A 回答 (90件中41~50件)
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No.53
- 回答日時:
> つまり、「即」が理解できれば、分かるのではないかと思うのですが、どう思われますか?
鋭い。その通りです。ニャンポコさんには譬え話は必要ありませんでしたね^_^
空を理解する時は瞬間的に理解します。即刻です。
=(イコール)に注目しているのも素晴らしい。
問題の本質を捉えている人は、解く準備が出来ている人です。
僕は空を知る前は、ニャンポコさん程には鋭くなかった。ニャンポコさんが解けないはずはない。
僕が解けたのは、ただ、それが知りたいと本気で思っていたその一点に尽きると思います。それが空であるとは、事前には知らなかった。
ニャンポコさんは、空の理解と終局の真実は別のところにあると考えて、できれば空のことについても知っておきたいと思っているのかも知れない。そうであるなら、それもまた道理に適った事です。空の理解は終局の真実ではなく、どちらかと言えば智慧の副次的な位置付けにある。だがそれでも、空に執著を起こさない限りは、それは有用に働く。例えばそれは花嫁修行のようなものです。花嫁修行をしなくとも結婚はできるが、しておくに越した事はない。
あえて言うなら、花嫁修行で身につける様な事はできて当然のことと言える。それでも婚姻は縁と決心によって結ばれるものであり、たとえ空の理解がなくとも、智慧を知る事はでき得る。
あ、また譬え話を(笑)
以前、ひん曲がった刀の公案がありましたね。答えを聞いても理解できませんでした。まだ、「公案」そのものをよく理解していません。
「空」を解く?それは「悟り」=「感覚的認識」と言ってよいのでしょうか?
私は「空」というものを哲学的には2/3くらい理解していると思っています。しかし、感覚的な認識には全く至っていないのは明白です。
キサラギさんが、どう説いたのか知りたいのは山々ですが、そう簡単に伝わるものでもないのでしょう。
No.51
- 回答日時:
法身一大観念態
吾人が現に写象する処の世界の天体の星宿より、乃至、山河大地動植物等に至るまでの森羅万象の相と顕れてをる物と、また一方に外界の万象を写象する処の主観なる心との二面を為してをるが、客観界の一切万象は主観の心がなければ写象することが出来ぬ。
客観と認める物と、また吾人の主観の心とは、それが一大根元がなくてはならぬ。この根元を法身の一大観念と云う。
法身自体は主観客観の相対的でなく、之を統一する処の絶対的観念態である。それが世界の相対的の方面には、物象心象の二現象と為るも、本質は同一観念態の相対的現象と云わざるべからず。故にこの一大観念も、物心二象の本源なりと云うことを得。
吾人の主観なる心も、客観なる物象も、元は同一法身の絶対観念態の分類現とす。故にこの物心二象の本質同一なりとの理を明かす為に、四種の観を以てす。
今、華厳法界観の會色帰空観等の四観を物心即一観に転用せば、
(一)會色(物)帰心観
客観の万物の本質は心なのである。万象は主観の心に帰す。主観の心と客観の物象とは同一本質である。氷炭相容れざる如きもので無い。向こうに見える山河大地等の物象は、自己の観念が客観化して現じた相である。実は自己心の相を、向こうに見ているのである。向こうの物それ自体は何であるかは、物の象と現れたのは、自己の観念の相である。
若し自己の心が無ければ、外界の相は如何なる象相なるかは、認識することが出来ぬ。故にすべて客観の相なるものは必ず主観の心に帰すべきものである。
(ニ)色心不二観
主観の心相と客観の色相とは実は本質一体である。但し衆生が相対の見地よりして、内観を主観と云い外観を客観と見る。見よ自己が頭より脚下に至るまで、外部より見れば全体物質のみである。然るに同一の自己を内観すれば全体精神である。故に物色と心象とは本来一体の両面より、色と心とに相対的に観てをる故に実は色心不二である。
(三)物心無碍観
客観の物の相と主観の心の象とは、元同一本質の物なるが故に相互に礙へるものでない。吾人の観念は山河大地の内にも徹して碍げず。試みに瞑想観念して観給へ。吾人の観念は大地の中にも徹照して毫も妨げず。されば吾人の観念中の万物とも云い、万物内存の観念とも云い得らる。吾人の主観も法界に周偏して遺すことなく、客観の万物も宇宙に偏在して余す所無し。然も相互に障碍せず。同質異現なり。これを物心無碍観と云う。
(四)物心無奇観
宇宙は本来絶対観念にて、宇宙自体は絶対にて主観とか客観とかの相対的なものに非ず。但し相対的に規定せられたる衆生は、客観の物象と主観の心象と見てをる。人間は自分から主観とか客観とか両面に分けて見てをるけれども、絶対者自身より見れば主観とも客観とも別々に分別して居らぬ。絶対である。これを物心無奇観と云う。
《以上、講談社版・無辺光 39頁~41頁》
☆ 例に依って山崎弁栄(べんねい)上人の“言葉”を写し取ってみました。ニャンポコさんは、上人から真理を学ぶべき人の一人、ではないかと思ったからです。
果たして、相性は?
☆ 客観の相は自身の心の相を見ているのだ、と云うところが意味深ですね。
☆ また此処に、空観を読み取れませんでしょうか?
山崎弁栄師、(1859~1920年)浄土宗の僧。
彼は仏教だけでなく、西洋哲学をもよく勉強したのではないかと思います。
これは、空観と言うよりも認識論だと思います。カントの哲学によく似ていると思います。
師の哲学をキチンと理解するには喧々諤々やらないと、なかなか難しそうです。
No.50
- 回答日時:
「存在」とは何だ?
空である。
例えば、折り紙で鶴を折ったとしましょう。
この鶴は何ですか?と問う人がいて、折り紙です。と答えました。更に、この折り紙は何ですか?と問う者が居たら、彼は"折り紙"を理解していることになるでしょうか?
存在を解けば空が露見する。空を解いても空のままです。その意味で、色即是空であるが、空即是色とは言い切れない。言えなくも無いが、色即是空を理解するよりも空即是色を理解することの方が難しい。
折り鶴を解くのは誰にでもできるけれど、鶴を折るのは折り方を知っていなければ難しいようなものです。
ところで、火を消したなら、更に火を消す事はできない。
悩みが尽きたなら、そこが不滅の安らぎ(ニルヴァーナ)です。
存在への執著を離れ、全ては空であると観じる事は、解脱に近づく小さからぬ一歩であるでしょう。
存在は「空」である、と。
折り紙で折った鶴に例えれば、折られた鶴が「色」であり、折り紙が「空」である、と。
「色即是空」ー即とは仏教では二者がそのまま同等で差別のないこと、を表すので、「色」=「空」となります。
しかし、科学的、社会常識的に考えると「=」ではない。では「=」とはどういうことなのか?
「空即是色」も同じことで、つまり、「即」が理解できれば、分かるのではないかと思うのですが、どう思われますか?
No.49
- 回答日時:
追記です
私個人の考えで「空」とは物理的に言えば「無」と「有」の中間の状態です
図で表すと
無〜空〜有
となります。
であるならば「空」を理解するには「○☓思考」=「二極思考」を脱して「三極思考」しなければならないとなります。
この事はある意味天文物理学における「三体問題」に通じますし、そうであるならば生物学者長沼毅氏の考えである「三体問題を考える必要がなかった太陽が一つしかない太陽系の地球に住む人類より、三体問題を考えざる負えない太陽が2つある恒星系に属する惑星に住む知的生命体の方が頭がいい」に通じることです。
であるならば人類の知的進化の為にも人類が「空」を理解することはとても重要な事となります。
二極思考と「無・空・有」の三極思考とでは、大きな違いがあり、人類の文明を大きく変えることでしょう。
仏教(法華経)では「空・仮・中」の三面思考と言えると思います。
仏教哲学への志向はこれから加速してゆくだろうと予測します。
No.48
- 回答日時:
西欧哲学に馴染みのある欧米の量子物理学の研究者が東洋哲学に傾倒した事の意味するものについての私感です
西洋哲学に馴染みのある欧米の量子物理学の研究者が東洋哲学に傾倒した理由は「電子顕微鏡が開発されて初めて観測されたミクロの世界の特異な振る舞いを西洋哲学では知らなかったにも関わらず東洋哲学ではすでに知っていた」からです。
この事はとても知的に重要な意味を持ちます。それは「知的限界」です。
それを端的に説明すると「真の意味で私の存在が無い状態を理解出来る否か」となります。
西洋哲学の代表とも言える「我思う故に我あり」はいくら排除しようとも我=私が残る事を意味しますがそれこそが西洋哲学の「知的限界」を表しているのです。
それに対して「仏教哲学?(東洋哲学)」を代表する?「色即是空 空即是色」は西洋哲学における「知的限界」を越えた知的理解が求められ領域です
それは「西欧哲学」では排除出来なかった我=私を「色即是空 空即是色」における「空」が排除しているからです
「空」とは我=私を排除しその先全ての存在を排除した世界です。我=私を含み全ての存在を排除してもなお残る物理的な世界です。「空」は精神世界ではないのです。
「空」とは視覚化し得ない=想像し得ない世界で有りそれ故「空」を理解する事は「知的限界」を超えなければならないのです。
これは私個人の考えですが仮にそうであるならば長年仏教を学んでいる人達であっても真に「空」を理解されてる人達は限られるだろうと思います。
量子物理学の基礎の動画を改めて見たのですが、量子というものが、粒子(物質)と波(非物質)の二つの面を合わせ持っているということ以上の理解はできませんでした。
この初級者的理解からすると、物質のおそらく元となっている素粒子などの量子は、物質的な粒子の面と(=色)、非物質的な波動の面と(=空?)を持っており、その時の条件によってどちらかに観測される、と。
波動状態と言うもは、物理学では「物理的状態」と言うのでしょうか?
この量子の二重性が仏教哲学の「色と空」ということに果たしてなるのかどうかは、物理学をよく知らない私には確信をもって言うことができません。
>「空」とは我=私を排除しその先全ての存在を排除した世界です。我=私を含み全ての存在を排除してもなお残る物理的な世界です。「空」は精神世界ではないのです。
物質的なもの(精神も含めて)が条件によって発現可能な、「無」の状態、ということになりましょうか?
No.47
- 回答日時:
くうを知りたいなら。
回答へのレスを遡っていくつか見ましたが、回答者への好き嫌いは哲学的探求においては関係ないんじゃないか、と。
「私はあなたが嫌いです。だからあなたの話は聞きません。」
という態度取ってては自分では気付かない色眼鏡がいつまでも取れず、見えてくるはずのものまで自分で見えなくしているのではないでしょうか?
回答者達は回答マシーンでも学問の先生でもないんだから、頑なな態度で硬直したものの見方を続けていていいことはないと思いますが。
くうを知るなら。
---
ブロックや通報を連発してどうすんの。
backup
https://note.com/shouga/n/n63575c18c1e0
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