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はじめまして、私は病院で介護職についているものです。
私の勤務する病棟の4割くらいの患者様は車椅子に乗っておられ、患者様には
食事前には必ず手洗いをしていただくように心がけています。

しかし、大半の患者様はお一人では手洗いをすることが難しく、職員がお手伝いしてさしあげています。

それで、お尋ねしたいのですが、患者様にお手洗いをしていただくことで、
患者様にとってどれだけメリットがあるのか教えていただけないでしょうか?

患者様にお手洗いをしていただくことにいろいろと患者様自身にとっても
有益がなことがいろいろとあると思うのですが、職員の中には、食事前に
消毒スプレーを手にかければ済むことだと訴える者もいて、それに対して
私は何か違うだろ、とは思うのですが、どう説明すればいいのかわかりません。

洗面台の前で手洗いをするからこそ意味がある、ということがあればぜひ、教えていただけないでしょうか?

A 回答 (6件)

はじめまして。

看護師をしています。

手洗いの意義ということですが、たしかに洗浄によって目に見える汚れを落とすこと、流水によって目には見えない細菌類を流すことが期待できることがあると思います。免疫が低下しているお年寄りや疾患を持つ方が集団生活をしている場合には感染症がおきやすいので手指を含めた保清は大切なことです。
そのほかでは(これはあくまで看護学生向けの話ですが)生活の場を自宅から移して集団生活をしている場合にはもともと持っていた生活のパターンが画一的な施設の生活スケジュールに変えられていて、なんとなくそれに乗せられて1日が終わるということがあります。食事の前に洗面台の前に行って手を洗うことが生活のめりはりをつけ、これから食事をするという切り替えをするのに役立ちます。そのほか、手を洗ってさっぱりすることで快の刺激を感じてもらうことができるし、洗面台に行くのであれば鏡が見えるかもしれませんが、これも人間にはとても大切なことです。また介助してでもできるだけ活動範囲を拡げて実際の生活に近づけていくということも看護の観点からは大切なことです。

とはいえ以上は建前で、実際には患者さんは多くの人間に直接触れる医療者や食品を扱う調理担当者ほどには手洗いが必要なわけではありません。MRSAやノロウイルスといった院内感染の媒介は医療者や調理者であって、患者自身(患者同士の接触)ではありません。また医療的な理由で安静指示がある場合には洗面所やトイレに移動して手を洗うといったことができないことがあります。その場合には蒸しタオルを提供することでかなり汚れを落とすことができます。入浴ができない時に清拭をするのと同じ、また外食時に暖かいおしぼりが出てくるのと同じです。汚れが落ちてさっぱりするのは使ったことがあればわかると思います。快の刺激は状況によって違う方法で提供されうるものだと思います。食事の時間は3食いずれも通常勤務体制上人手の少ない時間帯でもあってなかなか実行するのが難しいという事情も多くの医療機関であると思います。

またここ数年、院内感染を防ぐという観点のみでいうならスプレー式の消毒剤の噴霧をもって流水による手洗いに替えることができるといわれるようになりました。その前はどんな消毒剤よりも石けんと流水で流すことが何よりも大切だと繰り返し言われていてそれを信じて、一人のバイタルを測るたびに石けんで手を洗っていたものですが、どうもそれは古く、またそれによる手荒れによるささくれなどが洗いにくくなって細菌のすみかになるとか…感染予防とか褥創治療といった看護のセオリーは数年ごとにころころ変わるのでついていくのが大変です。

患者さんの手洗い介助は時間も人手もかかることだと思います。それをどうするかは基本的には病棟がどういった目的で患者さんの手洗いをしたいのかということによると思います。それが感染対策であれば最終的にはエビデンスに基づくべきで、院内の感染対策委員会といったような組織がどう考えるかが重要になると思います。

いろいろな考え方があると思います。いずれにせよお身体に気をつけて勤務なさってください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
お礼の方遅くなってしまいすみません。

実は、院内での研究発表で私の所属する介護部でも発表することになっていて手洗いも研究テーマの一つに考えているのですが、思っていたよりも深く掘り下げて研究ができそうですね。
いろいろと貴重なご意見ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/17 21:40

やはり手洗いは衛生観念上必須だと思います.食事前の手洗いは一つの習慣であり,食べるという前の儀式でも有ります.


医師でも必ず手洗いをしています.こうしないと汚れ,雑菌は洗い流されません. 消毒スプレーだけではある程度菌は殺せてもそれらは未だ付着したままです.綺麗になったとはいえません.
またそうすることでの運動の一部にもなります.マナーはきちんと守るものでしょうと諭します.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
お礼のほう遅くなってすみません。

お礼日時:2007/09/17 21:35

利用者の方お一人ずつに車椅子に乗せて、手洗いをお手伝いするのは大変な作業かと思います。


しかし、だからといって擦式アルコール消毒で済ませよるのは意義ありです。
消毒=手洗いではありません。
普段、私たちは頻繁に手を洗っています。食事の前、トイレの後、洗面や整容、髪の毛を触った後などなど...
自分で洗えないからといって汚れを気にしていないわけではありませんし、消毒で雑菌は殺せても皮脂や汚れは残ります。
タオルで拭いても十分に垢は取れません(消毒だけよりましだけど)。感染源にもなりますよ。
第一、自分だったら嫌じゃありませんか? 
介護・看護で大事なのは自分や大切な家族だったらどうか?
と考えることだと思います。
手洗いを始めとした日常生活動作の積み重ねがリハビリになるし生きる意欲や実感につながっていきます。
その人の体調を知る目安にもなります。
そこからコミュニケーションが広がっていくこともあります
大変なお仕事ですがお互いがんばりましょう
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
お礼の方遅くなってしまってすみません。

なるほど、消毒=手洗いではないんですね。
手洗いって、やっぱりしっぱり擦ったり石鹸をつけたりする分、しっかりと
衛生管理が保てるわけですね。

お礼日時:2007/09/17 21:33

精神衛生的にも手を洗うのと消毒スプレーでは違います。


それから、私は食品製造をしていますが、手洗いをするのとしないのでは、最近の数が二万とかそれぐらい数が違います。絶対に手洗いを三十秒、そのあとペーパーでふき取り、アルコール噴霧をしなければ、食べ物を触ってはいけないといわれています。
消毒スプレーだけなら、アルコール噴霧と同じ程度で、肝心な手洗いが抜けています。細菌の数はすごいと思いますよ。
ぜひ、衛生手順と同じく、手洗い三十秒を入れてください。
洗い方の手順は、手をこすり合わせ、指の間を手を組みながら洗い、ひらで指の間に滑らせ洗い、親指を根元から洗う、てのひらの皺を洗い、つめブラシでつめ先を洗う、流水ですすぐです。
このあと、逆性石鹸か、アルコール消毒になるのです。
台所で料理する時も、ぜひ活用してください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
お返事の方、遅くなってすみません。

細菌の数が2万から違うんですか・・・何だかぞっとしますねw

手洗いって時間がかかる分、しっかり殺菌できるんですね。

お礼日時:2007/09/17 21:27

こんにちは。


消毒が目的ならばそういう事になりますけど、私が思うに、目的は生活習慣の維持ではないかと思います。

胃ろうや経管栄養より、噛んで食べる事、口から食べる事がQOLの維持に有効なように、普段の生活の中の一部でも続ける事が大事なのではないかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
お礼の方が遅くなってすみません。

たとえ病院の中であっても手洗いも生活の一部ということを意識してもらうことでそれまで培ってきた生活習慣を再び取り戻すということは大変意義深いことだと思いました。

お礼日時:2007/09/17 21:23

こんばんは。

毎日お疲れでしょう、お察しします。

確かにデイサービスなどの場合、人数が多いので、手洗いより、アルコールで消毒することがほとんどですよね。
まひがあり、手洗いが困難は方も多いと思います。下手をすると過介護になり、それこそ、手伝いを頻繁に行なうことにより、自分で以前は出来ていたことが逆にできなくなってしまうこともおおいかとお察します。

少しでもご自分で出来ることは、できたという成功体験が気力に変わる…これはとても大事なことかと思いました。

確かに食事前に食中毒など発生したら大変なことになりかねません。

私達も同じく、鏡の前で、身だしなみを整えることでも重要なことかと思います。また、その成功体験が今まで無気力だったのがやる気と自信につながると思いました。

ご自分の顔など鏡でみると、それだけでもいい意味で刺激になると思います。

注意しなければならないのが麻痺ががある利用者様など、物理的に洗面台で蛇口まで手が届かなかったりすることもあり、注意して見守ることも大切かと思います。

また介護する人間にとってもその良い変化を観察することでそれぞれの利用者様の様子がわかるというメリットもあるかと思いました。

手をぬらすということしか自力でできない場合は消毒と併用するといいと思います。また鏡の前でmzuka0914さんとの話題が利用者の方にとっても双方にメリットがあるとおもいます。

QOLを念頭になるべく自力を促すことが大切かと思います。
普段無口な方とのコミュニケーションの場でもあると思います・

毎日激務とお察しします。頑張って下さい。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
お礼の方が遅くなって申し訳ありません。

単に衛生面の観点からではなく、日々の生活の中で一つでも何か、患者様に意識を持って取り組んでもらうことに意味があるわけですね。

お礼日時:2007/09/17 21:18

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