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外国人です。どうぞよろしくお願いします。

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金田一春彦氏の理論によると、日本語の動詞には四種類あります。
(1)状態動詞:状態を表す。「~ている」の形にならない。
(2)継続動詞:ある時間内続いて行われる種類の動作、作用を表す。「~ている」の形になり、「動作の進行中」であることを表す。
(3)瞬間動詞:瞬間に終わってしまう動作、作用を表す。「~ている」の形になり、動作、作用が終わって、「その結果が残っている」ことを表す。
(4)第四種の動詞:時間の観念を含まず、形容詞のようにその物事の様子、性質、形状、印象を表す。常に「~ている」の形で用いられる。

<状態動詞の例>
ある、いる、(可能の)できる、要する、値する、など。
<継続動詞の例>
(1)人間の動作を表すもの:読む、書く、笑う、泣く
(2)自然現象を表すもの:散る、降る、咲く、など。
<瞬間動詞の例>
死ぬ、(電気が)つく、消える、触る、届く、決まる、
見つかる、始まる、終わる、など。
<第四種の動詞>
そびえる、すぐれる、ずば抜ける、ありふれる、似る、
(水が)澄む、(角が)とがる、高い鼻をする(している)など。

(参考URL: https://www.tomojuku.com/blog/verb/
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けれど、第四種の動詞は「~ている」の形だけではなく、「~た」の形でも用いられると思います。
即ち、「~た」は一部の動詞を状態化することができると思います。
なお、「だ」、「です」などの判断助動詞も状態動詞になっていると思います。

興味深いことに、私はよく「状態動詞+た」の形を見ています。例えば、
「あった!」(探し物をするとき)
「貴様はスパイだったのか!」(相手がスパイだという事実を発見するとき)

要するに、状態動詞を状態化するのですか。元々は状態動詞ですし、なぜそんなことをするんですか。
どうか教えてください。

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    kifimi_gooさんへ:ご回答ありがとうございます。
    第四種の動詞のことはともかく、「~た」には確かに「~ている」のような使い方(状態化?)はあるでしょう?例えば、「あの人は死んだ」=「あの人は死んでいる」、「死んだ人」=「死んでいる人」とか、「~たほうがいい」とか

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/08/14 15:55
  • どう思う?

    そうなると、なんで「あった!」などに完了を表す「た」をつけなければなりませんでしょうか?
    「ある」とは、常に「ある」の意味で、なんで完了の意味が必要でしょうか。

    No.4の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/08/21 09:18

A 回答 (8件)

すでに答えが出ているので本題に対する答えではありませんが、動詞の分類について誤りがあります。


まず「咲く」はこの分類法だと瞬間動詞になるはずです。「咲く」というのは咲いていない状態から咲いている状態に変化する瞬間を表す動詞ですよね。
「触る」はこの分類法だと継続動詞になるはずです。「触る」という行為は継続することが可能ですよね。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

お礼日時:2018/08/21 09:33

「た」と「ている」に似た要素があるのは当然です。

現代語と古語を対比させていくと、古語にあった六つの助動詞「つ・ぬ」(完了、強意)「たり・り」(完了、存続)「き・けり」(過去)を全部引き受けたのが現代語の「た」です。「た」自体は「たり」の変化したものですが、当然その中にある存続(ている)の意味も引き受けています。
 違った話→違っている話、死んだ人→死んでいる人、曲がった道→曲がっている道。
しかし、厳密にはニュアンスに違いがあります。「死んだ」は過去を言っているだけですが、「死んでいる」にはすでに死んでしまい、今はその痕跡(お墓など)を残すのみという、「瞬間(動作)動詞」の意味合いがあります。
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この回答へのお礼

なるほど!大変勉強になりました。どうもありがとうございます。

お礼日時:2018/08/21 09:32

>即ち、「~た」は一部の動詞を状態化することができると思います。



それは「た」の用法の一部にすぎません。
また、
優れた(作品)
ずば抜けた(素質)
ありふれた(出来事)
似た(雰囲気)
澄んだ(瞳)
尖った(刃)
などのように、連体形として使われます。

「あった!」(探し物をするとき)
「貴様はスパイだったのか!」(相手がスパイだという事実を発見するとき)
などの場合は、⇒「発見・確認」という用法であり、状態を表しているわけではない。
『状態動詞を状態化する』わけではありません。
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この回答へのお礼

分かりました。どうもありがとうございます。

お礼日時:2018/08/21 09:27

> 要するに、状態動詞を状態化するのですか。

元々は状態動詞ですし、なぜそんなことをするんですか。どうか教えてください。

質問の意図というか、なにを質問されているのかが、私にはわからないのです。

https://www.tomojuku.com/blog/teiru-zentai/
ここには、「めがねはレンズとフレームから出来ています」「地球は自転しています」「歩いています」「泣いています」「ドアが開いています」「穴が開いています」「終わっています」「見つけています」「見つかっています」「劣っています」「似ています」「異なっています」のような表現で、「ています」がついているときに、その前の動詞はなにを意味しているのかを理解するとき、一律には扱えないので、動詞を、"瞬間的変化そのものとその結果の持続を指すもの①"、"通常とは異なる動作や変化が繰り返され続いているのを指すもの②"、"動作や時間的変化は関係がなく状態そのものを認定識別していることを示すもの③"と三種類が日本語の動詞にあることを理解すると、日本語の学習や研究に役立つ可能性があることが書かれていると思います。 さらに「ています」を後続させなくても"状態そのものを認定識別していることを示すもの④"が日本語の動詞にはあることを理解すると、日本語の学習や研究に役立つ可能性があることが書かれていると思います。
その④が「状態動詞」で、例としては、定義・認知認定の意味で使われる「ある」、可能であるという認定に使う時の「できる」、存在の認定に使われる「いる」があるのだと思います。 「ている」の後半の補助動詞「いる」も「状態動詞」です。
③が「第四種の動詞」で、例としては、「似る・似ている」「異なる・異なっている」「生きている」「生えている」「聳える・そびえている」 なお、通常の多くの動詞で「ている」という表現も、"動作や時間的変化は関係がなく状態そのものを認定識別していることを示す表現"であることが多いです。「研究している・野球をしている・願っている・誇りにしている・はやっている・よく食べている・日本語を勉強している」
②が「継続動詞」で、例としては、動作主体が同じ動作を繰り返し・続けているときに使う「笑っている」「叫んでいる」「切っている」「話している」「聞いている」など、現象が継続していることを示すときに使う「効いている」「振っている」「晴れている」「咲いている」「流れている」など
①が「瞬間動詞」で、例としては、「終わっている」「消えている」「なくなっている」「跳ねている」「燃えている」「見つかっている」「融けている」

通常、日本語環境で産まれ育った場合、あるいは来日し日本語を使って仕事や日常生活をする場合、ただ日本語会話や日本の文献を読む場合にあっては、動詞を分類して考えるという必要はないです。 用例に慣れたり、適当に字引を引く程度でも、十分に日本語が使え、読み聞くことができます。

ただ、何か言語学的な観点で、いろいろの言語の特徴を比較したり、動詞の違いを活用形で分けたり、テンスやアスペクトでみたり、などに強い関心興味があれば、そうしたことも一つの手法として意味があるのだと思います。
日本語文法にも見方で、いくつかの種類があります。 「として」を手法としてみる以外の方法もいくつかあります。
http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/5/ …

「た」や「だ」の使い方が、動詞を種別分類するのに役立つのか、私には疑問です。
あった、いた、笑った、跳んだ、跳ねた、消えた、燃えた、生きた、死んだ、生えた、枯れた、見つかった、見た、読んだ、呼んだ、なくなった、転んだ、産まれた、似てきた、違ってきた、煮た、来た、居た、あった、できた  
(「た」と「だ」の使い方でしかないように思います)
 「似た顔」や「変わった声」「異なった問題」「とがった切っ先」「惚れた弱み」「おわったこと」「結んだ紐」の「た」や「だ」は、体言の修飾に使う連体形という理解で文章理解も可能です。動詞の分類手段としての「た」と「だ」の有効性は高くないと思います。
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この回答へのお礼

勉強になりました。どうもありがとうございます。

お礼日時:2018/08/21 09:26

動詞は時間的に変化する属性を表す語で、形容詞は時間的に変化しない属性を表す語です。



したがって、動詞は時間的変化を表すもので四種類に分類する金田一春彦の論は誤りです。
「駅を出るとすぐ前に山がそびえる。」「魚が行けば水が澄む。」のように第四種の動詞も使用されます。

「た」には「そうなっている」という状態を表す接尾語があり、「曲がった道」「尖った帽子」「やつれた姿」のように使用します。これらは、状態を表す動詞ではなく、単に動詞でしかなく、それに接尾語が付加されたものです。

「あった!」(探し物をするとき)
「貴様はスパイだったのか!」(相手がスパイだという事実を発見するとき)
の「た」は完了を表す「た」です。

金田一春彦の論は動詞、アスペクト論だけでなく、「不変化助動詞の本質」も語の意義と意味を混同した誤った論で、話者の認識を捉えることができない形式主義、機能主義に基づく、表現と対象を直結した誤った議論を展開しているので注意が必要です。■
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2018/08/21 09:19

>けれど、第四種の動詞は「~ている」の形だけではなく、「~た」の形でも用いられると思います。



そびえる→「そびえた」、すぐれる→「すぐれた」、ずば抜ける→「ずば抜けた」、ありふれる→「ありふれた」、似る→「似た」、などの例のことでしょうか。
「そびえた」は、動詞「そびえる」+「た」ではなく、「そびえた」という連体詞に変化しています。
例えば、
1.あの人は、すぐれている。(動詞「すぐれる」+「ている」)
2.あの人は、すぐれていた。(動詞「すぐれる」+「ている」+「た」)
3.あの人は、すぐれた人だ。(連体詞「すぐれた」)
はOKですが、
4.あの人は、すぐれた。(動詞「すぐれる」+「た」)
とは言いません。
引用されている理論で
>常に「~ている」の形で用いられる。
とあるのは、その動詞が、連体詞(3.の例)ではなく”動詞として”使われる場合には、4.の形にはならない、ということを言っているのだと思います。

>「あった!」(探し物をするとき)
>「貴様はスパイだったのか!」(相手がスパイだという事実を発見するとき)

これらの「た」は、「気づき・発見」と説明される「た」です。
「あった」という状態になったのではなく、「ある」という状態に”気づいた”ことを意味する「た」です。
状態化とは用法が違うと思います。

なお、参照なさっているサイトに「日本語教師の広場」とあるように、ここで説明されている文法は、日本人のほとんどが高校までに習う学校文法とは、異なる、非母語話者への日本語教育で使われる文法です。概念や用語、説明の仕方がかなり違います。
「新しい文法」と呼ばれることもありますが、それを知っているのは、大学で日本語学(特に文法)・言語学や日本語教育を専門的に学んだ人です。その「新しい文法」も、学者によって諸説あって、全部の学説を把握して整合性を取るのは、なかなか大変なことです。
ほとんどの日本人が使っている(習っている)文法の概念や用語とは前提がまったく違うので、いろんな人が見ていて誰でも回答できるネットのQ&Aで質問すると、話がかみ合わなくなることがあります。気をつけてください。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2018/08/14 15:59

「動詞」の分類にはいろいろな分類が考えられるけれど、ここでは「~ている」というアスペクトの形で分類したものです。

「~ている」の形を使わなければ、この分類法は役に立ちません。
 また、「第四種」動詞は特に、金田一氏が提唱された分類で、まだ確立された説ではありませんから、注意が必要です。
「~た」という、完了形・過去形は、また別の話で、金田一春彦著「日本語 新版(下)」岩波新書p.111
「六 動詞のテンスとアスペクト」に詳しく述べられています。

ある、いる、(可能の)できる、要する、値する 
これらの「状態動詞」は「あっている」「いている」「できている」という形はとらないけれど、「あった」「いた」「できた」となって普通です。
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この回答へのお礼

勉強になりました。どうもありがとうございます。

お礼日時:2018/08/14 15:58

現在進行形、疑問形


又は
過去形に用いられる言葉じゃないでしょうか?
あの時、頼んだ仕事は、終わった?
あの、映画どうだった?
あの、本どうだった?
無くした、ボールペンは見つかった?
などです。
稚拙な答えですみません。
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この回答へのお礼

そうですね、考えてみます。どうもありがとうございます。

お礼日時:2018/08/14 15:57

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