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おもな恒星の絶対等級は、太陽が4.8等級、シリウスが1.4等級、カペラが-0.5等級、デネブが-5.2等級。

これから、太陽は年周視差0.1''のところにおくと、明るさが10^{-12}以下に落ちることがわかるそうです。いきなり10^{-12}なんて数値が出てくるのはどうしてなんでしょうか?

A 回答 (2件)

恒星の絶対等級というのは地球から見て10パーセクの距離に恒星をおいたときの明るさです。

10パーセクは年周視差0.1"の距離です。

太陽の相対等級は-27です。これの絶対等級が4.8だと言うことは等級が31.8下がることになります。

1等級明るさが下がると約2.5倍暗くなります。

従って31.8等級下がると明るさは2.5の31.8乗暗くなります。(2.5^31.8)

これを10のべき乗で表すと10^xでこれらが等しいわけですから、10^x=2.5^31.8です。

これを解くとx=31.8*log2.5=12.65

となっておよそ10の12乗倍暗くなります。
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この回答へのお礼

数式変形による非常にわかりやすい回答をありがとうございました。
とてもわかりやすかったです。

お礼日時:2005/05/03 16:35

年周視差 0.1秒ということは, 距離に直すと 10pc = 31ly = 3×10^14 km くらい.


今は太陽と地球との距離が 1.5×10^8 km くらいだから年周視差 0.1秒のところは 2×10^6倍くらい遠いところになります. 光度は距離の 2乗に反比例するのでおそよ 1/(4×10^12) くらいの明るさですね.
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。とりあえず、#1さんの解法で納得しましたので、締め切ることにいたします。

お礼日時:2005/05/03 16:36

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