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バター不足問題はなぜこんなに早く解消されたのか?

社会問題カテゴリとどちらにしようか迷いましたが、特定の食材なのでこちらでお尋ねします。

もうしばらく以前になりますが、バター不足の問題が起きました。
自分は日頃それほどバターを使いませんが、それでも困るほど手に入りませんでした。
なぜバターが不足したかはわかっているつもりです。色々なところで解説もされていました。
生乳は牛に由来するものですから、そう簡単に生産調整(特に増やすことは)できないことはよくわかります。

しかし、その原因から考えると思いのほか早く解消したように感じました。明らかに不足し始めてから半年も経たないうちに普通に手に入るようになったと思いました。
自分はごく一般の消費者なので、スーパーなどの店頭での様子と報道されている範囲でしか情報を得ることはありませんが、言われていたような理由で不足したのなら、こんなに早く解消されたのは合点がいきません。

バター不足はなぜこんなに早く解消されたか、どなたか解説していただけないでしょうか。

A 回答 (4件)

利益率の問題から、乳業メーカーは、生乳から先ずは牛乳を作り、次にヨーグルトなどの乳製品を作り、最後にバターを作る優先順位で生産をしていました。


そこに牛乳が余り気味になったので政府からの乳牛の生産調整などがあり、生乳の量が減らされたところに猛暑が重なり、極端に生乳の生産量が落ち込みました。
更に海外からの輸入バターもコスト高により、輸入量を絞っていましたので、あっという間にバター不足になりました。
また、ちょうど季節的にもクリスマスやバレンタイン対策で通常よりもバターの消費量が急増する間の悪さがあったのもバター不足原因の一つです。

解消された理由は、バレンタイン商戦が終わり、バターの需要が急落しました。
さらに政府からは乳業メーカーに優先的にバターの生産をするように指示が出ましたし、海外からの輸入バターも輸入を前倒しして対応したので、それほど時間が掛からずにバター不足から解消されたのです。
もちろん、各家庭やお菓子メーカー、パン屋さんなどが、代替え品の考案や使用量を減らすなど、バターへの依存率を低くする努力をした事も相乗効果となりました。
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この回答へのお礼

早速のご回答をありがとうございます。

なるほど、供給面だけでなく、需要の季節性もあったのですね。
輸入バターは意識にありませんでした。

初めは同じ乳製品なのになぜバターだけが不足するのか?そのうちチーズなども不足するようになるのか?などと思っていましたが、それについては詳しく報道されたりして理解していたつもりでした。

自分もメーカーに勤めており、需要と供給はなかなか思うように行かないことを日々実感していますが、食品ではなく日用雑貨の類なので、バターのような基礎的食品?で、なおかつ工業生産品の要素もあるものの需給バランスは難しいのだろうな~と感じました。

お礼日時:2010/02/18 11:48

乳製品の業者さんに聞いた話なので


どこまでがホントかはわかりませんが・・・

バターが不足した由来は前の回答者さんのおっしゃるとおりでした。
もうひとつ、そのころ
大手メーカーがチーズ工場を新設のため
生乳をそちらにまわしていたということも。
(これはバター不足になる前から懸念されていました)

回復の早さには
1.洋菓子屋がバターを使わなくてもできるお菓子にシフトしたこと。
 (マーガリンも当然高値になっていたので、逃げ場がなかったようです)
2.バターの供給が戻ったあとも価格がすぐには戻らなかったこと。

当然 以前のような使用量はないので
一時あまり気味になったそうです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

チーズ工場新設ですか…同業者にすれば「よりによって今?!」と思われたかもしれませんね。
工場を作ったメーカーの方も「やっちゃった」感じだったかもしれません。

価格については、回答者No.3のKEKEKO2008さんも書いてくださってますね。
確かにいくらかは影響あるでしょう。
洋菓子屋さんのことも含めて、もちろん需要が減っただろうし、すぐには元に戻らないだろう~とは思いますが、あれほどなかったものが、そんなに余るほどになるものなのか?…という疑問だったのですが、他の皆さんが書いてくださった理由に加えて需要も減ったということかな~と考えれば納得です。

理由は1つじゃないんですね。

お礼日時:2010/02/24 10:01

需要と供給のバランスは難しいですね。

ちょうどそのこと北京五輪まで重なり、外国人観光客、選手村での大需要で中国が買いあさったという話も在りました。中国では、メラミン牛乳など不祥事が相次いでバターの国内生産が追いつかない上に、普段の需要が少ないのでそんなに生産量がなかったのでしょうね。当然五輪が終わり、中国のオリンピック需要も終ったっていう事です。

バター大好き人間の私は、大慌てで買いあさりました。悲しかったですね・・・200円で特売していたバターが一気に400円近い定価になって・・・まあ、これが適正価格だと思うのですが・・・未だに200円特売は帰ってきません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

他にも季節的なことに触れられたご回答がありましたが、オリンピックも含め、大なり小なり影響はあるのでしょうね。オリンピックがあってもメラミン牛乳の問題がなかったら、さほどの影響はなかったかもしれない~ようにも思いますし、需給バランスは一筋縄では行きませんね。

200円の特売がなくなったということは恐らく無理な特売だったのだとは思いますし、最近の食品の安全性に対する不信感を考えると、私たち消費者も安いばかりを求めてはいけないということはわかっているのですが、やはり安いに越したことはない~と思うのも正直な気持ちですよね。

お礼日時:2010/02/24 09:49

行政の指導通りに生乳を捨てると助成金がもらえ


捨てずに活用するとペナルティー
生産調整の名の元に市場に出回らないようになっていただけです

行政が指導の元に生産した生乳を捨てさせていた結果です
捨てるのを一時的に辞めさせたので解消されただけです


ソース元は、知り合いの畜産農家さん
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、信頼度の高い情報源ですね。

生産調整は乳牛を減らすだけかと思っていました。
確かに生乳を捨てるなら手っ取り早い生産調整ですね。

ただ、捨てるのを止めさせることで解消するにしては、不足した期間が長いような気がしますね。
捨てるのを止める判断が遅かったということなのでしょうか…?

お礼日時:2010/02/24 09:41

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