

No.7ベストアンサー
- 回答日時:
#5,6です。
>これも業界が土木と建築に分かれていて、どちらとも他方より上にいたい(下になりたくない)と潜在的にも思っている人が多いということかもしれない・・・
建築について説明すると諸外国ではアーキテクトとエンジニアは明確に分離されており、大学教育の時点で違う道を歩んでいます。
しかし、日本の建築士制度は建築設計を行うに対して必需の資格であり、日本は地震国である関係上耐震技術などの重要性が高く、建築士という資格は芸術性よりも技術的な性格を強くした資格となっています。
ただし、建築というのは芸術性も求まられることから、芸術性が技術士に比べれば比重が大きい資格であるといえます。
建築士というか建築家の中には技術者側面よりも、芸術家側面の方が強い人も多くいます。
大学教育においても芸術学部でも工学部同様建築士の受験資格が与えられるところもあります。
以上のように建築士という資格は技術系の資格としては特殊なものとなっています。
しかし、技術士法が作られたとき既に建築士制度はありましたので、建築は技術部門として除かれたのだと思います。
私自身はゼネコン経験者なのですが、身の回りを見ると引用させて頂いたような気持ちを持っている人が多くいることは、正しいと思います。
また建築士の中でも芸術的職務の傾向が強い意匠設計者から構造設計者や設備設計者が下請で仕事をすることが多い関係上いう、技術者を下に見る傾向が強い人も多くいるということを付け加えさせてただ来ます。
逆に技術士は、建築士のように職業を独占できる資格ではないため、受験者数が少なく、また建築士に比べて歴史も浅いため、建築士ほど知名度の高くなく、取得者数は少ないです(同様に博士号に比べても)
そのため希少価値をもって上と見なす人もいるようです(なお、建築士有資格者は本来のその資格に対する需要に比べて多すぎて、資格の価値が低下している)。
このように近くて非なるものってライバル意識が強いというのは建築土木に限らず同様に存在すると思います。
なお、あくまでも個人的な資格に対してのイメージですが、建築士は運転免許に近いものがあります(難度は違いますが)。
自動車免許を持っている人を自動車運転の専門家といわないように、建築士の資格を持っていることイコール建築の専門家ではありません。
建築士の取得は建築設計・監理を行うためのスタートラインについたことを示す程度の資格(ライセンス)だと思っています。ちなみに運転免許証同様かなりの数のペーパー建築士がおります。
一方技術士は試験内容からいって、今まで行った業績に対しての1種の評価書であり、この点は論文に対する評価を行う博士号に近いものがあります(近いので技術士と博士号に比較はわりと耳にしますが、かなり異なる建築士と博士号の比較はあまり聞きません)。
>私が知りたかったのは、この程度のレベルで、技術士と一級建築士にはどっちに多く票が集まるだろうと言うことです。
ということでしたら、個人的には技術士の方が難しい資格だと思います。
建築士はその制度上、職業的独占権を有している関係上、資格取得者が0になったら、日本国内で建築の設計は行われないことになります。だから誰かに与える必要があります。
一方技術士は名称独占権はありますが、職業的独占権はないので(入札条件などで求められることはありますけど)、技術士という資格取得者がいなくとも、それを行える能力技術者がいれば、問題なく行えることになっています。
以上のように建築士は、建築設計及び監理を行う上で必要最低限必要な知識・技能を持っていることを確認して、許可を与えるための資格で、資格取得時点では技術者として最低限必要なラインをクリアしていることを示している程度ですが、技術士は「高等の専門的応用能力を必要とする事項」についての能力があることを示すための資格で、通常の専門能力がある程度では与えられない資格だからです。
ただし、私の身の回りでは、建築出身で建築士・技術士の両方を取った人はかなりいますが、土木出身で両方を取得した人はほとんどいないので、建築出身者にとっての技術士に比べて、土木出身者に取って建築士は敷居が高い資格なのかもしれません。
個人的には技術士の方が取得が難しい資格と思っていますが、このあたりの状況から劣等感が生まれて、技術士の方が上という見なしたいという心理が土木系の人に働いて、上と見なそうとしている傾向もあるように思います。
>本当はもっとゴシップ程度にどっちが上か聞きたかっただけなのですが・・
かなり前に聞いた噂話です、正しいかどうかわかりませんが(下手すると名義貸しに引っかかるかもしれないので今はこのようなことはしていないかもしれません)、定年退職後顧問などで勤めた場合の有資格に対しての報酬で、技術士7万、環境計量士3万、宅建1万、建築士0というのが相場だったそうです。
資格だけの稀少価値からいうと建築士は、技術士どころか誰でも受験できる宅建より低く、無価値に近い状況のようです。
ちなみに私が勤務していた会社の資格に対する給与制度でも技術士の方が上になっていました(ちなみに博士号は技術士と同じ扱い)。
ありがとうございます。
技能資格に近い建築士と、考察を必要とする技術士というイメージを持ちました。
それに報酬や給与制度の例が加わると、技術士のほうがやはり上に感じます。
資格としては技術士のほうが上位になりますが、建築の分野の人のほうが両方とる人が多いというところで、建築分野の人のほうが土木分野より上位になる可能性があるとイメージしました。
No.17
- 回答日時:
衛生工学部門の技術士です。
私的な見解ですが、できるだけシンプルに回答します。(やや長くなりました。すみません。)
技術士と一級建築士のどちらの資格が(取得するのが)難しいか、といえば技術士だと思います。
ご質問が「どちらの試験が大変か」であれば、一級建築士だと思います。
技術士の一次試験は、五問択一式なんですが、マニアックすぎて「当てもの」に近い問題もあります。対策はできますが、正直しんどいです。
二次試験では、筆記試験と口頭試験があります。
筆記試験も口頭試験もある程度の準備はできるのですが、むしろその場の対応というか応用力というか交渉力が必要になりますので、難しいといえるでしょう。
また、合否結果についても(特に不合格だった場合)、納得のいかない場合が多々ありますので、合格するのが難しいという印象が強いです。
つまり、頑張ったからといって合格するとは限らない=難しいと思います。
一方、一級建築士試験は、学科試験と製図試験がありますが(学科は1年持ち越しできます。)、この学科と製図の対策がすごく大変で、一般的には40歳までに合格しないと(体力的に)難しいといわれています。すごくしんどいそうです。
つまり、試験の本質が難しいというよりも、大変なんだいえるでしょう。
これは、一級建築士試験が簡単だという意味ではありません。一級建築士のほとんどが「もう一回受験しても合格しないだろう」といいます。これは一級建築士試験(対策)がいかに「大変か」ということを表しているんだと思います。
No.16
- 回答日時:
技術士の立場から回答します。
技術士はもともとコンサルタントに対して「科学技術の高度で専門的な応用」ができることを国が証明し登録する制度です。
したがって土木・建築だけでなくあらゆる技術分野にわたります。
「高度で専門的応用能力」を試す試験は、科学技術者倫理を含む大学工学部卒業程度の1次試験(土建系なら建築学科の専門的内容をがは言った試験)をうけ、7年間の実務経験を積み、「あなたが行った業務のうち、技術士としてふさわしいものを述べよ(8000字)」という問題に解答し、さらに口頭試問も行われて試験委員を納得させることが出来れば取得できる資格です。
(技術系国家資格で口頭試問があるのは技術士のみ)
各業界には建築士、ボイラー技師、電気主任技術者、公害防止など生命、財産の安全を維持するための資格がありますが、これらは安全を維持するための最低基準を持っていることを見る試験に合格すれば取得できます。
(電験1種のように大卒程度と言いながら、試験では実務経験10年程度の知識能力を必要とされ、合格者が毎年数十人しかいないものもありますが)
建築を例にすれば、4階建てのビルを100軒建てても高度で専門的応用とは認められません(基準に沿って当たり前に設計施工を実施した場合)。もし取得できるとすれば、危険で制約の多い現場、工法の工夫・革新などがあるテーマを書かないと認められないでしょう。
したがって技術士は資格ではなく「称号」(名称を独占できる)でしかありません。
現実的には、土木技術者の資格認定として活用されています。橋や道路、鉄道、送電線、煙突などは建築物ではないので建築士の資格ではできません。そこで一定レベル以上の技術者に専門設計させる必要があり、技術士が独占的に業務を行えることになっています。
また、公共事業では設計と施工が分離されていて、設計提案を行う会社、施工を行う会社それぞれに技術力に応じて受注できる規模が決まっています(建設業審査)
これは建設技術者(建築士、施工管理技士といった管理職だけでなく、技能士、各種資格・講習受講者などを含む)を点数化して評価しています。
また、コンサルタントとして設計提案できるのは技術士か同等の能力のあるものだけになっています。
建設業界以外では技術士は十分活用されておらず、企業内での能力評価の一環として活用されています。(日立には1000人いる)
技術士と同様の性格の資格(名称独占であって、業務独占ではない)には、中小企業診断士、労働安全コンサルタントなどがあります。
アメリカにはPE(Professional Engineer)という各州が認定する資格があり、建設、電気工事、プラント建設などではPEのサインが無ければ設計も施工も出来無い様になっていて、安全が担保される仕組みになっています。PEは自分が行ったサインに不正、落ち度があれば賠償責任を負わされるため、保険に加入し、保険に加入する資格(技術力)を得るためには、定期的に講習(CPD)を受けています。(資格取得後の自己開発:年間50時間以上学会や専門職業団体の講習会に参加したり、講演や執筆をしたりする)。また、専門職団体への加入は必須であり、除名されると仕事が出来ません。(弁護士会と同じ)
アメリカのPEはどちらかと言うと最低基準を維持するための資格制度であり、建築士やボイラー技師と同等の試験レベルとなっています。
日本の技術士や建築士にもCPD制度がありますが義務化されていません。資格者団体加入の義務もありません。
APEC内では各国(オーストラリアや香港など)のPEとの相互認証を行っています。
しかしながら、日本の技術士は他国のPEとは性格が異なるので、日本が「負けている」状況です(日本の技術士補程度がふさわしいが、技術士補には何の特権もない)
日本は省庁縦割りで各省庁が資格を出しているのも問題で、APECエンジニアには電気・機械・化学などがあるにもかかわらず、技術士が登録できるのは今のところ建設系が中心です。
現在技術士会では、「最低基準を守るための資格者だけでは高度に発展した現代社会を支えることは出来ない」という問題認識から、国に対して技術士(総合技術監理部門)の活用を訴えています。総合監理部門は技術倫理や複雑な課題解決の実績を問う問題が与えられ、取得者のほとんどが倫理をはじめとしたCPDを行っています。
たとえば原子力発電所では電気の最高責任者は電気主任技術者(経産省交付)ですが、大卒後会社証明で取得でき、倫理試験も資格維持のための学習義務もありません。建築士(国交省交付)も設計・製図・法規の試験にさえ受かれば超高層の設計が出来てしまいます。
建築士制度は今回の問題の反省から、倫理試験の必須化、CPDの強制化、建築士会所属義務などが論点となるでしょう。

No.15
- 回答日時:
#5~7、9、11です。
質問の本題からずれた話題になっているようですが、また書き込みします。
>また、土木の設計部門のレベルが建築より高いから技術士が土木に多いというのは、これまでの意見とは違うもので興味深いです。
土木の設計部門のレベルが高いと言うことについてはある程度同意できます。
その理由としては、
1)土木設計は公共工事や大型物件が多く、その発注数が少ないので、戸建て住宅まで含めると相当な件数のある建築に比べて、物件数が少なく、そのため設計部門につくにはかなり優秀な人が選別される。
2)建築については建築基準法により、技術水準が定められていて、それに則って行えばある程度のレベルで設計できるようになっている(民間工事の比率が多いためもある)。
#7当たりにも書いたのですが、一級建築士は建築設計の入門的な資格ですので、この建築基準法に則った設計ができるレベルの人に与えられる資格ですし、逆に建築基準法を定める際には、1級建築士なら誰でも理解できるように、そしてあまり高度すぎる技術がないと設計できないような手法にならないように配慮して決めています(建築基準法の一般手法に載らないような特殊建造物については別途国土交通大臣認定が必要)。
ただし、土木設計者の上位の人と、土木構造物に匹敵するような超高層などを手がけるような建築の上位の人のレベルを比較すると技術的な差はないと思います。
建築は設計部門の裾野が広がって平均値で見ると少数先鋭の土木よりは、低くなっているように見えるのではないかと思います。
土木部門の方が技術士が多い理由は私がNo.9で書いた理由やNo.3さんが書かれている理由により建築部門では特に求められていない理由の方が大きいと思います。
また、下水道部門などは建築の実務とはほとんど無関係で、建設部門についていうと、選択科目として、以下11個のものしかありません。
「土質及び基礎」、「鋼構造及びコンクリート」、「都市計画及び地方計画」、「河川、砂防及び海岸・海洋」、「港湾及び空港」、「電力土木」、「道路」、「鉄道」、「トンネル」、「施工計画、施工設備及び積算」、「建設環境」
建築で関係しそうなのは、「土質及び基礎」、「鋼構造及びコンクリート」、「都市計画及び地方計画」、「施工計画、施工設備及び積算」、「建設環境」
ぐらいのもので、他の選択科目は建築実務ではまず経験しないものです。
また、建築で需要の多い木造については該当する選択科目がなく、受験することが困難です。
例え集成材などを用いた大空間構造や住宅の免震設計手法の開発を行ってきたような技術的に高度なレベルを要求されるような設計などの実務に就いていても、受験することは困難です。
試験制度自体が土木よりになっているから土木に技術士取得者が多いのは当然だと思います。
>基本的に技術士も建築士も、現場監督しか担当しない人には直接的に関係しないのでしょう。
私の所属していた会社では、建築の現場に限っていうと1級建築士取得者でないと、大型物件の現場責任者にはなれないような、社内人事システムになっていたので、法的な面ではないですが、待遇面などで建築士は関係しますし、そのため取得は施工管理部門も含めて推奨されていました。
No.14
- 回答日時:
管工事施工管理技士と土木施工管理技士の両方の資格があるから、建築と土木の両方が分かる、というロジックは、私には非常に難解に見えました。
土木と建築を施工の観点から見ることは興味深いものがあります。しかしながら技術士と一級建築士はどちらも、設計あるいは計画・技術評価に関する資格ですので、施工の観点だけで評価するわけにはいかないような気がします。
土木は主に自然と地面を扱いますが、建築は空間そのものを扱います。安全の重要性は、どちらも同じです。設計基準は、かなり異なります。
コメントありがとうございます。
確かに管工事が建築を代表する資格とは言いがたいかもしれません。
基本的に技術士も建築士も、現場監督しか担当しない人には直接的に関係しないのでしょう。
No.12
- 回答日時:
まったく別な観点から答えます。
私は土木と管の一級施工管理技士を持っているものです。両方を持っているので少しわかります。それは、土木と建築についてです。現場施工の視点から見て思うことですが、土木はレベルの高い仕事であるが行っていることは一部を除き単純でレベルの高くない仕事が多いです。又、建築はレベルの高くない仕事であるがレベルの高い仕事をしています。設計部門でもやはり土木のほうが高いと思います。そこで土木は技術士が多く建築部門には技術士が少ないのではないかと思われます。なんら関係ないことですが参考になればと思い書き込みました。あしからず。この回答への補足
コメントありがとうございます。
しかし、いろいろ不明な点、同意しかねる点もございます。
まず、管の一級施工管理技士とは何でしょう。
聞いたことがないので・・すいません
また、土木はレベルが高くても現場では低くて、建築ではレベルが高くないが、現場ではレベルが高い・・とおっしゃりたいのだと思いますが、それは土木の方が規模が大きいだけに細分化が進んでいて、現場を管理なさっている525qwe様もその一部分しか担当していないからそう見えるのではないでしょうか。
また、土木の設計部門のレベルが建築より高いから技術士が土木に多いというのは、これまでの意見とは違うもので興味深いです。

No.11
- 回答日時:
#5~7、9です。
また補足です。
>資格としては技術士のほうが上位になりますが、建築の分野の人のほうが両方とる人が多いというところで、建築分野の人のほうが土木分野より上位になる可能性があるとイメージしました。
必要経験は取得する人の年齢、資格の目的などから判断して、個人的には技術士方の方が難しい資格と思っています。
が、建築の方が土木より上位になるというのには賛成致しかねます。
建築で資格取得すると言ってもだいたい、建設部門の中の構造系の「鋼構造及びコンクリート」や「土質基礎」か都市計画などを専攻とする限られた専門です。これらは、建築土木で共通した分野であり、建築で構造や都市計画を専門としていれば、取得できる資格ですが、建築士の制度にこのような専門性は必要なく、建築全般について広く浅く知っておく必要があります。
現行の建築士制度の中では専門性は取得後に経験を積んで培っていくものなので、特定の分野について高度の専門性を有していれば取得できる技術士を建築の人間が取得するのに比べて、建築に関する広い知識や建築製図を求められる建築士を土木の人間が取得するのは難しいだけであって、建築の方が上位にあるとはいえないと思います(注:現在建築士は専門建築士制度への変更が検討されています)。
逆に恣意的に言うと建築の人が建築士に加えて技術士を取得する人が多いのは、技術士の方が上位の資格だからということで、建築士を下と見なしてしまえば、建築上位が上位とはいえないことになりますし。
なお、建築出身者に両方とる人が多いと言いましたが、これはあくまで私の身の回りでの事情です(なお、技術士は取得したけど建築士はまだという建築屋さんや建築士は取得したけど技術士はまだという土木屋さんも少数ですがいます)。
身の回り事情ついでに書かせていただくと、先に挙げた3つの専門の他、「施工計画、施工設備、及び積算」についても土木・建築で共通すると思いますが、建築施工管理をしている人でこれで技術士を取得した人は知りません(建築の施工現場は小規模のものが多いためかもしれませんが)。
こう考えると施工を行っている人は技術士の方が取得しやすいという意見は、身の回りから判断すると、同意しかねます。
また、技術士建設部門「鋼構造及びコンクリート」を取得している人は監理技術者として確か7つ同時に登録できたと思います。こう考えると、先の回答をまねて書くと5つの建築士に比べて
技術士建設部門(鋼構造及びコンクリート)>一級建築士
となるのではなると思います。質問者のご指摘の通り建築よりの制度にあるにもかかわらずです。
ご意見ありがとうございました。
資格だけでは建築と土木のどっちが上か言えないということですね。
それに建築の人が技術士よりステイタスの高い資格を取ろうと思っても、一級建築士が最高レベルなんだからムリなんですよね。
だから資格で決めてはいけませんよね。
とりあえず当初の目的だった資格の難易度は、
「技術士>一級建築士」
ということで、この質問を終わりたいと思います。
No.10
- 回答日時:
他の回答へのコメントはご法度になっていますが、一部に明らかな誤解がありますので、差しさわりのない範囲(どれとは特定しない形式)で指摘させていただきます。
削除は特に明確な理由なく行われることがありますので、これも削除されるかもしれません。まず1級技術士という資格は存在しません。
「技術士」または「技術士補」という資格があるのみです。
技術士法において「名称独占」が保証されておりまして、技術士に類似した資格名称は使用することができません。
1級技術士は、おそらく、1級土木施工管理技士または1級建築施工管理技士と混同しているものと思われます。
「技術士」の名称が使えないので、「技士」となっていることに着目ください。
1級土木施工管理技士と、技術士は全く別の資格です。
技術士に比べ、1級土木施工管理技士の難易度は、それほど高くないという点は、両方合格した人なら、証言してくれることでしょう。(証人を10人以上そろえることができます)
ご指摘ありがとうございます。
私も一級技術士なんてあったかな?と思っておりましたので助かりました。
一級土木と技術士では話がこんがらがってしまいますね。

No.9
- 回答日時:
#5~7です。
補足です。技術士は技術士法で、建築士は建築士法で定められた国家資格ですが、技術士はcertification(証明)、建築士は英語で言うlicense(免許)です。
licenseは何かを行うことを許された資格で、運転免許や医師や弁護士などもこちらになります。
一方技術士や博士号は持っていないと法律上できないというものではなく、そのため建築士や運転免許に存在する級や種はないようです。
本来技術士はそういう種類の資格でしたが、公共工事(土木工事)における設計・調査などの入札条件で技術士がいることが条件となることが多いため、建設部門が圧倒的に多くなっており、ついで上下水道部門の取得者が非常に多くなっています。
このほか建設に関係のある応用理学(主に地質系)や、衛生工学(特に廃棄物関連)、環境部門などは公共工事がらみで、必要な資格であるため比較的取得者が多くなっています。
これが建設部門の取得者が多い理由です(最近できた総監部門は他の部門の上位に位置づけられるような部門なのでこの取得者も多い)。
また建設部門では専門とする事項も細かく指定されることが多いので、一般に名刺に表記するのは「技術士・○○部門」のが普通ですが、同じ建設部門で、複数の専門事項を取得する人も多くいます。
ちなみに聞いた話では技術士といえども入札条件に合致するような部門・専門を登録している人でないと建築士同様ニーズは低いということでした。
取得者が多い建設部門ですが、「施工計画、施工設備、及び積算」を専門とする人は、ニーズに対して取得者数が多いのであまり価値がないという話でした。
また、1級建築士大卒2年の実務で受験可能で、大学院の研究も実務になりますので、実は大学院生でも取得できます(博士課程の人)。
だから、20代で取得する人が多くいます。逆に技術士は最近代わりましたが以前は7年程度の実務経験で直接2次試験から受験できましたので(今は1次試験を宇欠昼用がありますが)、それで取得した人が多いです。
大卒で実務7年ですと20代での取得は難しく多くは30代後半から40代で取得する(30代で取得できる人はかなり優秀という評価があるようです)人が多いようです。
このあたりからいっても技術士の方が難しいように感じられるものと思います。
なお、同じ技術士でもあくまで試験ですので合否には試験勉強の成果が影響します。
書店で見てもらえばわかると思いますが、販売されている参考書のほとんどは総監部門、建設部門、上下水道部門で、僅かに機械部門や環境部門がある程度で他の部門に特化したような参考書は出ていません。
このことから、試験情報が少ない部門の方が試験のためのノウハウが多くある建設部門などより合格するには難しい資格であるといえると思います。
補足ありがとうございます。
同じ技術系の資格であるのに、院生でも取れてしまう建築士と、30代以降で取得できる技術士では、やはり技術士に分があるようです。
ということで、結論としては、
技術士>一級建築士にしたいと思います。
ただし、これは資格難易度およびステイタスに対する上下関係であり、決して土木>建築ではありません。それどころか、両方取得するのは建築の人のほうが多いのですから、分野的には建築の人の方が優秀な人が多いのかもしれません。
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