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経済

A国とB国の製造業の生産性がほぼ同じであったとする。その一方でサービス産業の生産性はB国の方が高いとしよう。しかしサービス産業の殆どが非貿易財であるので、B国は世界市場に対して売ることができないものに比較優位を持っていることになる。それ故にB国は貿易赤字国となるのであって、この構造はB国にとって非常に問題である。この議論は正しいか?あるいは誤りか?それは何故か

教えてください、、、

A 回答 (3件)

比較優位論で考えたとき、与条件において「B国にとって非常に問題」という結論は得られないため、議論は誤り。



議論の前提
>サービス産業は世界市場に対して売ることができない
が正しければ、A国も自国用のサービスは自国内で賄わければならないので、
A国は製造業に特化することができない。B国もサービス産業に特化することはできない。
よって、サービス産業は比較優位論の対象外となり、結論が成り立たない。

>サービス産業は世界市場に対して売ることができる(たとえば、観光などがサービス業の主分野と考える)。
というように前提をひっくり返した場合、今度は、B国は世界市場に対して売ることができるものに対し比較優位を持っているから、今度は比較優位論により、「B国にとって非常に問題」という結論が成立しない。

要するに、
現実において、
・製造業の種類により両国間の生産性にばらつきがある
のような、理論と現実の違い という穴をつく必要はありません。
比較優位論の適用が間違っている(理論のいいとこどりしている)から、間違った結論が出た、ということ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

お礼日時:2021/05/01 15:47

いろいろな解釈が可能だと思う。

一概に製造業といってもたくさんの工業製品からなる。それらの工業製品には両国間に生産性にばらつきがあるだろう。ある工業製品はA国に比較優位があってA国からB国に輸出され、別の製品にはB国が比較優位をもち、B国からA国へ輸出され、貿易のバランスがとれる。あるいは、両国のあいだで工業製品の生産性は同じでも、いろいろある製品間に嗜好の差異が存在するかもしれない。その場合にも両国の間で貿易が行われるだろう(A国で嗜好の高い製品がB国から輸出され、B国で嗜好の高い製品がA国から輸出される。)貿易の行われる原因は生産性の差だけではない。だいたい先進国間の貿易は工業製品の水平貿易だ。
 問題の製造業をせまく解釈し、両国に共通のただ一つの工業製品をつくる産業とするなら、両国とも全く同一の貿易財とサービス製品という非貿易財(サービス産業はさまざまな財を提供する産業であったもよい)からなるなら、両国で貿易は行われないだろう。したがって、世界がA国とB国の2つの国からなるなり、A国よりB国のほうが豊かだが、貿易は行われないので、赤字も黒字もない2つの閉鎖経済が並立して存在することになる。
 一方、工業製品はただ一つしかない仮定するとしても、静学的前提を外して異時点間の取引の可能性を考えるなら、貿易の可能性は開ける。A国はB国に比べ工業製品を現在消費することに強い選好があるとしよう。この場合は、B国から自国の生産では足りない(満たせない)工業製品需要をB国からの輸入で補い、将来同じ工業製品をB国に輸出することでバランスを図る。このときは、A国の国際収支(経常収支)は現在は赤字だが、将来は黒字となることでバランスすることになる。(B国の国際収支は逆)。もちろん、B国が現在の工業製品消費に強い選好をもつなら、これとは逆に、B国の現在の国際収支の赤字(A国の現在の国際収支黒字)と将来の黒字(A国の現在の黒字と将来の赤字)が起こることになる。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
正しいか誤りかで言ったらどちらで捉えた方がいいですかね?

お礼日時:2021/04/28 14:32

生産性が同じで内需がA国より高いのですから、B国の方がGDPは高い


その分通貨の発行が出来る
貿易赤字国であるB国は、非常に問題?

世界の中で、このB国に最も該当するのが、アメリカです
逆輸入は個人の繁栄をもたらし政府の財政を危機に陥れる
グローバル経済を語ろうとしたら、最早国ではないのです
貧民と金持ちの戦い
国より金持ちの方が、カネがある
腐った経済学の蔓延定着がこうさせたのです
平民貧民にとり、経済学は悪魔の学問
この世で最も害悪で最も不要な学問なのです
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます、正しいか誤りかで答えたらどちらに当てはまりますかね?

お礼日時:2021/04/28 10:01

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