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先に同様な質問を提起しましたが参考になる回答は得られませんでした。

<形容動詞>という本質的な誤りについて
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13581465.html

単に多くの辞書が採用しているという理由以上の論拠しか見られないのが現状です。

この誤った品詞定義により受験生はもとより、日本語学習者も混乱しています。具体的な事例は、

<形容動詞>説は誤りである
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9598 …

に挙げていますが、<形容動詞>を論じている論者自身全く矛盾したことを言っているのが自覚できていません。具体例を挙げます。

「必死な形相」「必死の形相」辞書への悪態〈2〉辞書
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12796905889.html

では、<デジタル大辞泉 「必死」の意味・読み・例文・類語>の

ひっ‐し【必死】

[名・形動]
1 必ず死ぬこと。
2 死ぬ覚悟で全力を尽くすこと。また、そのさま。死にものぐるい。「必死の形相」「必死に逃げる」//

を取上げ、

>>「必死の努力」「必死の形相」の場合の「必死」を形容動詞にしている。いつからそんなことになったのだろう。それは名詞として使っているじゃないかな。
 そんな無茶をしてまで、辞書は「必死の形相」の例をあげている。やはり、「必死な形相」は不自然ってことではないだろうか。//

と述べ、同様の『明鏡』の例を挙げています。さらに、

>>この書き方では、「必死の」は「形容動詞」に見える。
 念のため活用を確認する。
【形容詞・形容動詞】活用の種類と活用表を覚えるコツ
https://kou.benesse.co.jp/nigate/japanese/a13j01 …
 形容動詞の活用に「必死の」はないはず。形容動詞の語幹に「の」をつけている? その場合は「名詞」だろう。ベネッセがこんな基本的なことを間違えるとは思えない。//

としていますが、「それは名詞として使っているじゃないかな。」という疑問は適切です。しかし、<「必死の努力」「必死の形相」の場合の「必死」を形容動詞にしている。>と「必死」を<形容動詞>というのは矛盾しています。

なぜなら、<形容動詞>という品詞は「必死だ」を一語とし、「だ」「な」「に」などを活用語尾とする品詞区分です。都合の良い時だけ「必死」と語幹だけを取り出し<形容動詞>と呼ぶのは全くの御都合主義です。さすがに「必死の」を<名詞>一語とすることはできないために、《「必死」を<形容動詞>にしている》と言わざるを得ないということでしょう。

しかし、ここにこそ<形容動詞>という品詞区分の誤り、矛盾が露呈しているということです。日本語の活用語尾は単なる形式の変化で意義を表すものではありません。「行く」が「行か」になったところで語の意義が変わる訳ではなく、活用語尾「く」「か」自体が意義を表すのではありません。にも拘らず、「必死だ」の活用語尾とされる「だ」は指定の助動詞であり肯定判断という意義を表しています。つまり、これは一語でなくてはなりません。

<「必死の努力」「必死の形相」の場合の「必死」を形容動詞にしている。>と、「必死」と記述している事実は論者自身が無意識のうちに「必死」を一語と認識し、規範化していることを表しています。そして、当然「だ」も一語として認識しているということです。

こうした言語事実、言語規範に反し、無理やり<形容動詞>とする矛盾が何故受け入れられているのかは次の点にあると思われます。

「必死の努力」「必死の形相」の「必死」は実体認識を表す名詞ですが、「必死に頑張っている」「必死に弁解する」の「必至」は属性概念を表す語で、いわゆる<形容動詞>という「形容」する語であるということです。これは、「必死」という一語が実体概念を表す<名詞>であると同時に静的な属性概念を表す語でもあるということです。しかし、形式論理、形而上学的な発想からは同じ形式の語が同時に異なった意義をもつという矛盾を承認できないという心性、理解になり、語の転成という事実を承認できないことになるためです。

これは、動詞「ある」が助動詞「ある」に転成する事実を認められずに補助動詞などという機能主義的な解釈をするのと全く同じです。又、補助用言、補助形容詞という発想も同根です。

このような事実に相違する誤った解釈を強要するのは単に混乱を招くだけではなく、論理的な思考、事実認識を制約、掣肘することでもあり根本的に改められなければなりません。

諸賢はこの現状をどのように理解、納得、合理化されているのでしょうか?

A 回答 (3件)

『か』で終わる(穏やか)(ささやか)(さわやか)(静か)(賑やか)(伸びやか)(柔らか)などは形容動詞と説明された方が、理解しやすいように思います。


日本語を使う環境で生まれ育つと文法など意識もせずに使うし、品詞区分など気にもならないので、何が問題なのかさえ、よくわかりません。
名詞でも、状態を表す語(安価)(異質)(異常)(高価)(奇妙)(正式)(低温)(平静)(面倒)(面妖)なども形容の語として使用するときには形容動詞だと説明されていれば、そんなものなのだと思います。
文法といっても、文法が先にあって、文法に従って、話したり聞き取ったり書いたりしているのではなくて、実際の使用状況を整理しまとめという現状分析の方法なのでしょうから、だいたいの用に間に合えばいいのではないですか。
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この回答へのお礼

早速の応答をありがとうございます。

言語が規範を媒介とする表現なので、その規範である文法を論理的に正しく把握することは重要と考えています。これは現在のChatGPTなどの自然言語処理にも絡む問題で工学的な面からも重要性が増しています。

現在の形容動詞という品詞分類は、状態を表す語(安価)(異質)(異常)(高価)(奇妙)(正式)(低温)(平静)(面倒)(面妖)ではなく、「安価な」「安価だ」を一語とし「な」「だ」を活用語尾としているところに本質的な誤りがあります。

回答者も無意識に(安価)(異質)(異常)(高価)(奇妙)(正式)(低温)(平静)(面倒)(面妖)を一語と認識されているのは明らかかと思います。

この言語事実、規範認識に反する形容動詞という誤った品詞を中学生、大学受験性に強要している点が一番の問題と考えております。

また、日本語学習者にもナ形容詞、イ形容詞という誤った指導をし混乱することになっています。■

お礼日時:2023/10/24 23:38

>回答者は何ら疑問を感じられないのでしょうか?



私は専門家ではないし、日ごろ文法や品詞を考えながら日本語を使っているわけでもないので、それ以上の疑問はありません。学校でどのように習ったかも覚えていないほどです。

口語の活用形はなんとなく覚えていますが、社会人になってから文法的知識を必要としたことはありません。
・形容詞:かろ、かっ・く、い、い、けれ、○
・形容動詞:だろ、だっ・で・に、だ、な、なら、○
文語の品詞は忘却の彼方です。たまに文語文を読んでも文法を意識することはありませんが、必要があれば辞書や文法書を参照します。

素人の声は不要というのであれば無視してください。ここは日本語学者・受験生・日本語学習者との学術的議論を主目的とするコミュニティではないと思います。

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形態素解析エンジンMeCab

○必死だ
 必死  名詞-形容動詞語幹
 だ   助動詞 特殊・ダ 基本形

○必死の形相
 必死  名詞-形容動詞語幹
 の   助詞-連体化
 形相  名詞-一般

○必死に弁解する
 必死  名詞-形容動詞語幹
 に   助詞-副詞化
 弁解  名詞-サ変接続
 する  動詞-自立 サ変・スル 基本形
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この回答へのお礼

言われることは理解できました。

参考にさせていただきます。■

お礼日時:2023/10/24 09:08

日本語学会の会員になって、機関誌『日本語の研究』にご高説を投稿されてはいかがですか。


査読で落とされなければ多くの専門家の目に触れるでしょう。冊子版は書店にも並びます。
インターネットで一般大衆向けに匿名で一席ぶつよりよほど建設的かと思います。
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この回答へのお礼

適切なサジェスションをありがとうございます。

先ずは、この質問コーナー他で<形容動詞>という品詞に疑問を持たずにあれこれ論じられている方がどのような理解をされているのかに非常に興味があります。

一体どのような言語観、日本語観、文法観、論理に基づき合理的と理解されているのかが重要な点と考え、しつこく質問させていただいている次第です。

回答者は何ら疑問を感じられないのでしょうか?

お礼日時:2023/10/23 23:27

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