
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
加熱炉の「内部温度」だけではなくて、「加熱炉自体の温度」(炉の内壁~外側の空気に接する部分までの温度)も考えないといけないので、単純な比例関係にはならず、「平衡状態にあるのか、変化中の『過渡状態』にあるのか」によっても条件が変わります。
たとえば、
・炉内を20℃ → 300℃ に一気に上昇させるときの 100℃ → 150℃ の到達時間
と
・炉内が 100℃ で十分に平衡状態になっている状態から、炉内を 100℃ → 150℃ に上昇させる場合の所要時間
とでは、一般的には異なるでしょう。
さらには、加熱のワット数によっても変わるでしょう。
いずれも「加熱するエネルギー(ワット数)」と、「炉内の温度を上げるために使われるエネルギー」「炉壁の温度を上げるのに使われるエネルギー」「炉壁などから外に逃げるエネルギー」などが、条件によってそれぞれ異なるからです。
当然のことながら、「炉壁などから外に逃げるエネルギー」は、炉内の温度が高いほど、外気と接する炉壁の温度が高いほど大きくなりますから。
「外気と接する炉壁の温度」は、炉壁内部の「温度勾配」によって決まり、炉壁の「温度伝達特性」や「保温特性」「比熱(熱容量)」などが影響します。
No.4
- 回答日時:
加熱炉の温度が何度になるかは、加える熱エネルギーと伝熱・輻射・対流で失われる(周りに逃げる)熱エネルギーの収支で決まります。
あなたの質問では周りに逃げる熱エネルギー(伝熱・輻射・対流)にはまったく触れていないので、誰も解析できませんよ。ただ臨床法的な測定データがあるだけです。
ごく一般的に言えば、温度が高くなるにつれて周りに逃げる熱エネルギーが増えますから、加える熱エネルギーが一定(3.6kW)なら温度上昇の速度は落ち、ある温度で収支が釣り合ってその温度で落ち着きます。
加熱炉の温度が何度になるかをコンピューターで解析するときは、熱エネルギーの収支を有限要素法で数値計算できます。
No.3
- 回答日時:
あと、もう2~3回データを取得するようにしましょう。
他の回答者さんも仰っていますが、データが不正です。
計測ミスか、条件が異なる状況下での計測と思われます。
そして取得した2~3回分のデータでも同じような結果になるのでしたら、
システム上の問題があると考えられます。
その問題については質問者さん自身で調べるしかありません。
加熱中の炉回りの室温が一定ではなく10℃から60℃まで変わるときがあるとか、空調に風が当たっているとか、
加熱が途中で止まる仕組みになっているとか、
調査の現場にいなければ分からないこともありますからね。
No.2
- 回答日時:
> 今持っているデータは
この4個のデーターを解析すると、
1[kWh]の電力量で上昇する温度[deg]の値は次になります。
上から順に、
0.17 [deg/kWh[
7.52
0.27
0.83
一定の傾向ではないので、データーの取得が不適当となっています。
データーは、次のようにして取るべきです。数値は例です。
1) 特定温度帯毎に、一定温度上昇幅に対する電力量を求める。
2) 特定温度帯毎に、一定の電力量による温度上昇幅を求める。
特定温度帯毎とは、50℃、100℃、150℃、…当たり
一定温度上昇幅とは、5deg
一定の電力量とは、10kWh、
とか。
No.1
- 回答日時:
単位時間当たりに加える熱量をQ [W] 、時刻tでの炉の温度をT(t) [℃]、外気温をT0[℃]、炉の熱容量の逆数を C [℃/J] とします。
[1] もし炉の断熱が完璧であって、炉から外気へ熱が逃げないのなら
dT/dt = CQ
すなわち
T(t) = T0 + CQt
となって、温度Tは加熱した時間に比例するだけです。しかし、炉から熱が逃げることを考慮しないとね。
[2] 温度Tの炉から温度T0の外気へと単位時間当たりに失われる熱量は(T(t)- T0)に比例するので、その比例係数を P [1/s]としますと、
dT/dt = CQ - P(T-T0)
すなわち
dT/dt = (CQ + PT0) - PT
これを解くと
T(t) = (CQ/P + T0) (1 - exp( - P t)) + T0
ここでT0とQは既知であり、未知数はCとP。だからデータと最もよく合うC, Pを探す、という問題として定式化できます。
[3] ところが、
> 3.6kWで45℃から50℃まで8.29時間 かかる
> 3.6kWで53℃から118℃まで2.4時間
> 3.6kWで42℃から48℃まで6.23時間
> 6kWで222℃から228℃まで1.2時間
このデータは間違いか、あるいは何か決定的に重要な話が抜けているかです。というのは、45℃から50℃までわずか5℃温度を上げるだけで8時間以上かかるのに、53℃から118℃まで65℃も温度を上げるのに3時間かからない。[1](炉から外気へ熱が逃げない)を仮定したって、そんなことはアリエンですね。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
-
教えて!gooグレードポイントがdポイントに変わります!
dアカウント連携を行っていただくと、グレードに応じて「dポイント」が進呈されるようになります。
-
工学にお詳しい方、どうかお助けください
工学
-
アンペア ボルトの関係 同じ100Wで20A50Vと50A20Vでは電気の性質に違いがありますか?
物理学
-
RLC回路のエネルギー関係の導出
工学
-
4
電気回路なんですが、実効値100vとE=100∠0って同じ意味ですか? 問題によって書き方が様々で混
工学
-
5
加熱炉なかの圧力関して質問します、 今加熱炉の温度を1000℃くらいまで上げた後にヒーター(ヒーター
工学
-
6
微積分回路の周波数依存性について答えよ。(時定数との関連について考える) 分かりません。教えてくださ
工学
-
7
欧米では、ルートの記号は、こう書くのが一般的なのですか?
物理学
-
8
これはなんですか?
工学
-
9
光(光速)と電流(電子の移動日)の速度は同じと書いてあったのですが本当でしょうか? 個人的には光速の
物理学
-
10
【ネジのナットが外れないときはダブルナットにして外す】と書かれていたのですが、なぜダブルナットにする
工学
-
11
ボルトとアンペアの違いは何でしょうか?
工学
-
12
レーザーの放電管の電圧-電流特性には端子間に加わる電圧が増加すると流れる電流が減少するという現象が見
物理学
-
13
『加(加(加…))速度運動』
物理学
-
14
30^1983 を 77 で割った余りは何でしょうか?
数学
-
15
「+−×÷(四則演算)」。 演算において、これ以外に考えられる方法は無いのでしょうか?
数学
-
16
計装関係での質問です。 4〜20mAの電流出力である流量計の、出力側に、シャント抵抗250Ωの付いた
工学
-
17
電気自動車モーターのブラシ構造
物理学
-
18
どうしてKL間の電位差2Vなのかが分かりません。 上部が2Vで、下部は(2-1)Vで電位差は1Vには
物理学
-
19
キルヒホッフの法則に似た自然現象を調べています。(水以外)
物理学
-
20
出力インピーダンスを求めるための回路
工学
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
人気Q&Aランキング
-
4
EVT(GPT)の電圧比について
-
5
下の写真は変圧器の短絡試験の...
-
6
電気設備で使われるGCの意味...
-
7
電気回路のπ型回路の2端子対回...
-
8
NPNとPNPの違いについて
-
9
ハイパスフイルタが微分回路に...
-
10
論理回路が実際に使われている例
-
11
4入力XORの論理式
-
12
キー取り込み回路について
-
13
オシロの入力インピーダンスに...
-
14
移相器の動作原理を教えてくだ...
-
15
流量計のパルス出力について
-
16
リップルについて
-
17
カウンタ
-
18
DフリップフロップからJKフリッ...
-
19
ハートレーとコルピッツ発振回...
-
20
電流帰還バイアス回路について...
おすすめ情報
公式facebook
公式twitter
今持っているデータは
3.6kWで45℃から50℃まで8.29時間 かかる
3.6kWで53℃から118℃まで2.4時間
3.6kWで42℃から48℃まで6.23時間
6kWで222℃から228℃まで1.2時間
かかりました
上のデータを解析いただきませんか?