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歯科医師か、歯科衛生士をしている方に質問です。45才女性です。歯科でレントゲンを撮ったところ、左上下の奥歯と、右上奥歯にうっすらとした薄い影がありました。
 その歯は、すべて10年以上昔に神経を取って銀歯になった部分なので、特に痛みもなく、これまで検診で指摘されることもありませんでした。
 先生の所見では、今すぐ治療の必要性はないが、様子をみて 虫歯が深くなり、銀歯が外れたときに、大がかりに治療しましょうとのこと。
 この大がかりというのが、気になります。抜歯やブリッジということなのでしょうか。
 できれば、歯は残したいですし、そうなる前の今の段階で銀歯の下の虫歯の部分だけ治療してもらいたいのですが、そうすると何かデメリットがあるのでしょうか。今すぐ治療する歯ではないとの歯科医師の意見の意味が後になってから知りたくて、悶々としています。

A 回答 (2件)

受付のおばさんなので、歯科医でも衛生士でもないけど


それなりの解説するから許してね。
一部であえて専門用語を使っておくから、気になったら調べてね。


>抜歯やブリッジということなのでしょうか。

後述するようにそのような場合もありますが
おそらく全面的な改修という意味です。


>何かデメリットがあるのでしょうか。

修復物をやり替える場合、ご自身の歯を削ることになります。
歯がなくなれば基礎になる部分より人工物が大きいことで
頭でっかちになって歯のバランスが悪化することによって
1回目は10年もった歯が、2回目は5年、3回目は3年と
脱離や破折を起こしやすくなって、歯の寿命は短くなります。


歯科医がうっすらとした影があると説明したとして、
歯根膜腔の肥大か根尖病巣かクラック(破折線)か
二次カリエスかわからないので、感染根管について。

神経のない歯は、神経がないので痛くないと思われがちですが
神経を切り取った傷口があり、通常は慢性化することで無症状でも
血流などの自浄作用もないので感染には弱い状態になります。
このため、カゼなどでの体調不良や疲労の蓄積、
ストレスによる食いしばりなどの過度の咬合圧など
悪い条件になることで急性転化して痛むことがあります。
ちなみに、衛生士さんに逆らうけどこの時に消炎剤は
対処療法として使うことはありますがあくまでも応急処置。
感染を治すためには抗生剤を投薬します。
また、歯周病に起因しない場合は歯茎に貼薬しません。
一方で咬調(嚙み合わせの調整)で歯を削ることもあります。

無症状の時点で根尖病巣を見つけたからといって
感染根管処置(歯の根の消毒のやり直し)をした場合
環境の変化で急性転化することがあります。
これをフレアーアップといいます。
このため、怪しい病変を見つけたからといって安易に処置すると
痛くない歯に痛みが出ることで患者様に非常に恨まれます。
しかも、その段階で顕微鏡などで完全に治療したつもりでも
浸出液の蓄積や咬合圧の過負担などで再発することもあります。

また、神経の処置をした歯の場合、補綴物を維持するため
歯の根の穴(根管)に金属やファイバーで釘を打ち込んで
コア(基礎)を作ります。これを除去するには歯を大きく削ります。
このため、基礎をとるときに歯が割れたり穴が開いたりで
抜歯を余儀なくされる場合もあります。

感染根管処置が極めて困難な部分の根尖病巣、髄床底や根管内の穿孔、
歯の破折や基礎を除去すると保存不可能な歯の量しか残らない場合等
抜歯の対象になることまります。

長くなりましたが、このような理由である程度の問題がない歯は
経過観察することがあります。
普段は早期発見・早期治療といいますが、あえて処置しないことで
結果的には歯の負担が軽減できる場合もあるのでご理解ください。
詳細は担当医にご確認ください。

おだいじに。
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この回答へのお礼

あなたに会えてよかった

すごいですね!歯科医師さんかと思いました。詳しく丁寧な解説をありがとうございます。
 歯の寿命のためにあえて余計な治療をせずに経過観察していくこともあると伺って、ひとまずほっとしています。

お礼日時:2021/04/16 03:10

通りすがりの歯科衛生士です。

こんばんは^ ^
おそらくレントゲンのうっすら薄い影は根っこの先でなっていましたか?
もしそうなら以前の神経の治療にて神経があったところにお薬を詰めて銀歯を作ったと思います。
そのお薬は人工のものなので人によっては免疫力が落ちると炎症を起こしレントゲンにて薄い黒く写ります。よくストレスや疲れで歯が浮いたりする感覚を感じる方が多いです。
この場合痛みがない場合、先生がレントゲンを診て今すぐ治療をしなくていい場合などは炎症どめのお薬を処方してくれたり、塗り薬を歯茎から直接塗布してくれ、経過観察を行います。
大掛かりな治療としてはいきなり抜歯したりは絶対にしませんので安心してください。
もし炎症が起こり虫歯が深くなり銀歯が外れるようなことが起こった場合、考えられるのはさっき言った歯の中に詰めた人工のお薬を一旦外して直接中を消毒、洗浄します。
痛みが引いて歯の中が綺麗になったらまたお薬を詰めて銀歯の型をとって作り直すという流れになります。
これはその歯がしっかりしている限り抜いたりせず出来るだけ残す治療方法となります。
この説明はかなり先生によって治療が多少変わったりするので参考程度にみてくださいね´д` ;
患者さまの今治してほしいことを先生かスタッフ誰でもいいので伝えてくれれば大丈夫ですよ^ ^なんでも私たちにお聞きくださいね^ ^
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