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https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12759573.html
この問題を含む質問がありました。ベストアンサーで一応結論は出ていますが、かなり厄介な問題を含んでいますので、改めて質問をし直します。「信ず」「感ず」「察す」「決す」「欲す」も含んで現代語ではどうなりますか。
 現代語のサ変動詞の活用は、
 「さ/し/せ」の三形が「未然形」にあります。

A 回答 (5件)

#3です。



因みに、
広辞苑・明鏡・新明解・精選版日国では「察しる」を立項してないようですね。
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ほかでの質問で、疑問があり広辞苑を見たところ、動詞「す」の未然形「せ」という説明がありました。


「せ」が活用語尾なのか、動詞「す」の活用形なのか、判断には迷います。
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以下のサイトを参照・抜粋しながら若干ご紹介を。


統計からの視点のようです。

[ サ変動詞の活用のゆれについて ] 電子資料に基づく分析
田野村忠温
file:///C:/Users/81909/Downloads/kk_ngkgk_009_01.pdf

1.
現代語のサ変動詞は活用のゆれの観点から次の4つのグループに分類することができる。
  (A)サ変としてのみ活用するもの
      「する」f実行する」「びっくりする」「ジャンプする」など
  (B)サ変とサ五のあいだでゆれているもの
      「愛する」「属する」「達する」「反する」など
  (C)サ変とサ上一のあいだでゆれているもの
      「論ずる」「応ずる」「重んずる」「察する」など
  (D)サ変とサ下一のあいだでゆれているもの
      「進ずる」「魅する」の2語

2.
「信ずる」「感ずる」「察する」は上記の
(C)サ変とサ上一のあいだでゆれているもの一「信ずる」類(p23)
に該当すると思われるので、そこから要点をさらに抜粋します。

◎このグループに属するのは,
 (5)按愛憎詠演応感興偶吟献減講高参散准殉準乗信生煎損存嘆断談長通転点投動同難任認念判封変弁報奉崩命銘免論
などの一掌漢語に「ずる」を加えたものである。

◎せいぜい言えるのは,「感じる」「信じる」「通じる」のように話しことばでも普通に使われる語ではサ上一の比率が特に高いのに対して,「準ずる」「乗ずる」唯ずる」のように書きことばで使われることの多い語ではサ変にとどまっている率が相対的に高いという程度のことである。したがって,ここでは形態のゆれの観察されるケースについての統計を掲げるにとどめざるを得ない。

信ずるー207
信じるー748(78.3%)

感ずるー241
感じるー4686(95.1%)

信ぜられー1
信じられー1474(99.9%)

感ぜられー5
感じられー2339(99.8%)

(ただし、)
◎これと同様のゆれを示すサ行の動詞が少数ながらある。湯沢(1944)が挙げているところによれば,
 (7)決高察接達発
などに「する」を付けたものがそれであり,特に「察」にサ上一の用例が多いとされている。
この「察する」類の動詞のサ上一化はもはや消滅寸前と言うべき状態にあり,サ上一の用例は「察しられ」「接しられ」の2つの言い回しが少数見られただけであった。

察せられー28
察しられー 5

接せられー 4
接しられー13

3.
「決する」「欲する」は、
(B)サ変とサ五のあいだでゆれているもの一「属する」類
に該当するのでしょう。

決せられー20
決しられー0

「欲する」については無例ですが、「欲される」でしょうかね。
※「決」が分類 B と C にまたがっている理由はよくわからない。

4.
文語の場合、未然形は「せ」だと思うので、

「信ぜられる」「感ぜられる」「察せられる」「決せられる」「欲せられる」

となるような気がします。

5.
「察する」に搾って。
これは、
(C)サ変とサ上一のあいだでゆれているもの
に分類されるが、(「信ずる」のような濁音ではなく)「〇〇する」のような清音のグループの場合、サ変動詞の上一段化はもはや消滅寸前と言うべき状態であり、極めて稀である。
その中にあって、「察する」の場合、「察せられー28」に対して「察しられー5」という上一段化の例が、ある程度見られる。

ということになろうかと思われます。
「察しられる」が間違いとは言えないが、「察せられる」とするのが統計的に見た場合、極めて順当である。
ということなのでしょう。
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>「察する」に「れる・られる」が付くと



ふつうは「察せられる」でしょう。
「察しる」の見出し語を挙げている辞書もありますが、その場合は「察しられる」になるのかもしれません。
明鏡国語辞典は「察する」の項に「察せられる」「察しられる」の両様があるとしています。

----------

『明鏡国語辞典 初版・第二版』
さっ・する【察する】[他サ変] <略>
[語法] 未然形で「られる」に続く形には「察せられる」と「察しられる」がある。「さぞや悲しかろうとその胸の内が察せられる」「例の件は心配無用と察しられる」
[文] さっ・す(サ変) [名] 察し

『明鏡国語辞典 第三版』
さっ・する【察する】[他サ変] <略>
[使い方] 下に「られる」が続く場合、「察せられる」と「察しられる」がある。「彼の心中が察せられる/察しられる」
[文] さっ・す [名] 察し

『三省堂国語辞典 第八版』 
さっ・する[察する]《他サ》<略>
▽察しる〔古風〕 
*引用注:
 「さっしる」について〔古風〕の注記は七版から追加。
 六版までは「さっしる[察しる](他上一)」の見出し語あり。

『大辞林 第四版』
さっ・しる【察しる】(動サ上一)〔サ変動詞「察する」の上一段化〕「察する」に同じ。「親も―・しる弟も―・しる/十三夜 一葉」

さっ・する【察する】(動サ変) <略>

『言海』
さつしる(動)察ス、ノ訛。
さつ‐す スル・スレ・セ・シ・セヨ(他動)<略>
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
『明鏡国語辞典 初版・第二版』では「未然形で「られる」に続く形には「察せ・られる」と「察し・られる」がある。
 ということは、現代語「察す」の未然形は本来、未然形に
「さ」(せる・れる)  「し」(ない)  「せ」(ず)の三種類有るが、「せ」につく「られる」もあり、「し」につく「られる」もあるということですね。
 普通は「せ」には「ず」が付くのだが、この場合にかぎり、「られる」もつくということですね。
 「三省堂国語辞典」のほうは、「察する」を「察しる」と上一段化すると、「信じる」のように「上一段」にしてしまった方が早いと思いますがどうでしょう。

お礼日時:2022/01/16 11:52

「現代語」だと, 例えば「信ず」ではなく「信ずる」になるのでは? つまり, 前提からしてなにか変.

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。現代語では、「信ず」は「信じる」になり、「ザ行上一段活用」になります。しかし、「察す」はちょっと違うようです。
「察す」は古語ですので、現代語化すれば、「察する」に為ります。これでも勿論「サ変動詞」です。
  『察』さ/し/せ・し・する・する・すれ・しろ/せよ
これに、「れる」を付ければ、「察される」になりますが、これが使い方としておかしければ、どう考えればいいのでしょうか。

お礼日時:2022/01/16 13:00

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