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世界恐慌の際、イギリスの挙国一致内閣は金本位制を停止した本で読みました。金本位制について少し調べたのですが説明が難しくてあまり理解できませんでした…。

なぜ世界恐慌の際に金本位制停止が有効だったのかを含めて、金本位制について分かりやすく教えてくださると助かりますm(._.)m

A 回答 (1件)

「金本位制の停止」とは「通貨の発行量を増やすこと」(厳密には、「通貨の発行量を政府が制御できるようにすること」)であり、一種のインフレ政策です。



恐慌は、通貨があまりに一部の人間の寡占状態に陥ってしまったために、多くの大衆の購買能力が失われてしまい、極端な不景気となって現れる現象ですが、この状態(財の寡占状態)を解消するためにインフレ政策が有効であることが近年になって明らかになっています。

あと、相対的な話では、他国よりも早くに金本位制から離脱すると、自国通貨安に誘導されるので、輸出が増えて国内景気が回復する等の効果もあります。但し切り下げられた他国の方は、その分景気が悪化するため、一部の国が金本位制から離脱することは「通貨切り下げ競争」とみなされ悪いことと考える説もかってはありましたが、現在では、全ての国が金本位制から離脱しても、全体としての恐慌抑止効果が期待できることが明らかとなっています。(だから、今は金本位制を取る国はほぼ皆無になり、世界は変動相場制に移行しています。)
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