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古文です。老子の小国寡民の最後の行で、

「隣国」が「不相往来」というのはなぜですか??

A 回答 (2件)

今で言うところの保護主義、鎖国主義だからです。

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まず、「古文」ではなくて「漢文」ですね。



 書き下し文
隣国相望み、鶏犬の声相聞こゆるも、民老死に至るまで、相往来せず。

  現代語訳
隣国の様子が互いに眺められ、鶏や犬の鳴き声が聞こえるほどに近くても、人民は年老いて死に至るまで、(隣国同士)互いの国に行き来することがないだろう。 
 
 それが老子の理想とする暮らしです。 人民は自分たちの暮らしに満足しているから、隣の国の民と行き来する必要がないのです。(満足できなければ、隣の国がうらやましくなったりするのです)
 
 小さい国は人口が少なく、いろいろな器具があっても使わせない。人民に命を大切にさせ、遠くに移り住ませない。たとえ小舟と車があっても、それに乗ることはなく、武器や鎧があっても、並べて使用することはない。人民に再び(太古の時代にそうしていたように)縄に結び目を作って約束のしるしとして用いさせ、自分たちの食事をおいしいと思い、自分たちの衣服を美しいと思い、自分たちの住居に安住し、自分たちの風俗習慣を楽しませるようにすれば、
  に続くのです。民をそういう気持ちにさせるのが、為政者の役目だと老子は言っています。

現代では、そんな考え方をする人はまずいないでしょうね。
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