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【地球の磁場が上下反転する理由を教えて下さい】

地球のS極とN極は過去360万年間で11回北南の地場が逆転しているそうです。

地球の核は空洞ではなく硬いコアになっていると言ってたのに地場がなぜ反転するのでしょう?

空洞なら説明が付きますが、空洞だと重力で地球は押しつぶされてしまってるはずです。

どういうことでしょう?

300万年前の地層から地場が反転したことは物理的に証明されています。過去1回は確実に磁石の方向が変わりました。

A 回答 (3件)

まだ完全に解明されていないです。



地球が磁場を持つことは、地球の外核が鉄やニッケルで来ており、それが流動性を持つことで一応説明されています。
実験(海外で外核を模して流体金属をパイプ中に流して磁場がどう変化する動画だったかな)やスーパーコンピューターを使ったシミュレーションでも、地球磁場の発生やその逆転現象をある程度、再現できているます。
ですが、それも、自転速度を遅く設定したり外核の流動性を低く見積もったり等等、今のスーパーコンピューターの能力では近似的なシミュレーションがやっとです。
それでも研究の結果、外核金属の流動性が元々不安定であるため、地磁気の逆転がランダムに起こるとされています。

最新の地磁気の逆転現象は77万年前に起こったとされ、過去、360万年で11回の逆転が起こったことが判っています。
その平均からするともう何時地磁気が逆転してもおかしくないです。
地磁気の逆転は100年ほどの間で起こる事が、海外の研究者により報告されていますね。

現在は地磁気が逆転していく過程と言われており、年々磁場の磁力が小さくなっていて、北磁極では移動速度が早くなっています。
逆転の予兆なのか、南大西洋の南アメリカ大陸沖に、SAAという磁場が弱い領域が存在しています。
この上空を国際宇宙ステーションISSが通過する際は、地球磁場に守られない為、ステーションの乗員は、ドッキングしているソユーズ宇宙船に一時退避します。

出たばかりの本ですが、ブルーバックスの 地磁気逆転とチバニアン は、そこのところを解説してあって面白そうですよ。
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この回答へのお礼

みんなありがとう

お礼日時:2020/03/28 23:51

菅沼 悠介『チバニアンと地磁気逆転』を読んでみましょう。

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急に上下反転するのではなく、磁石の極は、時間を掛けて移動するのです。


日本では、茨城県地磁気測候所があり、その変化を測っています。

地球は地殻、マントル、核という部分から作られています。核は鉄やニッケルから作られていて、外側は外核といって流体、内側は内核といって固体です。そして地磁気を作っているのはこの外核の部分だと考えられています。

外核はとても電流を流しやすい性質をもっています。電流が流れると、右ネジの法則で磁場が作られます。これが地表までしみだしていくと、地磁気として観測されるわけです。ではどうして電流が流れるのでしょう。それには外核が流体であることが深くかかわっています。磁場の中を流体が動くとフレミングの左手の法則で電流が流れるわけです。電流や磁場は最初は小さなものであっても、お互いに強めあってしだいに大きな電流や磁場になります。流体の運動、電流、磁場(地磁気)は互いに影響を及ぼしあうので非常に複雑です。この様子を研究するのが電磁流体力学という分野で、これを地磁気の成因に応用したものは特にダイナモ理論と呼ばれています。

地磁気の成因はとてもむずかしい問題で、今でも100%解明されているわけではありません。ダイナモ理論に基づく研究が、スーパーコンピュータを活用するなどいろいろな方法で、現在も取り組まれています。
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