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このたび、知り合いのツテで奈良時代に遊びに行くことになりました。ついては教えて頂きたいことがあります。(1)古典もほとんど読めない私ですが、奈良時代の日本人と「話し言葉」で会話をすることは可能でしょうか。(2)もし奈良時代が厳しいようでしたら訪問先を別の時代に変えようと思いますが、現代人で古典の教養の無い私が「話し言葉」で会話できるのはいつの時代が限度でしょうか。

A 回答 (7件)

この質問、検索していてたまたま見つけました。

いいですね。

さて、奈良時代の言葉ですと

(1) 漢語がほとんど存在せず、和語も現代語と語彙が大幅に異なる
(2) 当時存在しない文法が現代語には多数あるので、言い換えを要する
(3) 現代語と発音が大幅に異なる(アクセントをさて置くとしても、母音の数が現代語の5つに対して当時は8つもある)

の3点から、奈良時代~平安時代の古典に慣れ親しんでいる人であってもせいぜい「聞き取り」までで(それもかなり難しいと思われます)、専門の研究者でもなければ会話はまず無理です。

さてそれでは、どこまで時代を下れば言葉が通じるか。

「天草本平家物語」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~Taiju/am_heike.htm#1 …

これは平家物語を、室町時代後期の口語調に書き直したものです。明治~現代の「文語」をさらにもう少し古めかしくしたような雰囲気ですが、当時はこれが口語だったようです。現代の文語調に慣れた人であれば、聞き取りはできるでしょう。話すのは難しそうですが、それでも文語調で話せる人であれば何とかなりそうです。

それでも発音は現代語とだいぶ違うでしょうけど、そこはカタコトのニホンゴを話すガイジンのような顔をして誤魔化しましょう。

#できれば、奈良時代の民衆の会話の録音をお持ち帰りいただけないでしょうか。日本語の音韻や文法規則の研究にとても役に立つと思いますので。
#でも、もうゴールデンウィークか夏休みに出かけられた後でしょうか?(笑)
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 まず留意すべきは、こちらとあちらでは使っている単語が違うということです。

文明開化で作られた言葉(演説とか)は当然ありませんし、それ以前だが、旅先より新しい年代に作られた言葉(検非違使とか)もたぶん現地の方は知らないと思われます。教えこんで歴史を改変しないように注意しましょう。

 その上で、漢字の読みが現代より少ないという問題もあります。現在我々は幾つかの時代に入ってきた音を適当に使っています。これは大雑把に言って「漢音」(7世紀から9世紀の奈良時代から平安時代はじめに留学生らが仕入れてきた読み)「呉音」(朝鮮経由で古くから入った)「唐音」(その後に入った)があります。
例えば同じ漢字でも(下は私が思い付いた熟語)
京 ケイ (漢) キャウ(呉) キン(唐)
  1京     京都    
明 ミョウ(漢) メイ (呉) ミン(唐)
  明星    明治     明朝体
行 コウ (漢) ギョウ(呉) アン(唐)
  旅行     行幸     行燈
と言った具合に読みが異なります。
 当然現地には唐音はありませんし、漢音もあまり入っていないと思われます。

 また、先賢御指摘の通り、発音方が現代とはことなっております。
 ですので、お近くで「音韻学」をやっている人に事前に教えを請うた方がより快適な旅がお楽しみ頂けると思います。

 後段ですが、戦国期の武士階級であれば、標準語たる能などの素養があるでしょうから、なんとか会話できるのでは。この時点では音がハッキリと推測できる日葡辞典もできてますので、ほぼ完全に当時の音はわかりますから下調べもしやすいですし。

 あ、お土産はお菓子とコインを希望します。あと有名人に会えたらサインも。
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回答ではないです。



タイムマシンでもあるんですか?私も連れて行ってください。

私は南京事件の真相や下山事件、松川事件や戦前、戦後の謎を確かめて、特に中国、韓国の方にビデオでも放映してあげたいです。
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奈良時代は無理でしょうね。


源氏物語でも、たいていの人はチンプンカンプンです。
雑兵物語というのがあります。
成立は江戸時代のようですが、戦国時代の話し言葉でかかれています。
これならたいていの人はわかるでしょう。
狂言は室町時代です。
わかったりわからなかったりと思うので、このあたりが境目でしょう。
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おはようございます、楽しみですね。



さてご質問の件ですが、奈良時代と言いますと、ずいぶんと音韻の体系が、現在と異なります。

現在のハ行音は、パ行となったりします。「ハハ」は「パパ」となったりしてしまいます。ボキャブラリもずいぶんと異なりますので、意思の疎通を図ることはずいぶんと難しいことになるでしょうね。(光はピカリと発音したため、今でも光の擬態語を「ピカリピカリ→ピカピカ」と言うことでよく引き合いに出されます)

鎌倉時代の音韻は、「能」に残っていますが、聞いただけでは、ちょっと分かりづらいと思います。やはり江戸時代くらいにならないと難しいかもしれませんね。
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かなり大雑把な(乱暴な)日本語の歴史と地理の関係の解説なのですが、


古い言葉は地方に伝わっていき、中央で新しい言葉が生まれ、またそれが地方に伝わっていきます。
なので、中央から離れれば離れるほど、古い時代の日本語が伝わっています。
源氏物語を当時の発音で読んだ音声を聞きましたが、東北弁そっくりの響きでした。
ということは、奈良時代の言葉は、おそらく沖縄の言葉に近いと想像されます。
いかがですか?沖縄のお年寄り(もちろん沖縄の言葉も日本語です)とあなたは、会話できるでしょうか?

最後の質問ですが、おそらく江戸時代なら、大丈夫なんではないでしょうかね。
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おおっ夢のある話ですね!


(1)ボディランゲージで乗り切りましょう
(2)明治時代が限度かと高校時代の現代国語の先生がおっしゃってました。なんでも万葉集の発音が明治生まれの人は「マンヨウシュウ」ではなかったとのこと。でも明治時代の口述の文章が残ってますがほとんど現代と変わりないのでイントネーションがちょっと違いますが黒船もきて外国人も多く入ってきた時代ですし、なんとか化けおおせるのではないかと。

いってらっしゃ~い
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