プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

建築方法についてとても悩んでいます。

いろいろなサイトで通気断熱WB工法について、様々な意見が寄せられていました。いろいろな考え方や意見があってとても興味深かったです。そんなにこの工法で立てられた家全部が全部、通気口から虫が出てきたり、書いていることとは間逆の結露、カビ生えまくりだったり、その他諸々・・する訳ではないですよね?盛り上がりすぎているものもありましたが、極論は工法云々ではなく、大工の腕次第なのでしょうね。

ただ私としては実際に住まわれている方のご意見を参考にしたいと思っています。資料だけ見ていると大変すばらしい工法で魅力を感じています。大工の腕が良ければ、資料どおり省エネで快適な住宅なのでしょうか?その分建坪の単価は高いのでしょうか?(いくらぐらいなのだろう・・・)ヨドマーズ(?)自体の電気代は安いのでしょうか?などなど、実際に住まわれて率直に感じていらっしゃる貴重なご意見を是非お聞かせください!

A 回答 (3件)

住んでいませんのでご意向に添えませんが、、、



通風が欲しくない気候に、少しでも隙間があれば、隙間風と同じです。
そのための隙間を防げると思えるでしょうか?

>書いていることとは間逆の結露、カビ生えまくりだったり、その他諸々・・する訳ではないですよね?

結露は、空気中の水蒸気が、露天温度まで冷やされれば起こります。
隙間風=通気で冷やされれば、結露してカビが生えるのは、当然の結果です。
一方、きっちり断熱と気密が取れていれば、冷える部分も出来ませんし、通風が欲しい気候の時には、単に窓を開ければ済み、住まい手がコントロール出来ます(通気は24時間換気で安定しています。自然換気でやろうとすると、温度差・風で大きく影響され安定が困難なのです)。

>大工の腕が良ければ、資料どおり省エネで快適な住宅なのでしょうか?

基本が間違っている限り、それはあり得ないでしょう。

次に示す基本を理解出来ていない人が考えたと思われます。
http://www.housedoctor.or.jp/backnumber/bn-038.h …
http://www.shinjukyo.gr.jp/content/shinzairai/sh …
独自の何とか工法とうたっているものは、売り手の都合(差別化をセールスポイントにしたい、施工能力が無いなど)がどうかを想像してみた方が宜しいのではと思います。

ご存知かも知れませんが、裁判に至ったケースです。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/integirity/page00 …

きっちりセオリーを守って建てられた家は、長年経っても住まい手の満足度も高いのでしょう。
今から20年以上前ですが、現在の北海道の次世代省エネ基準をクリアするような断熱気密性能にお住まいの方々です。
http://www.iesu.co.jp/shinbun/2004/2004_1_5/16-1 …
http://www.iesu.co.jp/shinbun/2004/2004_1_5/16-1 …

現在では東京でもこれ以上の性能の家が建てられています。
http://t-ohshita.com/2007/08/20070801-1900.html
    • good
    • 2
この回答へのお礼

早速のご返答ありがとうございます!
そうなんです、いろんな情報を見ているとおっしゃる通り、
基本がなっていないという意見もございました。
訴訟に関しても、掲載いただいたページを以前にじっくりと拝読いたしました。

ただ私の疑問としては、その中にも少ないですが実際に住まわれている方の高評価があったり、また、では何故これだけ基本がなっていないとか言われながら国の認可が下りているのだろうと感じた次第です。通気断熱と言っても、機器以外の場所の機密性は保たれているようですし、それが大工の腕次第なのかと感じました。
実際に住まわれている方のご意見をここでもう一度伺いたいと思い投稿させていただきました。

お礼日時:2009/02/19 12:27

昨年からWB工法の家に住んでいます。

まず、家の性能ですが、引き渡し時のVOC測定の結果は、

トルエン       < 0.01ppm (0.07ppm)
エチルベンゼン  < 0.01ppm (0.88ppm)
キシレン       < 0.01ppm (0.20ppm)
スチレン       < 0.01ppm (0.05ppm)
ホルムアルデヒド < 0.01ppm (0.08ppm)( )内は基準値

で空気のきれいさは、予想どおりだったと思います。
これは家具などを置いていないときの値ですが、この値からして、建材からのVOCの発散量を下回っているようなので、化学物質に対しては効果があるように感じています。

次に、温度ですが、
冬はウチでは朝夕は1階リビング、就寝時は2階寝室だけ20℃設定でエアコンを入れています。妻曰く、昼間は太陽の光で充分暖まるのでエアコンは入れてないそうです。なので、全館空調ではなく、局所だけ暖めています。この冬一番冷えた早朝(外気温が-5℃)に、ウチで一番冷える階段の温度は10℃位でした。普段はもう少し暖かく平均すると毎朝13℃前後まで下がります。13℃くらいだとジッとしていると寒くなりますが、短い時間の移動では殆ど苦になりません。床も第2通気層(保温層)の効果か、あまり冷えません。

夏は、昼間は部屋に風を通して、エアコンを入れないことが多いです。
昨夏は日中の室温が30℃を超えた日が2,3日はあったと思いますが、殆ど30℃を超えることはありません。外出から帰ると、部屋の中がヒンヤリ感じますが、暫くすると、汗ばむこともあるという感じでした。
室温に関しては、宣伝で言われているような性能に近いと思います。

湿度に関しては、
ウチは基本的に24時間換気を付けていませんが、冬は湿度は下がります。太平洋側なので、冬は外気の絶対湿度が低いこともあり、最高で室温が20℃時に33%まで下がったことがあります。乾燥すると、健康にも、暖房効率も良くないので、今は気化式の加湿器を置いて40-50%を維持するようにしています。24時間換気を付けないでも自然と湿度が外気の絶対湿度よりも少し高くなる程度に収まるし、加湿器の加湿量も計算上よりも多く必要なので調湿されている感じがします。

夏は非常に蒸す日は、湿度が70%近くまで上がることがありました。
エアコンの除湿だと気温が下がりすぎるので、除湿器を併用して、60%程度に抑えるようにしています。湿度に関しては、調湿作用は感じられます。WB工法の調湿能力は、過ごしやすい環境を作る助けになっていますが、それだけで全てを賄うには、日本の四季の湿気の変化が大き過ぎるという感じです。

No.1の方が書かれた裁判になったケースですが、
この内容を良く読みと分かると思いますが、WB工法自体の問題と、施工する工務店の問題が混同されて書かれています。私も家を建てる前に、このページを目にしましたが、どこがWB工法だから問題になったのか、どこが施工する工務店の問題なのかを自分なりに噛み砕いて判断した結果、私はWB工法で建てようと決断しました。
その結果、上で書いたような性能の家を建てました。

ただ、私の住まいが冷寒地だったら、間違いなく高気密高断熱の家を建てたと思います。夏場は高温多湿になる太平洋側に住んでいるため、気密シートに頼った壁体内結露対策は、夏型の逆転結露に弱いだろうとの思いと、住宅の性能が気密シートに頼る構造に対して長期性能が続くかという疑問が拭いきれず、WB工法にしました。
住む地域によって、選ぶ住宅も変わると思います。

私の場合は、WB工法の家が欲しいと探していたのではなく、家を建てようと考えてから3年くらい家の勉強をして、いろいろな施工現場を見ました。その中で、一番最後壁に隠れてしまうところの部材も良い部材を使って、施工が丁寧なところが、WB工法の家も建てていたので、WB工法の家を作りました。WB工法の家が欲しいのではなくて、ここで家を建てて欲しいから始まりました。

なので、WB工法と銘打つ家は全て良いかと言われると、上記の裁判の事例や、幾つかのブログでWB工法と謳いながら、正しく施工していない事例を見たりすると、正しく施工出来なければ、どんな家も性能はでないと感じます。特に、WB工法は手間がかかる納めが多いので、細かなところで手を抜くと家の性能はでにくいと思います。建てる側の姿勢が家の性能に直結しやすい工法だとも思います。

参考になれば。
    • good
    • 12

>機器以外の場所の機密性は保たれているようですし、



十分な気密とは、暖房の面ではC値2cm2/m2以下くらい、計画換気の面からは1cm2/m2以下は必要といわれています。
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/102
http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/200
C値の数値実績を確認されてみてはいかがでしょうか?

なお、計画換気の必要性は、人間に必要な酸素の供給、吐いた二酸化炭素の排出にもあって(1人が1時間に必要な換気量は約30m3)、家のVOCが低いからといって換気しないで良いことにはなりませんから(家財からの発生も)、注意してください。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/onhome/note/kanki …
一方、冬、室内は乾燥します(東京の気候で20℃の室温下で20%ほど)が、加湿する場合、壁や隙間が水蒸気を外へ通すことは、その分、大きなエネルギーロスにつながります(夏に冷房する場合も同様です)。
詳しくは次のNo.4にて。
http://oshiete.homes.jp/qa4720406.html

参考までに、東京の場合、暖房が必要な期間は5~6ヶ月、冷房が必要な期間は2~3ヶ月ほどです。
また、浴室でのヒートショックの死亡者数は、全室終日暖房が普及してきている北海道より福岡の方が多いそうです(ヒートショック死者数は交通事故死者数の2倍ほど)。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/plus/2009021 …
こんな現実からも、どんな家を目指すべきかを考えると良いのではないでしょうか。
東京の気候なら、十分な気密でQ値1.5W/m2Kくらいの熱損失係数の家(このレベルは比較的簡単)に、ヒートポンプ熱源の暖房を組み合わせれば、リーズナブルなランニングコストで全室終日暖房が可能です(拙宅では終日22℃空調ですが、パネルヒーターなど輻射暖房であれば20℃ほどで暖かいことでしょう)。
http://nisi93.exblog.jp/9258399/
http://nisi93.exblog.jp/9286162/

住宅断熱施工指導員である一級建築士による、こちらもお読みください。
http://homepage2.nifty.com/arbre_d/faq/q20.htm
http://homepage2.nifty.com/arbre_d/news/news_top …

最後に、平易に書かれている、次の本をご一読されることをお勧めしておきます。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82 …
    • good
    • 5

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!