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接触してないのに交通事故!? 弁護士が教える「誘因事故」の対処法

接触してないのに交通事故!? 弁護士が教える「誘因事故」の対処法あわや交通事故!――というシーンは、多くの人が体験したり、目にしたりしているのではないだろうか。自転車で電柱にぶつかりそうになった、左折する車にもう少しでひかれるところだった、トラックに幅寄せされて反対車線に飛び出してしまったなど、中には九死に一生を得たという経験をした人もいることだろう。
こうした「接触はないが危険なシーン」というものは、警察ではいったいどのような取り扱いとなっているのだろうか。「教えて!goo」に、同じような疑問を持った人からこのような質問が寄せられている。

交通事故の範囲

質問者は、運転中にヒヤッとする場面に遭ったことから、接触はなくても交通事故は成立するものなのかどうかということを尋ねている。

■交通事故になる?ならない?


この質問に対し、回答者の意見は次のように分かれている。

「接触してないので無理じゃないでしょうか?(中略)…逆の立場で相手から請求されたら納得して素直に払います?」(fox1さん)

「もし、相手をかわして、中央分離帯などに激突した場合、(中略)…事故誘発になるので、交通事故になります」(takamayu1975さん)

正反対の回答のようにも見受けられるが、果たしてどちらの意見が正しいのだろうか。

実は、接触を伴わなくても、歩行者の飛び出しや危険な車の運転が誘因となって他の車が単独事故を起こしたりバイクが転倒したりした場合には、「誘因事故」と言う交通事故になる。
一般に、事故を警察に届け出ると交通事故証明書を取得することが可能になるが、誘因事故の場合には、この証明書に事故の誘因者(事故の原因を誘った者)が記載されることになる。こうした誘因事故の場合、誘因者には責任が生じるので、十分な注意が必要である。

■「誘因事故」に遭ったら…。


実際に誘因事故に遭ってしまった場合には、加害者(誘因者)と被害者のそれぞれにおいて、どのような対応を行ったら良いのだろうか。山崎法律事務所の山崎佳寿幸弁護士に伺ってみた。

「まず加害者について言えば、道路交通法上、報告義務と救護義務があります。従って、警察署に事故を報告し、被害者の救護をしなければなりません」

これは、加害者として最重要な事項だろう。

「次に、主に被害者にとってですが、目撃者の方を見つけ、連絡先を聞いておくなど、事故情報の証拠化をすることが望ましいと言えます。また、加害者が事故発生に気付かずにその場を離れようとすることがありますので、そのようなときには、加害者がその場を離れないように周囲の人の協力を求めたり、加害者の情報(車種・色・車両番号など)を記憶に留めるようにしましょう」

被害者の方が行うべきことが多いようにも感じるが、最終的には自分を守るために必要な対処と言える。事故を起こさない・巻き込まれないことが一番だが、もしも、こうした誘因事故(非接触事故)を目撃した場合は、積極的に被害者をサポートすることを心がけたいものだ。


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