シートベルト義務化の理由は

解決済

質問者：中華人民共和国台湾省書記
質問日時：2024/07/30 21:32
回答数：9件

事故起きた時、犯人側も死亡になったら警察は処罰できなくなるのを防ぐためですか？

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回答 (9件)

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No.7ベストアンサー

回答者： phj
回答日時：2024/08/03 12:21

違います。

法律には「パターナリズム」という考え方があるからです。

原則的に、日本のような民主主義国家は「個人の選択肢を制限してはならない」とされています。だから法律も「〇〇してはいけない・〇〇しなければならない」という書き方はしません。
（殺人罪も「人を〇す意図をもって、〇したら罰する」としか書いてないです）

そして特に「個人の選択が、他者に対してまたは社会に対して不利益をもたらさないならどんな選択も自由」という原則を重視しています。

だから昔はシートベルト着用義務とかヘルメット着用義務という法律はありませんでした。今、自転車のヘルメット着用も「努力義務」なのは《いずれ義務化するかもしれないが、それによって個人の選択が不利益をうけるか？》を見極めるために「努力」になっているのです。

で「パターナリズム」ですが、これは《親が子供を守るために様々規制をするように、明らかに個人の利益になるなら、法は個人に強制してよい》というものです。

これがシートベルトやヘルメットの着用義務の法理（法規制できる理由）です。

もっとも最近「パターナリズム」が発動されたのは、コロナ禍の「マスク着用」で欧米は割と簡単に「法による義務」を行ないます。それに対して日本は最後まで「推奨（ただし、公的な管理区域においてはほぼ義務）」でした。

以外かもしれませんが、日本は欧米に比べて「パターナリズム」的規制をしない国なのです。