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先日学生実習でβナフトールに塩化鉄(III)を加えてラジカルカップリング反応を起こしてビナフトールを合成しました。この実験で、βナフトールを水に溶かし塩化鉄の水溶液を加えると、もともと茶色ぽっかった溶液が一瞬青くなりすぐまた元に戻りました。これはラジカルが生じたからだと思うんですが、なぜラジカルが生じるとこのような色になるのでしょうか??βナフトールもナフトキシルラジカルも共鳴してますよね??両者に違いが見出せません…
あと、ラジカルの存在確率が最も高いのが1位(α位)だそうですが、これはなぜですか??あわせて教えてください!!

A 回答 (2件)

色の方だけ回答します。



電子配置とその軌道間の電子遷移を考えてみてください。
元の分子では、主な遷移はHOMO→LUMOに由来するものになります。
一方、陽イオンラジカルの場合、主な遷移はNHOMO(2nd HOMO)→HOMOに由来するものになります。
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>ラジカルの存在確率が最も高いのが1位(α位)だそうですが、これはなぜですか…


ちょっといい絵がないので引用できませんが、2-naphtholの電子密度が最も高い位置は1-位です。これは親電子置換反応の配向性から明かです。
つまり、ラジカルカチオンが生じたときも電子密度が高い軌道から電子が抜ける訳です。
ここで、残ったもう一方の電子つまりラジカル電子に注目すれば、この電子も同じ軌道に入っているはずですから1-位の不対電子密度が高いと考えられます。
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