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地球とその周りを回る人工衛星の間にもケプラーの法則か成り立つということは、人工衛星の軌道も楕円ということですか?

A 回答 (1件)

人工衛星まで厳密に楕円(なんか変な言い方ですが)である必要はありません。


人工衛星には多少の推進装置と推進剤が搭載されているのが当たり前です。
たとえば静止軌道衛星や監視衛星など、地球との距離がぶれていては人工衛星の機能目的が果たせないからです。

真円でもケプラーの第2第3法則は成り立ちます。
むしろ楕円の時よりもすっきりした形で。
真円も楕円のうち。
一段と条件を厳しくしたものと考えれば、第1法則も適用できます。

人工衛星に働く力は地球との重力と潮汐力だけではありません。
月からも太陽からも、もっとシビアに見れば木星からも、摂動を受けています。
太陽風や地球大気の変動の影響も受けます。
このため、衛星軌道はたえず楕円や放物線、双曲線になろうとしています。
そうならないように推進装置が搭載されているのです。
推進剤が切れるとき、それはその人工衛星が寿命を終えるときです。
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この回答へのお礼

難しい話をわかりやすく教えていただいてありがとうございます!円も楕円の一種だということを忘れていました。

お礼日時:2019/03/23 22:00

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