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音声学のフォルマントとは、一体どのようなものなのでしょうか?ネットや書籍で調べてみたんですが、専門的な話になりすぎて、いまいち良く理解できません。。。良くご存知の方、いらっしゃいましたら教えていただきたいです。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

大昔に、技術屋として音声合成をかじりました。



人間の声は単一の波形ではなく、喉、口、歯、などで発生する複数の波形が合成されたものです。

ということは、複数の単純な音を合成すれば、人間の声に聞こえるというということです。

今でこそ、パソコンで簡単に実験できますが、当時は大掛かりな実験装置を持ちいたものです。

 放送終了後後のTVの音声(ザー)とピーという音を合成して、「ざ」という音を作るとか。簡単に言えばそんな合成方法のレシピがフォルマントと考えてよいと思います
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!なるほど、なんだか自分で調べたら専門的なことばかりで、頭がこんがらがってしまいましたが、音の合成のことなんですね☆なんだかちょっとイメージがわいてきました。ありがとうございました★

お礼日時:2005/06/10 19:40

フォルマントとは、「その音を特徴付ける要素」のことです。



AとBが話をしているのを聞いて、どちらがAで、どちらがBだ、と区別がつくのはフォルマントが違うからなのです。

例えば、バイオリンで開放弦の[A]をひくと、基本波440Hzの他に、その倍音関係にある880Hz,1320Hz,1760Hz・・・の他に、筐体自体の共鳴によって、弦の振動周波数とは無関係な周波数の音も発生します。
(これが例えば1100Hz,1500Hz・・・のところにあったと仮定します)

この場合440Hz←第1フォルマント(基音)、880Hz←第2フォルマント、1100Hz←第3フォルマント、1320Hz←第4フォルマント・・・と呼びます。
(これら周波数とその強さは、スペクトルアナライザを使うことによって解析することができます)

このように、倍音関係にあるフォルマントのことを「移動フォルマント(上記例では440,880,1320,1760Hz)」と呼び、倍音関係にないー弦の振動周波数が変わっても、変わらないものーを「固定フォルマント(上記例では1100,1500Hz)」と呼びます。
移動フォルマント、固定フォルマント、いずれも楽器の音色を特徴付ける重要な要素です。
このように倍音関係にある移動フォルマントと、固定フォルマントで構成されている音を「楽音」と呼びます。

これに対して、弓が弦をこする時の音や、管楽器等で息継ぎの時に発生するブレス音などは、ほとんど倍音関係がありません。
こういう音を「騒音(ノイズ)」と呼びます。

人の声も、声帯の振動周波数が同じであっても、共鳴箱の構造によって、固定フォルマントが異なり、これがその人の声の特徴となるわけです。
http://www.terawave.net/amane/s_works/inst_r/FS1 …

参考URL:http://www.terawave.net/amane/s_works/inst_r/FS1 …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!!ほう!!人が話をしていて区別がつくのは、フォルマントの違いだったんですか!驚きです!それが人の特徴となるなんて・・・楽器での話も、自分が管弦楽部にいたこともありますが、より詳しく理解することができました☆
目からうろこでした(日本語の使い方間違ってたらすみません・・・)!大変参考になりました。ありがとうございました★

お礼日時:2005/06/10 19:48

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