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先日、風邪をひいたため、近所の小さな病院で診てもらいました。初診だったため、今の風邪の症状(のどが痛い、夕べは熱があった…等)のほか、花粉症のアレルギーがある、アトピーを持っている等、自分の体質についても訊かれたので答えました。
すると、あきらかに風邪の症状なのに、のどの傷みはアレルギーの可能性もあるなあと言われました。
鼻水が流れて、それがのどを荒らしているとか……。
(アレルギーの症状なら自分でわかるけどなあ、今回はどう考えても風邪なんだけど……)と疑問に思いましたが、特に否定せず、医者の話を聞いていました。
そのあと、そこで出してもらった処方箋を持って薬局に行ったら、抗アレルギーの薬を含め、6種類もの薬を処方されてしまいました。
内容は、1抗生物質(1回2錠、3日のみ続けて、効力は1週間というもの)、2総合感冒薬、3痰が出にくくなる薬(痰がでて困るという話はしていない)。4熱や炎症を抑える薬(解熱剤)、5抗アレルギーの薬、6トローチ でした。
抗生物質と感冒薬があるのに、さらに解熱剤が必要なのでしょうか???
アレルギーについては、別のかかりつけの病院でもらっている薬もあるからと断りました。
あとは痰の薬と解熱剤もいらないと言うと、薬局の人に、どれを出してどれを出さないということは決められないので、先生(医者)と話してくださいと言われ、その場で病院に電話をつないでもらって話しました。
医者は、しぶしぶと言った感じで承諾しました。
あとで考えたら、抗生物質もいらなかったな……と思いますが、(結局感冒薬だけで治った)この薬の処方、何のためなのでしょうか??
薬を処方することで、医者に入る収入というものがあるのでしょうか?
どなたか、こういった医者と薬(製薬会社)とのしくみをご存知の方、教えてください。

A 回答 (5件)

 結論から先に申し上げると、薬の処方料の多寡によって医師の利益が変わることはありません。

少なくとも制度上は。

 その昔、薬を出せば出すほど「薬価差益」により医療機関は儲かりました。けれどもそうした事には社会的批判もあり、厚労省は薬価差益の圧縮と院外処方の促進によって事態の改善を図りました。

 momojiro05さんの事例は、医療機関が処方し、調剤薬局で調剤する、いわゆる院外処方です。薬の量が増えた場合、薬の費用や調剤料等で得をするのは薬局であり、医療機関には何のメリットもありません。薬局からなにがしかのキックバックがあれば別ですが、それは「療担規則」という保険診療ルールによって厳禁されています。

 というわけで、少なくとも制度上は薬の多寡で医師の利益が左右されることはなく、医師は純粋に医学的な判断で投薬することができる筈、です。

 ただし、現実の事情はいろいろでしょう。医師の医学上の信念として盛んに投薬する人もあればあまり薬を出さない人もいる、製薬会社のセールスマンのプッシュに乗っかる人もいれば、実は薬局と裏で手を組んで……という人も中にはいるかも知れません。

 投薬は、医師の医学的判断がなければ行えません。素人考えで「これは不要、これはいる」と決めつけることは危険です。けれどもmomojiro05さんのように、疑問に思ったことをどんどん医師や薬剤師と議論することは、実は大切なことだと思います。患者=消費者の自己防衛としてもそうですし、過去の副作用歴や他の医療機関からの投薬状況を伝えて「適切な投薬」を判断してもらうためにも必要なのですよね。
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この回答へのお礼

そうなんですか? 診療報酬が変わるということはないのですか??
#2の片の回答にそうあったのですが……

医師(または病院)に特に利益がないとしても、小さな町のお医者さんですし、薬局となにかしらつながりはありますよね、きっと……。
裏で手を組むまではいかなくても、ちょっと薬局に良くしておこうとか。なんて、あることないこと、想像してしまいました。
いずれにせよ、この病院には2度と行きません。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/10/18 13:42

 momojiro05さん こんばんは



 調剤薬局を経営している薬剤師です。

 まず医師の場合は、院外処方箋で何剤のお薬を処方しても、1枚の処方箋に対しては「処方箋発行料」と言う点数しか取れません。従ってその医師が感冒薬のみの処方と今回の様に6剤処方された場合での利益は変わりません。利益が出るのは、薬局の方です。ただしどう言う内容か解りませんが、昔言われていた薬価差(言い換えれば原価と薬価と言うある意味販売価格の差)は5%有るかどうかですから、薬の数が増えても言う程儲けが有るわけでは有りません。(昔は薬価差が10&以上有りましたから、それなりに儲けが出ましたが・・・。)

 ではそのDr.が何で6剤のお薬を出したかですよね。詳しい処方されたお薬が何なのか解りませんので正確には答えられませんが(抗生物質は「ジスロマック」だろうと思います。)・・・・。
 まず全ての抗生物質は一般の方が言う「風邪」と言う症状には効果有りません。「風邪」はウイルスで起す症状で、抗生物質は細菌にしか効果を示さないんです。それでも医師が「風邪」症状の時に抗生物質を投与するのは、「風邪」が起こる時って体力が弱っている時ですよね。従って体力が弱っているために、肺炎等の違う症状を起して、本来は違う症状なんですが一般の方には「風邪」が悪化したと思わせる状態を改善する為なんです。
 総合感冒薬は、ズバリ風邪薬です。粉薬だったら多分PLでしょうか??これは対処療法と言って、見た目に起こっている症状を誤魔化すために使うお薬なんです。
 痰が出難くなる薬ですが、喉の不快感の1つに痰または痰の元になる物が喉の中に貯まっている事が想像されます。喉は絨毯みたいな繊毛と呼ばれる細かい毛で覆われており、もしその繊毛の中に痰または痰の元となる物が挟まっていたら元気なら繊毛が動いて口から痰という形で捨てるわけです。しかし「風邪」と言う体力が落ちた事による症状の場合は、繊毛が動く機能が鈍る事も多々ありその繊毛に詰まった物が感覚的には喉の張れ状の不快感と感じる場合があります。従って痰切り薬を使ったんでしょう。結果的に痰が出て痛み(不快感)が納まる事がある。
 解熱剤は正式名称「解熱鎮痛剤」と言って、全ての解熱剤には熱を下げたり炎症を抑えたりする働きが有ります。その熱を下げたり炎症を抑えたりする働きはお薬毎にバランスが違っており、ほとんど熱を下げないけれど炎症を抑える力が強いお薬も有ります。そう言うお薬だったら解熱薬と言っても炎症止めと考えているDr.もいます。炎症が取れれば、当然喉の痛みが楽になった感じを受けると思います。
 抗アレルギー剤に付いてですが、少し難しい話をすると肥満細胞と言う細胞が腫れる事によってアレルギーを起します。アレルギー体質の方だったら、肥満細胞が腫れる事によって喉の不快感を出す場合があります。従ってその腫れを抑える為に抗アレルギー剤を使ったと思われます。
 トローチはご存知の通り、喉の殺菌消毒効果がメインの働きです。

 以上より今回momojiro05さんが処方されたお薬は、少し剤数が多い気もしますが、「風邪」と言う状態に対処するお薬としては一般的な組み合わせです。Dr.の考え方の中には、色々な症状に(幅広い「風邪」・のどの不快感に対して)対応する食い合わせとして処方されたんだろうと想像します。これだけ処方すると言う事は、少し怖がりのDr.な感じを受けますが・・・。(ここまで幅広く考えなくても・・・私は思います。)

 それともし他のDr.からお薬を処方されている方は、違う病院(またはDr.)にかかる場合は、今服用中のお薬を全てDr.に伝えて下さい。お薬の名前は紛らわしい物も多々有りますから、お薬を受け取る時に多分渡された「お薬の説明書き」(「薬品情報書」と言います。)を持参すると良いですね。そうすれば、アレルギー剤をダブって投与される事はなかっただろうと思います。

 もしかしたら総合感冒薬だけでも何とかなったかのかもしれませんが、これ以上違う症状を起さない為のお守りとしてDr.が処方したお薬ですし、専門家としての薬剤師の目で見ても組み合わせてはいけない組み合わせでなく量的な問題も問題無いと判断されてから調剤されたお薬ですから、安心して服用されたらと思います。

 薬剤師の立場としては、組み合わせてはいけない組み合わせの場合や量的に問題がある場合以外は、過剰種類の投与であってもDr.の指示通り調剤すると言う仕事ですから、こちら側で勝手な判断は出来ないんです。薬剤師はDr.と違って法律的に診断できませんから、どの程度の強さの症状なのか判らないので過剰種類の投与なのか判らないと言うのが法律上の話なんです。
 薬局でもらったお薬の内どれを実際に服用するかは、言い方悪いかもしれませんが、患者さんの勝手な判断になります。しかしそのお陰で症状が悪化しても、勝手をしたためなら誰にも文句を言う事が出来ません。私だったら、少し過剰数量お薬の投与と感じても、素人の方が勝手な判断で服用しないと判断しない方が良いと思います。

 以上色々書きましたが、何かの参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

詳しいご説明、ありがとうございます。
今回の薬の種類や量については、診断の時の医師のあり方に問題があった気がします。
他の病院では、診察の時に話してどんな薬を出しますと説明がありますが、今回は、痰で困っているとか、高熱が出て困るとかいう話は全くしていない上、処方する薬の説明が全くないまま、薬局に行ってみて初めてこんなにたくさん処方されていたので、医師(病院)不信感がわいてしまったのです。

医者が出す薬を信用していないわけではありません。が、薬よりも自分の体の方を信じる時もあります。特に今回のような軽い風邪のときは……。
薬はたくさん欲しい人も中にはいるのかも知れませんが、最低限しかのみたくない人もけっこういると思います。私のように。体力もあるのですし。
医師に、もっと丁寧に診断してと言いたいです。
まあ、この病院にはもう行かないだけの話ですが……。

お礼日時:2005/10/19 11:30

 #3です。

読み返してみたらいささか誤解を招く書き方をした事に気づきました。

 医師が院外処方を行う場合、診療報酬としては「処方せん料」が算定されます。これにはランクが主に二つあり、7種類以上2週間以上の投薬をした場合、通常の場合に比べて処方せん料が大幅に減額されます。これは過剰投薬を防ぐ意味と考えられ、「薬を出すほど儲かる」という状況とは正反対となります。また、後発医薬品(ジェネリック)を含む場合は、わずかな加算があります。
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厚生労働省が定めた医者の診療報酬基準では、医者の診療報酬は患者に薬を出せば出すほど高くなる仕組みになっています。


従って、診察を受けた時に薬の説明があると思いますから、不要と思うものはその時に臆せず協議しておかないと、どうしても医者は薬を出したがりますね・・・。
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この回答へのお礼

そうですね、診察の時に、どんな薬が出るのか、聞いた方がいいですね。(今回は、診察のときに説明のなかった薬がいくつかありました。)
これからはそうします。

診療報酬ですか…… そうなんですね。
こんなに薬を出されたのは初めてなので、本当にびっくりしました。

ありがとうございました。

お礼日時:2005/10/18 13:37

今回のような例では,先ず医師の処方する薬は医師の責任において出されます.メーカーからの指示とかは無いと思って下さい.病院によって経

営上薬を沢山出す所,先ず薬を出して患者の症状・様子を観るのが現状です.かぜで行けば大体今回のような薬をだされるのが常道でしょう.かぜに効く薬は先ず無いと思って下さい.症状を抑えるだけです.抗生物質は他の病気への予防的使用で,熱があったということで解熱剤が出ます.あとうがい薬もよく出されます.薬を出しても医者の収入になるわけではありません.病院の収入です.それにしても薬を出さない医師が少なくなりました.ただ病気や薬によっては絶対必須の場合がありますから,安心して頼れる病院・医師をさがされるのがいいです.
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