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 18歳くらいから、杉花粉症になり、その後、イネ・家ダニ・ハウスダスト等のアレルギー性鼻炎になりました。

 先日、耳鼻咽喉科に行き、相談したところ、
依存性が少ないという理由で(4)を処方されました。
効き目としては、どれも大差はないので、
依存性が少ないものを、今後は使用していきたいと思っております。(1)~(4)で依存性の少ないものをご教示くだされば幸いです。

(1) 第一製薬(株)の「ベラック 鼻炎スプレー クール」
  100ml、塩酸ナファゾリン 50mg(鼻粘膜のはれ、充血をおさえ、鼻づまりを改善)、マレイン酸クロルフェニラミン 500mg(抗ヒスタミン作用により、鼻づまり、鼻みずを緩和 )、塩化ベンザルコニウム 20mg(鼻粘膜の細菌の増殖をおさえ、鼻腔内を清潔に)、リドカイン 300mg(鼻粘膜の痛み、かゆみをしずめる)
http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/colds …

(2) 佐藤製薬(株)の「ナザール」
  100ml中、塩酸ナファゾリン 50mg、マレイン酸クロルフェニラミン 500mg、塩酸ペンザルコニウム 10mg
http://www.sato-seiyaku.co.jp/top/search/search. …

(3) グロー薬品工業(株)の「welcia鼻炎スプレー」
  100ml中、塩酸ナファゾリン50mg、マレイン酸クロルフェニラミン300mg、リドカイン100mg、
  パラベン(添加物)、エタノール(添加物)、グリセンリン(pH調整剤)

(4) 日本化薬(株)の「ナナドラネーザル」(ステロイド剤)
  1g中プロピオン酸ペクロメタゾン1mg
http://health.goo.ne.jp/medicine/search/4452_3/h …
http://www.e-pharma.jp/dirbook/contents/data/prt …

A 回答 (3件)

 YomTMさん こんばんは



 薬局を経営している薬剤師です。

 記載された点鼻薬を分類すると(1)~(3)と(4)に分類されます。(1)~(3)の点鼻薬は細かい成分の違いは有れど主成分は塩酸ナファゾリンです。この塩酸ナファゾリンは血管収縮剤と言って、鼻粘膜の血管を収縮させる事で作用を出すお薬です。従って血管の張れが少なくなって鼻詰まりが取れた感じがすることと血管が収縮する事で血液中から鼻水としてはみ出てくる穴が小さくなると言う事で鼻水が止まると言う作用です。言ってしまえば、起こったアレルギーをどうのこうのする作用は無く結果として起こっている症状を誤魔化す作用しかないわけです。これでは申し訳無いと言う事で、アレルギーに作用するマレイン酸クロルフェニラミン(抗ヒスタミン剤)を申し訳程度に加えていると言う処方内容な訳です。後は体力と言うかその方の免疫力(人間が元々持っている病気を跳ね返そうとする力)で治そうとする点鼻薬と言う事が出来ます。
 このタイプの点鼻薬の場合、1~2回程度の点鼻で少しでも症状改善が有れば良いのですが、症状改善が無くて長期間使ってしまうと自力で鼻粘膜の血管を収縮させる作用が弱まって、薬の作用がないと鼻粘膜の血管が収縮しなくなってしまう可能性が有ります。これがこの対応の点鼻薬の依存性を起こしてしまう理由です。

 (4)のタイプの点鼻薬は、ステロイド剤ですから長期間大量に使い続ける事に問題が有るわけでは有りません。それはご存知のステロイド剤ですから、体内のステロイドバランスを崩してしまうからです。しかし内服でステロイドを服用するのと違って局所の作用である事と使用量が少ない事より例えば数ヶ月使い続けると言う使用方法でなければ、そんなに問題視するような事は無いと思います。
 それと(1)~(3)の点鼻薬と違って一時誤魔化し的な作用は弱いと思います。しかしアレルギーを起こす働きと戦う力を強める作用が特長として有ります。ですから例えば2月後半~4月中旬の花粉症等特定期間に起こす鼻炎症状に対しては、発病予想日時の1~2週間前から使用する事で花粉症の時期に症状が起こらない又は起こったとしても軽い症状で済むと言う事になる可能性が高い点鼻薬です。従って特定時期に起こす鼻炎症状に対して1~2週間前から点鼻する事で予防的な使い方が出来るのが、(1)~(3)のタイプの点鼻薬との違いです。このタイプの点鼻薬が上手く効いてくれば、点鼻薬の使用量が少なくなる可能性がある点鼻薬と言えると思います。

 どちらのタイプの点鼻薬もお薬で有る以上使わないで済むなら使わない方が良いに決っています。しかし鼻炎症状が起こってしまった時又は起こると予想される時は使わないとならないでしょう。そう言う時は2タイプの点鼻薬を上手く併用されたらと思います。症状が激しくて一時誤魔化し的に少しでも楽になりたい時は(1)~(3)のタイプの点鼻薬を中心に点鼻し、症状が軽い時は(4)のタイプの点鼻薬だけを使うと言う方法が一番適切だと思います。どちらかだけしか使いたくないと言うのであれば作用的に考えてアレルギーを越し難くする作用がある(4)のタイプの点鼻薬を使う事をお勧めします。

 後は鼻炎症状を起こし易い方は、甘い物・冷たい物・水分を控えましょう。(特に起こっている時は控えて下さい。)詳しい事は以下のHPの私の回答を参照して下さい。
 http://okwave.jp/qa2542276.html
 この「甘い物・冷たい物・水分を控える」はお薬を使うのとは違いますから、即の効果は期待できないかもしれません。しかし長い意味で効果が有りますから、上手く効いてくれば点鼻薬の使用量が減るかもしれませんね。この方法は、薬を使う訳で無いので効果が無くても問題を起こす事はありえません。そう言う意味でお勧めな養生法の1つです。

 色々書きましたが、何かの参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
非常に参考になりました。
鼻炎の長期的な治療法までご教示くださり、ありがとうございます。

お礼日時:2007/01/30 01:04

依存症というのが良くわからないのですが、全体的に依存症は無いものと思っていいと思います。

たぶんステロイドの依存症の心配だと思いますが、点鼻薬は直接患部に届くのと使用量が少ないため全身に広がることはあまりありません。逆に錠剤や点滴などでは全身に回るため依存症が起きる場合が多くなります。
1~3は鼻の中で血管を収縮させて炎症などを抑えるものですが、ポリープ(鼻茸)を持っている人は要注意です。鼻茸を大きく成長させるため外科的治療で切除しなくてはならなくなる場合が生じます。
現在の私がその状態です。大体年一回除去が必要です。1回で8個程度除去しますので費用も18000円程度かかるので負担が大きいです。
点鼻薬や吸入薬は直接患部に届くのと量が少ないのであまり依存症の心配は無いと思っていいと思いますよ。
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塩酸ナファゾリンはリバウンドがあります.ですから医師の処方を先生の指導の元に使うのが一番です.

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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
塩酸ナファゾリンが問題なのですね。

お礼日時:2007/01/30 01:02

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