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  友人から節税対策として以下のアドバイスを受けました。
 合法的であればと積極的に節税対策を考えているところですが、どな たかこの様なケースでアドバイス頂けたらと思っています。
 ・下請けへの支払いのために中間会社を設立する。
 ・中間会社へは下請け支払い金額プラスアルファを計上する。
 この結果
 ・支払いを迂回することによって、税法上の特典を2重に受けられる  とともに元会社とは別にプラス分の資金を管理可能・・というもの
  事実この要領で会社を運営している方もいらっしゃるようです。飽 くまでも節税の一環と言うことで効率的な財務管理をしていきたいと 考えています。宜しくお願いします。
 

A 回答 (4件)

 基本的に脱税ではなく節税だと思います。

個人で医者をやってる方などはよく中間法人を作ってますがルールを守ってさえいれば調査を受けて色々言われても納税までは至らないでしょう。ただし中間法人を作ると言うことは税務署に対しケンカを売っているようなモノなので調査は当然厳しくなるという覚悟は必要です。
中間法人を作るにあたり注意する点は中間法人を他の取引がある会社と同じように扱うということでしょうか・・。
細かくいうと
(1)親会社と中間法人の契約書は必ず作る
(2)中間法人と現会社の取引ルールを作る。例としては下請け金額×1.2したものを中間法人は親会社に請求する。そしてこの割合はむやみに変更しない
(3)親会社→中間法人への支払は契約どおりにきちんと振込決済する。
(4)中間法人→親会社への請求書、納品書、等は必ず作成する
(5)経費の支払い等の帰属はきっちり分ける
などでしょうか・・。
他には両社とも黒字になるようにすることが大事です。(片方が黒字、片方が赤字にならないようにする。)

中間法人を作るメリットは

(1)資本金が1000万を超えないと2年間は消費税が免除される
(2)交際費の費用として認められる枠が増える。(但し中間法人の
 得意先が親会社だけだとすると多額の交際費は認められないと
 思います。)
(3)事業税、法人税の軽減税率の適用が受けられる
(4)決算時期を別々(半年ずらすケースが多い)にすることで1社が1度に 納める金額が減る→資金繰りに有利か?
ぐらいが今思い浮かぶところです。

逆にデメリットは

(1)管理コスト、時間が馬鹿にならない。(請求書、納品書等+現金出納帳など経理関係書類への記入の手間、申告書の作成を税理士等に頼む場合は委託料も増加する、赤字でも支払わなければならない府、市への税金の支払(均等割)も2箇所なら倍になる、株式会社は何年かに一度登記が必要でその費用も倍になる等)
(2)法人を2つ持つことにより税務調査の回数が増える。中間法人を作る
 会社は脱税に使用するケースも多々あり税務調査も厳しくなりがち

などでしょうか・・。
中間法人設立の提案は自己の報酬アップを狙った税理士・コンサルタント等が提案することが多いと思われます。個人的には管理にかかるコスト・時間を考えると社長はその分営業に意識を注ぐほうがトータル的にはもうけは増えると思います。税金を払わないで済ますと結果いつまでたっても資金繰りは楽にならないし会社に体力なくなるし大きな発展も望めないのではないでしょうか。私なら面倒なので会社は1つだけにして、経費を節減し、節税対策には保険等必要額だけ加入して利益を出せるだけだし無借金経営を目指します。
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この回答へのお礼

専門的なアドバイスを頂き感激しています。特異な経営手法かと思っていましたが当たり前の節税策と言うことが認識できたと同時に、リスクが伴なう事もよく理解できました。今後いろいろなケースを想定し真に会社のためになる手法を考えたいと思います。有難うございました。

お礼日時:2007/04/11 23:43

税務は実態がどうあるかで課税されるかどうかが決まります。

表面的につくろっても税務署を納得させるだけの実体がなければ、租税回避行為(節税を装った脱税行為)として課税を避けることができません。そのところだけきちっと押さえれば、ご友人の言うことは可能で、私たちもそのシステムをアドバイスしております。利益額が分かりませんので、確かなご返事できませんが、会社の課税利益が1000万円を超えるなら、相当の節税になることは確かです。設立費用なんてお昼の食事代程度の金額と思えるでしょう。私たちはコンサルタント料までいただいていても会社を作る人がいるのですから。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。この方法もありということが良く理解できました。但し、私のイメージしていた要領は脱税行為に近いとして、おっしゃるような他の方法を考えてみたいと思います。有難うございました。

お礼日時:2007/04/11 08:16

会社経営をしています。

税務調査も何度か経験しました。

微妙なところですよね。
・中間会社が明らかに節税(脱税?)だけをを目的とした、実態のない会社であることが税務署員(調査官)にバレたとき。
・しかもその中間会社の役員構成、株主などが親会社と比較して明らかに「同一である」と指摘されたとき。

であるとまずいですね。逆に言えばこの2点がきちんとクリアされていれば(アカの他人が役員・株主を勤め、その会社もちゃんと業務実態があり、その存在意義もきちんと認められる。)OKでしょう。

一応、理屈上はセーフであっても、税務調査官がダメと言ったら脱税になってしまう可能性がありますからね。
もちろんバレなければOKですから、現時点で私が「いい」とも「悪い」とも申し上げられません。バレた(つまり、脱税と認定されてしまった)ときのリスクとの天秤で、質問者様がご判断されるしか方法はないでしょう。

この回答への補足

大変参考になります。有難うございました。

私のイメージとしてはまさに元会社の一部に節税機能を持たせる組織をつくることを考えていましたから、役員の一部や職員も一部ダブらせることになります。業務についても実態があるとは言い難いと思います。

会社設立の経費を含めその他のリスクを考えると無理があるのかなと思っています。蛇足ですが、これらのケースを税務署に告発されると直ぐに調査が入るものなのですか?参考までにお聞かせ下さい。

補足日時:2007/04/10 09:11
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この回答へのお礼

詳しく回答を頂き感謝しています。自分の考えていたことと対比できるとても意味ある回答でした。これらを参考に慎重にことを進めたいと思います。有難うございました。

お礼日時:2007/04/11 08:25

お聞きしますが、その中間会社は如何されるのですが



登記して、これから起こす?
それとも、休眠会社があるのを、使う?買収する?
いずれにしろ、その、会社のための初回の経費が掛かりますが。
それを、上回るだけの税法上の特典があるようには、思えませんが。

この回答への補足

これから起こすことをイメージしています。当然経費はかかりますが次の方からの回答で会社実態や役員構成等で問題があるとの指摘を受けました。まさに私のイメージは同一社内の一部に節税機能を持たせる組織をイメージしていましたから無理があるのかなと思っています・・・。

補足日時:2007/04/10 08:53
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この回答へのお礼

いろいろ考える切っ掛けとなりました。有難うございました。

お礼日時:2007/04/11 08:27

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