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 医学部を受けるのに、生物・化学ではなく、物理・生物で受けられるのはなぜですか?
 僕の知り合いに、物理で医学部受けるといって生物をろくに勉強していないため、生物のテストがクラスで最下位で、生物の授業の座席が一番前のスペシャルシートを教師から指定されてたやつがいましたが、そんな生物の知識で医者になられたら恐ろしい、と僕は思ってしまいます。というか、そんなでは医者なんかになれるとは思えません。
 しかし、現実には東大理IIIや慶応の医学部の入試といった超難関でも物理が選択可能です。というか、東大理IIIでは、解答時間の都合から物理選択のほうが圧倒的多い、と聞いたような気がします。そのような入試科目では、実際には生物の知識を持たない学生が多く入学してしまうのではないでしょうか?
 なぜ、大学は生物を必須にしないのでしょう?高坊の生物なんかやってあったところでたいした意味はない、と大学教授はたかをくくっているのか?実は医学は生物学とは無縁の学問だったりするのか?そのへんの事情をご存知の方がいたら教えてください。
 ちなみに、僕は理工系志望で、慶応の医学部が物理選択可能というのは、国立の併願に記念受験して腕試ししてやろう!などと馬鹿なこと考えるには大変好都合なのですが(笑)、まさか、記念受験者に配慮して医学部が物理を採用してるわけじゃないですよね?

A 回答 (8件)

ご質問者は高校生かな? 医学部に限らず少し難関めの理系の学科に進学するとすぐに理由は分かります。



数学と物理は科学の基本です。科学にとっては、文字の読み書きと同じくらいに大切な部分となります。
高校の生物は、大学では習わない分野があるくらいに、ある意味で、お茶を濁したような内容になっています。高校での生物は、細菌学、動物学、植物学、系統学、考古学、発生学など、種々のものからの切り貼りで、大学で習う範囲は必ずしもこの延長にはありません。

医学部は6年間をかけて医者を育てます。生物に絡む応用範囲は入学後に教えるから、高校では基礎はしっかりとやっておけ、という意味です。

ただし、1科目受験が流行り、化学もしくは物理を全く勉強しない合格者が出た反動で、文科省は、国立大には、センター試験で理科3科目を医学部には課すように指導しています。センター試験レベルの生物くらいはやっておけ、ということですね。

なお、国公立2次や首都圏の私立でも、生物で受験できる大学は生物関係学科や文系色が入ったような毛色の変わった学科以外は、意外なほど少ないですよ。これも大学の意図は同じですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
なるほど、物理は科学の基本なのですね。結局医学であっても生物を知っていればいい、というわけではなく、理系なら理系らしく数学も物理も知らなくてはだめだ、ということなのですな。それはいかなる学問もいろんな分野が融合して成り立っているということでもあるのでしょうか?
大変、参考になりました。ちなみに、僕は数ヶ月前までは高校生だったのですが、今は浪人生です(笑)。

お礼日時:2009/05/27 20:24

こんにちは



全部の医学部の入試科目を存じ上げているわけではないですが
まあ実際問題としては

「高坊の生物なんかやってあったところでたいした意味はない」
という感じじゃないですかね?

少なくとも国立大学の医学部に受かるような連中なら
高校の生物なんて、合格して、大学の最初の授業が始まる前までに
サラッと読むだけで、理工系の生徒が逆立ちしてもかなわないレベルまで理解しちゃうような気がしますけど。

>僕は理工系志望で、慶応の医学部が物理選択可能というのは、
>国立の併願に記念受験して腕試ししてやろう!
>などと馬鹿なこと考えるには大変好都合なのですが(笑)
おそらくただの記念受験に終わり、慶応大学への寄付金になると思います笑

しかも医学部の場合、検定料6万円ぐらいじゃないですか?
記念受験するには、ちょっと勇気のいる金額ですね

がんばってください
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この回答へのお礼

 やっぱり、高校生物なんか本格的な大学の理系の学問に比べたら、足元にも及ばないような初歩的な内容でしかない、というわけですね。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/27 20:30

 enma309さん こんばんは



 薬局を経営している薬剤師です。

 今の医学はたとえばガンの治療で幹部を切除する等の物理的治療法をする場合も多々ありますけど、それ以上に薬療法が圧倒的に多いかと思います。ですから私たち薬剤師以外でも医師・看護師も薬の事を知らないとなりません。

 薬がどの程度利くかどうかの判断は、一般的に血中濃度で判断します。逆に言えば、求めて言う効果を出すためにはどの程度の血中濃度にしないとならないかから使用薬剤の使用量が決まる場合が有ります。特に入院患者等で行われる点滴の場合は、1分間に何CC点滴すれば希望の血中濃度になりそして希望の時間効果を長続きさせる事が出来るかを医師は看護師に指示しないとなりません。その時の点滴速度を決めるために使う知識は、「物理化学」と言われる知識が必要になってきます。ですから私たち薬剤師も医師も大学では「物理化学」を学ぶ事になります。
 この「物理化学」と言う学問の基本は「物理」です。そして薬学部や医学部での大学の専門課程で学ぶ「物理化学」を理解する為には、高校で学ぶ程度の物理や数学が理解出来てないと理解しがたい内容を学びます。言ってしまえば、微分積分を多用する学問なんです。以上の理由より、医学部の受験科目に「物理」を課している大学が有るんです。

 医師は私たち薬剤師以上に生物学(特に人間の身体について)に詳しくないとやって行かれない仕事ですけど、「物理化学」を理解してないとカタワな医師と言える位に重要な学問なんです。ですから高校で学ぶ程度の生物学が苦手だと困ってしまいますけど、ある程度物理も理解している必要が有ります。ですから医学部の受験科目に「物理」が有る大学が存在するんです。

 以上何かの参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

 具体的なお話ありがとうございます。物理化学ですか、本屋さんとかの専門書コーナーで名前とかは聞いたことありますが、医療現場でもその物理化学が根底にあるわけですね。医学というのは、単なる人間専門の生物学というだけの学問ではなく、あらゆる“科学”から成り立っている、ということがよくわかりました。
 ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/27 20:42

筑波大医学群の入試では物理が「必須科目」。


化学や生物は「どうせ必要になるのだから」課しません。
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この回答へのお礼

 必須のところもあるんですね。それだけ、物理だって医学には重要ということですね。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/27 20:44

> そんな生物の知識で医者になられたら恐ろしい



そんな知識というか高校生物程度の知識で医師国家試験合格は無理でしょう。
そいつが医者になるときはそんな知識ではないはずです。
大学入学後勉強するんで問題ないでしょう。
勉強は大学入試で終わりではありませんから。
物理を1から大学で勉強しましょう、というときついと思います。
そもそも身に付くのに時間がかかる科目で、教えるのは指導教育力ほぼ0の、教育者ではない研究者様々です。
教育者に教わる方が良いです。
反面、生物は後から学んでも身に付く科目でしょう。
高校生がどっちを学ぶべきか、なら、文句なしに物理でしょう。
そもそも高校生物自体、どういう人がすべき勉強なのか皆目解らない教科に成り下がってしまっています。
指導教育力0の大学人が、高校の学習内容について、専門家の狭い見地からあれやこれや言い過ぎているのでしょう。
高校生が身につけるべき教養、ではなく、専門教育の基礎、の更にその寄せ集め、に成り下がっています。
こういうことは生物に限りませんが。
また、やってもできないのとやらなくてやっぱりできないのとでも違うでしょう。
生物という科目の特徴からして、仮に前者であれば、それは難関大学受験生としてその時点で終わっていますんで、そんなことはないんでしょう。

大学の受験科目は、お題目ではなく、試行錯誤の結果でしょう。
生化受験者と物化受験者とで入学後明確な違いが出るなら、悪い方は消えて無くなるでしょう。
大学人に教育力はありません。
だからバカが入ってきてしまって、後でお前の研究室で面倒を見ろと言われると困りますので。
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この回答へのお礼

 生物のほうがあとからでも身に付けやすい、ですか。だとしたら、例えば、僕は生物は高2で一応生物Iはやったがほとんど勉強しなかったというわけですが、来年東大理Iに入ったとして、大学に入ってから生物の基礎をやったら、何かのきっかけとかで生物系の進路を選択したくなったときにその方面にも進もうと思えば進める、といったこともできちゃったりするんでしょうか?まあ、それ以前に理Iに入れるか、ってところが結構問題ですが(笑)。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/27 20:57

今から40年位前には医学部入試は全科目必修だった(国語・社会も含めて)そうです。

それが緩和されて受験科目が選択できるようになったのです。物理が受験科目にあるのはそのころの名残です。それが10年程前、医学部に入学した学生が高校生物を履修してないことが社会問題になりました。その結果、受験科目を物理・化学・生物の3科目必修にする大学が出てきたのです。
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この回答へのお礼

 やはり、医学を志す人は試験に関係なく、高校レベルの生物は履修するべきですよね。僕は高校時代から、国語や社会、特に倫理が大嫌いなので、理系の生徒にはそんなもんやらせるくらいなら理科3科目やらせろ、なんなら地学もやるから、文系科目を免除してくれ!と思っておりました。でも、実際問題として理系なら本当に理科全部やったほうがいいのではと思います。結局高校時代は入試につかわないという理由で生物の勉強さぼってたわけですが(笑)。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/27 21:05

> 生物系の進路を選択したくなったときにその方面にも進もうと思えば進める、といったこともできちゃったりするんでしょうか?



問題ありません!!

生物未習の連中がいて医学部で問題になる。
よく考えてください。
特に国立医学部に行く連中はどういう連中でしょう?
高校生物くらいで困るようなタマでしょうか?
数学ができません物理が解りませんってのは世の中にいますが、生物って国立医学部に行くような連中がやって理解できないものでしょうか。
何が問題か。
大学教員の指導力不足とカリキュラムの放ったらかしです。
日本のトップクラスの学生を指導できないと公言しているのですから、こりゃもうダメです。
そういう連中が、自らの能力や努力の不足を省みることなく、高校のカリキュラムに口出しするんですな。
専門の基礎教育は大学でやればいい。
高校は大学の基礎教育の場ではない。
ただし、入試科目を増やしたければ勝手にすればいいでしょう。
医者をやるのに国語や社会ができないってのはどうなんだか。
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この回答へのお礼

 返信が遅くなってすいません。
 結局、高校でなにやってようが、大学でその気になってやれば、どうにでもなってしまうってわけですね。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/10 20:21

高校の物理を知っていようが、生物を知っていようが大学の医学は全く関係ありません。

大学の医学は数式なんてほとんど出てきませんし、ひたすら暗記地獄です。別に高校で生物ができたからってえらい医者になれるわけでも医学の才能があるわけでもありません。
一番肝心なのは今の医療の現状を見て、過酷な勤務に耐え、国民に奉仕する覚悟があるのかということです。
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この回答へのお礼

 返信送れてすいません。
 確かに、高校の理科なんかより現在の医療を見据えて医師を目指すことが大事ですよね。ただ、どうも僕の高校で医学部志望だったやつは、単に親が医者だとかというだけの理由で医学部志望ってのがあまりに多くて、とても現在の医療の実状を見て人の役に立とうなどと思ってなどいなさそうなのばっかりで、その点が大変気がかりでしたが。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/10 20:29

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