A 回答 (90件中31~40件)
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No.63
- 回答日時:
> キサラギさんはこの方法で思索をし、結論に至ったということですね?
いえ、私はとにかく気になることがあって、それは、何故AはAなのか?と言う事でした。それがそれである事、それ自体に疑問を持ってしまったのです。その問いを解いた結果、無一物を悟り解空したのです。
>それは瞑想というものを必要としたのでしょうか?
むしろ、無一物を悟った後に、瞑想をするようになりました。つまり、TVで見た覚りの境地に執著を起こしたのです。あらら。空に執著を起こせば、それは無限に執著を起こしたも同じです。
瞑想とは本来、静かに思慮することだと思います。それだけ。
瞑想によって様々な境界を行き来する事は、様々な感覚を起こさせますが、あまり健全ではありません。目的を忘れるとそれらに酔うからです。
目的とは何か?
それをこころに知っている人は、健全な人と言えるでしょう。
それは、本当には自分はどうしたいのか?と言う事と同義です。
私の場合でしたら、私は自由になりたかった。だけれど、自由になってどうするのか?と言うところの答えを持っていなかった。
今は違う。確かに今、私は、自分は本当にはどうしたいのかを自ら知っています。
つまり、横道にそれない真っ直ぐな思索によって、そこに到達したということですね?
私にとっては未知のものですので、好奇心の湧くところです。
世間で行われている「瞑想」と言う概念で括られるものには、危険なものがあると以前話したことがありましたね。
例えば、フロイトやユングは明らかに精神疾患であったと言いますし、ニーチェが晩年に発狂したというのも、その関連ではないかとも思われます。
思索が深まると、「深層心理」の領域に踏み込んでしまうのではないかと思いますから。
>瞑想によって様々な境界を行き来する事は、様々な感覚を起こさせますが、あまり健全ではありません。目的を忘れるとそれらに酔うからです。
これは、キサラギさんの体験に基づいてのことであると思いますので、貴重な助言であると思います。
「自由になりたい」分かる気がします。
私も自由ではなかったと思います。それは、様々なしがらみにがんじがらめになっていたということです。
世の中には人を支配したがる人は多いと思いますし、また自分による自分の決めつけが強かったようです。それに縛られないためには、私には「理」が大きかったことに気が付きました。
その「理」を整理することにより、私はどんどん自由になったと思います。目的もある程度の「悟り」もすでに持っていたようなのです。
キサラギさんの目的、以前話したとしていたら、ごめんなさい、忘れています(笑)。
No.62
- 回答日時:
空は哲学だと思っている人が多いのですが、本当はそうではありません。
空は仏陀が菩提樹の下で悟りを開いた体験そのものなのです。だから本当に空を理解する為には仏陀の悟りの体験と同じ体験をする必要があります。仏陀がどのような修行をされ、どんな体験をすることで悟りを開かれ、どのような教えを説かれたのかを小説にしました。ご一読頂ければ空とはどういうことかお解り頂けます。
「仏陀 ~耳ある者どもに不死の門は開かれた~」
https://ncode.syosetu.com/n1531gk/
No.60
- 回答日時:
>それにしても、キサラギさんが悟った空、イデアと言えますか?
私が悟ったのは”無い”と言う事であり、無一物と言う事です。これは本来名称することが出来ない、指し示す言葉が存在しないものなのですが、そこからひいて空を理解しました。しかしそれだけでは解脱はしなかった。決心が欠けていたからです。
空とイデアを関係づけて語るなら、空はイデア(=完全なるもの)の相と言えるでしょう。
私の考えはこんなところです。
>それから、私は空の理解に執着するつもりは毛頭ありませんので、心配無用です。
大丈夫です^^ニャンポコさんを心配しているのではなく、どれくらいこのQAを読む方がいるのか知りませんが、空に執著している方がもしおられたら、、、と言う体でお答えしております。あしからず^^
無一物、記憶にある言葉ですね。
辞書を引けば言葉の定義は分かりますが、その「こころ」は、よくわかりません。難しいですね。
公案という「教育法」は面白いと思います。これを、小中校で取り入れたら面白いのではないでしょうか?子供には無理かな?
キサラギさんはこの方法で思索をし、結論に至ったということですね?それは
瞑想というものを必要としたのでしょうか?
ま、私は瞑想というものの定義がいまいちできていませんが、仕事の合間に短い時間で思索しても、なかなか進歩が遅すぎるということは感じています。
どうしてもいけなければ、あきらめる。
どうしてもいけなければ、どうもしない。
どうしてもいけなければ、抜け道を探す。
どうしてもいけなければ、誤魔化す。
どうしてもいけなければ、当たって砕ける。
どうしてもいけなければ、死ぬまでやる
どうしてもいけなければ、前提を覆す
どうしてもいけなければ、工夫する
どうしてもいけなければ、、、etc
これらのことは、どれもこれも求道心を捨て去った瞬間の心理と言えましょう。なるほどと思います。
No.59
- 回答日時:
空の理解は、諸仏の智慧の理解とは、同じでは無いという事です。
諸仏の智慧は、衆生の苦に対する二つと無い完璧な答えです。
一方で空の理解は、理を知ることとか、現象理解に近い。
なので、空の理解によって、人が仏になる事はありません。
空を理解しても、慈悲喜捨の人になるわけではありません。
一方で、慈悲喜捨の人は空の何たるかも知っています。
空の理解者は、方法論だけは知っているが、決定打を欠いている様なものです。
諸仏の智慧は、方法としても完璧であり、しかも苦に対して決定的であります。それを知ったなら、一切の争いを超える。
公案の起源は、久しく解脱者が居ない時代に、誰がどこまで知っているかを見極めるために編み出されたと聞きます。しかしながら、解脱とは自覚であって他人に認定してもらう必要のない事です。ただ、研鑽になるだろうという事で、公案は案出され、受け継がれてきたのだろうと思われます。
公案については、大体分かりました。
それから、私は空の理解に執着するつもりは毛頭ありませんので、心配無用です。
また、多くの増上慢の姿を見ているので、それだけにはなりたくないと、強く思っています。
それにしても、キサラギさんが悟った空、イデアと言えますか?
No.58
- 回答日時:
続きです
「空」とは何らかの物理状態にあるが観測出来ない状態だと述べました。
とするなら「空」とは「観測し得る状態(空)が一切存在しない状態」と言えます。
よって「空」とは我=私を排除しその先全ての存在を排除した世界です。我=私を含め全ての存在を排除してもなお残る物理的な世界です。「空」とは精神世界ではないのです。
と述べた次第で「空」とは決して「無の状態(世界)」ではないでしょう
私は昔から思っていることは、人間という物質のなかに我という精神があるということは、あらゆる物質のなかに何らかの精神性があることが否定できないのではないか、ということです。
樹木や山、太陽などに神性を感じてきたのは人間です。あるいは人形や仏像などにも、それを感じる人がいます。
素粒子に微細なものであれ、精神的なものが存在しうると思っています。論理的には飛躍しているかも知れませんが。
No.57
- 回答日時:
色即是空を物理的に解釈すると
色がその瞬間に空となる
空即是色を物理的に解釈すると
空がその瞬間に色となる
でしょう。
色と空の使い分けを物理的に解釈するなら
色は観測できる状態
空は観測できない状態
となるでしょう
それを踏まえて
量子(素粒子)には観測方法に応じて波動状態と物質状態のいずれかの状態を取る事ができる。この事から量子(素粒子)は観測する前は波動状態・物質状態の2つの異なる状態どちらも取れる状態にあると言う事が導き出されました。これを「二重性」と言います。
波動状態・物質状態どちらも観測出来る状態でそれを上記に当てはめるならばどちらも「色」となります。
波動状態・物質状態を直接目視出来るかどうかで区別すると
波動状態は直接目視出来ない状態
物質状態は直接目視出来る状態
となります
直接目視出来る・出来ないを「色」に置き換えると
直接目視出来ない状態→無色
直接目視出出来る状態→有色
となります。
次に観測する前の波動状態と物質状態の両方の状態が取れる状態について
上記の状態がどのような状態なのか?を知るには上記の状態を観測しなければなりませんが観測した時点で観測する前の状態ではなくなります。という事は観測する前の状態を観測することは出来ない。となります。それ即ち「空」となります
つまり「空」とは何らかの物理状態ではあるが観測出来ない状態という事です。
以上を踏まえ「色即是空・空即是色」を量子物理学に当てはめると
空即是色とは
観測される前の観測出来ない状態を観測したその瞬間に観測出来る状態になる
色即是空とは
観測をやめたその瞬間に観測出来る状態から観測出来ない状態となる
これを図式で表すと
観測する
↗ 「色(無色=波動状態)」
「空」
↘ 「色(有色=物質状態)」
観測やめる
「色(無色=波動状態)」 ↘
「空」
「色(有色=物質状態)」 ↗
となります
観測される前の観測出来ない状態を観測したその瞬間に観測出来る状態になる
観測をやめたその瞬間に観測出来る状態から観測出来ない状態になる
何だか、そういうことのようですね。
二重性は一応理解できますが、この二つのことが一体何を意味するのか理解できません。
いずれにせよ、量子の二重性のムカリンさんの解釈は分かりました。
No.56
- 回答日時:
般若心経での空ならば、般若=知彗、心経=心の経典が前提だと思います。
色即是空とは、
この世界は、諸行無常なので常に変化している。色(現実)=空(有と無が同時にある)
そして、私達自身も新陳代謝によって一定ではない。
空即是色とは、
現実は今しか存在しない。過去とは、光が映し出す記憶である。未来とは、記憶から導き出した想像です。
でも、私達は今を認識できない、私達の五感では、過去しか認識できない。
私達が今だと信じているのは、過去の先入感(煩悩)から導いた色(現実)なのである。
お釈迦様は、悟られた。
知彗(直観を含む知恵)と縁起(原因と結果)によって、私達は世界を観ていることを。
一度、先入感(煩悩)を捨てなさい、そうすれば、新たな知彗と縁起によって心は生まれ変わる。(心も空であるから)
あなたの心は自由である。飛んでいる鳥のように。
☆量子力学では、
人が五感で認識して初めて有か無かを判断できる。
(回転しているコインが表か裏かどちらであるかという事)
このことから、現実は空(有と無が同時にある)ことを現している。
人間の認識では、光も粒と波という状態が同時にあることを示している。
人は時間を運動力学(時間=距離÷速度)として捉えるか、熱力学(状態の変化)として捉える。
現実は宇宙はエントロピー増大則によって膨張して混沌に向かっているとすると、どちらも正しい。
この世界が諸行無常で、一時として同じ状態であることはなく、変化の連続であることは論を待たないところです。
しかし、色即是空が諸行無常を表した言葉であるのか?私には少し疑問があります。
つまり、物質が変化をすることに違和感は感じませんが、=である、変化する空とは何か、ということです。
空即是色とは、色即是空と対になっているものであり、仰るような解釈は、私にはしっくりこない感じです。
また、量子のこの性質を、現実とは有と無が同時にある、として果していいのか?
そんな風に思います。
No.55
- 回答日時:
>「空」を解く?それは「悟り」=「感覚的認識」と言ってよいのでしょうか?
解いたところが空であると言う事です。その時、知ったことの無い感覚(かつて味わったことのない特殊な感覚)が励起します。
その感覚は言うなれば、写真や映像で覚りの境地を見るようなものです。
声に出すとするなら、例えば、おぉ、、これかっ!!というような、非常にはっきりとした感覚があるでしょう。(ここでは敢えて”これ”という指示語を使いましたが、指示していた対象が解けた時に、指示するのが”空”です。)
これだけ聞くと、空を理解することは良い事のように思われると思います。しかし、危惧もあるのが現実です。
例えば風光明媚な、しかも人の手で汚れていない、かつて見たこともない見事な景勝地の写真や映像を見るとしましょう。その映像を見て、実際に自分もそこに行きたいと思えれば、それを見たことは道を歩むきっかけや糧となります。しかし、その写真や映像の絵に没入(執著)して、実際に一歩も動けなくなってしまい、その場所に行く機会を損じてしまえばその映像を見たことは本末転倒です。
TVを見るだけ、話を聴くだけで、実際にその地に行った気になってしまって、そこへ行くそもそもの動機を失ってしまえば、道の歩みは停止します。
実際に道を歩む事とは、自分は一歩も動かず覚りの境地の写真を眺めることではありません。実質は功徳を積むこと、徳行を為すことです。そしてこれらは空の理解とは関係がありません。完成された徳行は空性を帯びていると言えますが、それは徳行を完成したときに自動的に備わる性質です。完成していないのに、見かけだけ空性を帯びさせたようなことで誤魔化してしまうと、それはかえって虚妄を生み出してしまう。
そういうわけで、空の理解を先ず目指すことは、修行者にとっては微妙だと言わなければなりません。結婚という目的無しに、花嫁修業が成立しないようなものです。
しかし、分かっている人は、空の理解が最終目的ではないことを心に知って居るので、空を理解しても、空に執著を起すことなく、歩みを止めることなく、道の本質本義を知って、自身の抱く究極の目的を果たすことでしょう。実際、空の何たるかを知るのは、その時でも別に構わない。
結婚生活における諸々の所作や仕事を、実際の結婚生活の中で覚えてもO.Kだし、その方が健康的と言うか、何ら問題のあることでは無いと言えるでしょう。
それでも空が知りたいという方は、空の理解に縁起を持つ方である可能性が高いです。
追伸:
公案は、
どうしてもいけなければ、あきらめる。
どうしてもいけなければ、どうもしない。
どうしてもいけなければ、抜け道を探す。
どうしてもいけなければ、誤魔化す。
どうしてもいけなければ、当たって砕ける。
どうしてもいけなければ、死ぬまでやる
どうしてもいけなければ、前提を覆す
どうしてもいけなければ、工夫する
どうしてもいけなければ、、、etc
これらのような、虚妄に翻弄された答えによっては決してその道は開けません。
どうしてもいけなければ、、、という八方ふさがりの状態において、その状況のすべてを受け止めて、しかもその局面を打開する”正しい道””真っ当な道”を見出さねばならない。
ニャンポコさんの事だから、公案の解答に理由を求める事でしょう。それも、正当な理由を求めると思います。その姿勢は正しい姿勢です。
公案の答えは、実は荒唐無稽なことを言っているのではないからです。
ただし、世にはよく出来た公案と、そうでないポンコツがあるようです。偽経があるようなものですが、正しく道を歩む人はポンコツ公案さえも道しるべと為すことが出来るでしょう。
公案というものは、空を理解するために深く考えさせるもの、つまり、空を悟った先輩が、後進を導くためのもの、ということであると理解しました。
キサラギさんが悟ったものとは何だろうか?
いわゆる涅槃に至るための一つの道標といえる、ということなら同意できます。
仏の悟りとは、西洋哲学の「存在」を感覚的に認識することと言えると思っています。それは、空観によって理解できるものだが、理解が即悟りではないということですよね?
No.54
- 回答日時:
自分が立てたQAスレッドは自分だけのものではないかと。
回答者自身が考えるためのものでもある。
いやそんなことない、自分の脳みそと同様にスレッドも自分のものだと。
そういう固まった部分に新しく{ }を作って考えを広げていくのが{空}ではないでしょうか。
またこの回答も{やれやれ}扱いされるのかな。
あなたに{くう}が出来ますように。
backup
https://note.com/shouga/n/nf44a80cd38c2
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