No.4ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
おっしゃるように go ~ing の動詞のing形はもともと歴史的には動名詞でした。つまり、go on hunting が go a hunting, go a-hunting と弱まり、ついには a が消失した形です。go on a picnic, go on a trip, go on a hunt という言い方があるように、この前置詞 on は(もともと接触を表し)ここでは従事や目的を表していますね。
さて、go ~ing の表現ですが、~ing には通例スポーツや行楽など移動を伴う動詞が来ます。ですから、go studying というのはちょっと普通ではない感じがしますね。考えてみれば、go shopping, go hunting, go mountain-climbing, go skating などは移動の行為を伴った動詞ですね。
それから、このing形の動詞の後には場所を表す表現は可能ですが、目的語をつけるのは大変不自然のようです。go shopping at the department store, go fishing in the river は自然ですが、go shopping shoes とか go fishing salmon というのは不自然ということになります。私も試しに、ネットで go salmon fishing と go fishing salmon を検索してみましたが、go salmon fishing の方が約10倍の使用頻度でした。ですから、go fishing salmon も間違いというわけではないと思います。ちなみに go gathering firewood も調べてみましたが、こちらのほうは用例は少ないですが go firewood gathering と同じくらいの使用例がありました。おそらく、現代では薪を集めるという行為はあまり一般的ではなくなったからではないでしょうか。アパート探しというのはいかにも現代的ですから、けっこうヒットしますね。ですが、やはり go hunting (an) apartment(s) という表現はないと言ってもいいようでした。
次に、~ing の動詞の前に名詞を置く表現を、例を挙げながら考えてみたいと思います。
They hunt foxes. という表現は、他動詞の後に目的語の名詞が来ていますが、目的語を動詞の前に置くと、fox huntという動詞が出来ます。これは特定の動物をhuntするという限定された意味の動詞になりますね。現在では fox hunt と記述する動詞はネット検索してみますとごく少数しか見あたりませんが、最初の頃はそのように綴るのは普通だったかも知れません。今は、fox-hunt, foxhunt のように一語で表現しています。fox hunt は名詞句として用いています。(ご存知のように、ふつう2つの単語をくっつけて1つの単語にする時は、最初は2語の並列、それからハイフンで繋ぐ、それから1語で綴る経過をたどりますね)
「キツネ狩りに出かける」という英語の表現は、辞書などでは次のようなものが見つかります。
go on a fox hunt
go on a foxhunt
go fox-hunting
go foxhunting
ご参考までに、「~を狩る、探す」という他の表現をあげてみます。なかなか面白いですね。
head-hunt
headhunt
bargain-hunt
job-hunt
house-hunt
ネットでは、go head hunting, go head-hunting, go headhunting の使用頻度はあまり違わないようでした。専門家はいずれかを間違った表現だと言うかも知れませんが。apartment の場合は、やはり go apartment hunting が圧倒的でしたが、なかに go apartment-huntingというのもありました。が、さすがにまだ go apartmenthunting はありませんでした。(笑) 最後に余談ですが、個人的には go hunting foxes と go foxhunting の差は、「キツネを狩りに行く」と「キツネ狩りに行く」の違いだと感じます。日常の決まり切ったような行為は後者の方が日本語でも普通ですよね。go apartment hunting の感じも「アパート探しに行く」に似ていますよね。
以上、まとまらなかったかも知れませんが、お役に立てば幸いです。
現在に至るまでの経緯は非常に参考になりました。
また、辞書やネットで調べていただいてありがとうございます。
半年間モヤモヤしてたので、スッキリしました。(笑)
昨日会員になったばかりで、これからも質問するつもりなので
その時はよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
「何々しに行く」の意味での、go doing の用法ですよね。
go shopping at the supermarketとかgo skiing in Hokkaido のように使い、
go shopping to the supermarketとかgo skiing to Hokkaido のようには言いませんから、goの次に来ているものは、This milk has gone bad.:「このミルク腐ってるね」 のbadと同じで、動作と言うよりも状態を表しているのです。別の言い方で言うと、動名詞として考えて、動作を名詞化したものというよりは、状態を表す形容詞、つまり、分詞と考えるのです。
つまり、
go (shopping at the supermarketの状態)になる
とか
go (skiing in Hokkaidoの状態)になる
と言う意味で使われているのです。
分詞は、形容詞と見ることが出来ます。
He is swimming. He is busy.から a swimming man, a busy manができるように、分詞は形容詞としての役割を果たします。
では、なぜ、
>分詞なのになぜfirewoodやapartment(目的語)が前にきているのでしょうか?
と言うことですが、これは、No.2の回答でduosonicさんが言われているように、「二語を分離することのできない決まり文句」だと考えるのが一番簡単でしょう。
より詳しく言うと、概念の独立化が進んでいるのです。日本語で「通学用のカバン」が「学生カバン」となるように、一定のものや動作・状況などがある程度よく見られるものになると、それを説明的言うのではなくて、一言で表現する方が簡単です。そう言った一言化が進んだ結果、本来動詞の後ろに来る目的語が前置されるようになったということです。
1.a boy playing the guitar :「ギターを弾いている少年」
2.a guitar-playing boy:「ギターを弾いている少年」
と同じような現象です。
1では、説明的に、「ギターを弾いている」と後置しているわけですが、これは、a boy playing my guitar:「僕のギターを弾いている少年」のように、ギターは現実に存在する個別のギターのことを指すことが出来ます。
2では、概念化が進んだ結果、個別のギターを指すことが出来ず、単にギターと言うものと言う意味でしか使えません。つまり、a my-guitar-playing boy のような表現はできないと言うことです。
やはり、一つの句として理解すればいいのですね。
概念の独立化が進みこのような句が生まれた。納得です。
ありがとうございました。
昨日、会員になったばかりなので、
これからもよろしくお願いします。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
・go firewood gathering
・go apartment hunting
1.
分詞として分別がされている?ことを僕は知りませんでしたが、やはり:
・leave engine running
、、、のように「名詞 が ~ingしている、~ingしたまま ⇒ 現在分詞」として考えられないですから、「形容詞的に使われている名詞」が「~すること」という動名詞に組み合わさっていると解析するのでしょうね。
2.
むしろ:
・firewood gathering ⇒ まき集め
・apartment hunting ⇒ アパート探し
・job hunting ⇒ 職探し
・horseback riding ⇒ 乗馬
・(これもそうかな?)Christmas shopping ⇒ クリスマスショッピング
、、、それぞれ「二語を分離することのできない決まり文句」として、それ自体が一つの名詞(句)と考えると簡単かと考えます。
ご参考までに。
やはり一つの句として使われるようですね。
そのように理解しないと説明できないですよね。
目的語が前にくるとは....
ご回答、ありがとうございました。
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