連性がありません。

2)「現状GL」を使う理由

 先に述べたように、「便宜的」に、勝手に設定した「設計GL」を現地の現状に合わせる作業が
 必要となります。
 これが、「現状GL」の設定です。
 紙の上の(机上の)空論を、実際の現状に、対応させるための作業で、本来であれば、
 設計した建築士か、工事監理者(工事管理者ではありません。)が立ち合いのもと
 決定されます。
 
 実際にどのようにするか、と言うと、現状を把握し、「設計GLを現状GLから300ミリ上に設定する。」といった、
 決めごとをします。
 この時点で、前面道路のマンホール天端レベルから、空中に300ミリ浮いた高さを、
 設計上の「設計GL」に設定したことになります。

3)お話の内容

 説明がくどくて申し訳ありませんが、ご質問の内容から、HMが、上記の記載事項を
 全く理解しておらず、しかも、上記の流れに沿う「現場での確認作業」を全く
 していない、と思われます。

 仮に、「現場での確認作業」をしているのであれば、その記録が、追跡可能な形で
 残されていなければならず、まず、その記録を提出させるところからだと、思います。

 「設計GL」と「現状GL」の確認は、基本中の基本で、それを怠った場合、ご相談内容の
 ような事例が発生するのは、当然です。

 また、「設計GL」と「現状GL」の調整をし、「決定」をし、「責任を持つ」のは、
 建築士であり、工事監理者です。

 現状がどのような状態になっていても、そうなった責任は、施主側には無い(一般的には)と
 思います。

 上記、(一般的には)の意味は、現場を実際に見ておらず、また、打ち合わせ内容も
 把握しておらず、しかも、ここに提示された情報が全てか、確認できない、と言う
 意味です。

 長くなってしまいましたが、上記を良く理解され、業者に
 対応されたら、と思います。

 頑張ってください。
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この回答へのお礼

さっそくの御回答ありがとうございます。業者に、現場での確認作業について、追跡可能な記録の掲示を求めたところ、確認はしたが、書面では残っていないとのことでした。そんなものなのでしょうか?

お礼日時:2017/01/15 21:03

設計GLと言いますがそもそも「設計GL」なる定義は存在しません。


ですが一般的には用いられます。と、くどい話は置いときます。
設計図には前面道路のどの地点から建物の平均地盤面(これを設計GLなどと言ってます)
を設定しているかが記載されています。
従って質問者さんが大まかでも良いので測って見ることを最初にお勧めします。
又、残土を用いて盛土するのは現況地盤面が設計上の平均地盤面より低い場合にコストダウンを
主眼に用いる施工法で既存土が不適切な場合は全て捨てます、この点は一般的な事項としてご理解下さい。
さて、トラック8台分が10t車なのか軽トラなのか不明ですが現況地盤が高すぎる場合には生じるでしょうが、
質問者さんの内容ではその辺が不明ですので回答しかねます。
どうも境界上の塀の基礎レベルから推定すると着工前の地盤面が所謂設計GLより高かった可能性を感じます。
その為、既存塀の基礎が露出することとなったのでしょうね、でもこれらは着工前、設計段階の調査で
十分検討できる事項です、設計調査能力の不足と施工管理能力の不足が今になって現れたと思います。
設計者を交えて十分協議なさって下さい、あまり負担の生じない工法提案もなされると思います。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。残土処理費用は、1.5m3 x 8台、つまり、12m3となります。
業者には誠実な、対応をする様にお願いしておきました。
建築業者には、誠実に対応する

お礼日時:2017/01/15 21:14

基礎部分を掘削すれば、掘削しただけの土が発生します。


この時点では、これは発生土です。
発生土によって埋め戻しをしたり、それで盛り土することはありますが、残土とは、こうした処理の後に残った土です。

設計通りに仕上げて貰えばいいだけであると思います。
たとえ後日風などで塀が倒壊しても、施工業者側の問題ではなく、その場合は「風の所為」です。
それが隣地の塀であるとすれば、それはそもそも隣地内で処理すべきものです。
もしもそれが、境界線上に設けられた塀である場合は、掘削しなければ現状が出来ないような構造物に関しては、当然ながら設計前に掘削工事を伴う調査費が発生するでしょう。
これを支払っていたのであれば、設計業務上に瑕疵があったと言えるように思います。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。塀に関して、設計前の掘削調査とは普通やるものなのでしょうか?
地盤調査はやっております。

お礼日時:2017/01/15 21:10

No.1の方が書かれているのが「誤解」の元ではありますが、同様に書かれているように施主側の責任はまず無いでしょう。



>工事着手前に設計GLが、路面+300であることの説明はうけています
>着手時点のGLに戻しただけだと主張してますが

ということなのですから、実際に路面から300上がっているかどうかを争点にすれば良いのではないかと。
上がっていないなら業者間での説明不足ですからね。

口約束部分であったのなら、そのあたりの言質取りは必須になるでしょう。
(相手に録音の旨を伝えなくても証拠として採用されますし、録音をされていることを知ったことによる虚偽発言を避けるためである場合は盗聴にもあたらない)

ただ、実際に路面から300上がっているならそれ以上のトラブルはまた別の話になってきますね。
事前に境界塀の施工状態も把握無しに「設計・現状GL」の基準を出したことによって起きた追加工事の業者責任の追求になります。

本来は側溝なりが必要になる現場もあるわけで、周辺境界との絡みを加味しない設計なんていうのは素人以下の体たらくですね。
一番問題なのは造成を行った時点で壁が露出する高さであることもわかったはずで施工業者もその辺無視していたわけで。
「このままでは追加工事が必要になる」というのは基礎工事の前段階で業者の誰かがわかっていたこと。

>残土すき取り料金としてトラック8台分

「それ取り過ぎでしょ」って話にもなりますしね。そうなるとその部分の請求も差し戻して話し合いが必要です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。早速、業者に実際に路面+300となっていることを示す様に頼みました。
あとは、そもそも、路面+300で良かったのか?本当は路面+400などにすべきだったのではないか?なぜ、300を適正と考えたのかも聞いています。

お礼日時:2017/01/15 21:07

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